ドクターズガイド

膠原病・リウマチ

 

病気の解説

  • 関節リウマチは全身に起こる炎症性の自己免疫疾患。発熱、疲れやすさ、食欲不振などの全身症状が生じ、関節の炎症が肺や血管など全身に拡がることもある。主に侵されるのは手足の関節で、放置すると、関節が変形したり固まったりして骨や軟骨が壊れてしまう。世界の人口の約1%が罹患していると推定されることから、日本にも100万人以上の患者がいると考えられる。…

    宮坂信之医師
    東京医科歯科大学医学部附属病院 名誉教授

 

記事

  • レディー・ガガ「線維筋痛症」で活動休止  強い痛みが襲って睡眠障害などの原因に。検査では異常が出ないため原因不明の痛みと言われるのが特徴。12月中旬から活動を休止し当分の間、治療に専念する。復帰の予定は…続きを読む→

  • 人口の0.5~1%が発症すると言われる関節リウマチ。かつては不治の病とまで考えられていたが、現在では新しい薬が次々と開発され、大きく転換しつつある。… 続きを読む→

   

実力医師(五十音順)

  • 石黒直樹 (いしぐろなおき)
    石黒直樹(いしぐろなおき) 医師

    名古屋大学医学部附属病院(愛知県) 整形外科 教授 科長

    関節リウマチは、進行性かつ慢性に経過して最後には機能障害をもたらす疾患。しかし、今この概念は大きく変貌している。全てとは行かないまでも大部分の患者では病勢の進行を限りなく遅延させることができるようになってきた。つまり「病気の症状が、一時的あるいは継続的に軽減した状態、…続きを読む→

  • 川合眞一 (かわいしんいち)
    川合眞一(かわいしんいち)医師

    東邦大学医療センター大森病院(東京都) リウマチ膠原病センター(膠原病科)

    日本臨床薬理学会の理事長を務めるなど、薬物治療に造詣が深い。関節リウマチの治療では、各患者の状態と薬の特性を考慮しながら、抗リウマチ薬を中心とした治療を行っている。生物学的製剤も積極的に使うことで良好な治療成績を上げて…続きを読む→

  • 川上純 (かわかみあつし)
    川上純 (かわかみあつし)医師

    長崎大学病院(長崎県) 第一内科 リウマチ・膠原病内科学分野 教授

    「患者さんと協力して病気に対処することを心がけ、実地臨床に即した、患者さんに還元できる研究を進めて行きたいと思っています」(川上医師) 川上医師らは早期関節炎の患者を対象に、…続きを読む→

  • 鈴木康夫 (すずきやすお)
    鈴木康夫(すずきやすお) 医師

    東海大学医学部付属八王子病院(東京都) リウマチ内科 特任教授

    鈴木康夫医師は、東海大学医学部リウマチ内科学 特任教授として付属八王子病院、付属病院(伊勢原)でリウマチ膠原病診療に携わる。外来診療では、積極的薬物療法を行い…続きを読む→

  • 髙崎芳成 (たかさきよしなり)
    髙崎芳成 (たかさきよしなり) 医師

    順天堂大学医学部附属順天堂越谷病院(埼玉県) 院長

    「膠原病内科」は塩川優一名誉教授が1969年に開設以来、同科は難病のひとつといわれる膠原病の基礎的研究や新たな治療法の開発など、本邦における膠原病の診療の発展に中心的な役割を担ってきた。その後、廣瀬俊一名誉教授、橋本博史名誉教授引き継がれ…続きを読む→

  • 竹内勤 (たけうちつとむ)
    竹内勤 (たけうちつとむ) 医師

    慶應義塾大学病院(東京都) 常任理事 教授 診療科部長

    関節リウマチの名医として広く知られ、NHK「きょうの健康」をはじめとする多数のテレビ番組でもおなじみ。厚生労働省難病研究班で研究代表者として活動し、これまで“絶望の病”といわれてきた自己免疫疾患「膠原病・リウマチ」のメカニズムの解明に尽力。画期的な新薬を導入することで寛解へと導くなど、…続きを読む→

  • 田中良哉 (たなかよしや)
    田中良哉(たなかよしや) 医師

    産業医科大学病院(福岡県) 膠原病リウマチ内科・内分泌代謝糖尿病内科 診療科長 教授

    膠原病・リウマチ性疾患の世界的権威。厚生労働省の自己免疫疾患に関する班会議の主任研究者として、治療ガイドラインなどの作成を手がけ、第10回欧州リウマチ学会・年次集会(EULAR 2009)では日本人初のEULAR awardを受賞している。この研究により田中医師は抗リウマチ薬治療の常識を覆し、…続きを読む→

  • 三森経世/(みもりつねよ)
    三森経世(みもりつねよ) 医師

    京都大学医学部附属病院(京都府) 免疫・膠原病内科 科長 教授 リウマチセンター センター長

    膠原病・リウマチ性疾患治療・研究のスペシャリスト。三森医師は慶應義塾大学病院のリウマチ内科において、長らく診療と研究に従事し、膠原病治療に役立つ自己抗体について重要な発見を行うなど、様々な業績を残してきた。2000年10月に、内科の一部門として同院に新設された…続きを読む→

  • 宮坂信之(みやさかのぶゆき)
    宮坂信之(みやさかのぶゆき) 医師

    東京医科歯科大学医学部附属病院(東京都) 名誉教授

    40年にわたり、膠原病とリウマチ性疾患の治療と研究に取り組んできたパイオニア。同院リウマチ科は、重症患者を受け入れる「最後の砦」ともいえる存在であり、最先端の治療や新薬の研究で、日本の医学界をリードしてきた。ガイドラインの作成や学会認定の専門医制度の普及にも尽力し、…続きを読む→

  • 山中寿 (やまなかひさし)
    山中寿(やまなかひさし) 医師

    東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター(東京都) 診療部長

    山中医師が務める同センターは、国内最大規模、世界でも有数の患者数を誇るリウマチ・痛風の専門医療機関。膠原病、関節リウマチ、痛風の診療と、それと関連したリウマチ性疾患の診断、治療を総合的に行っている。山中医師は、同センターの設立当初から痛風やリウマチの…続きを読む→

  • 山本一彦 (やまもとかずひこ)
    山本一彦(やまもとかずひこ) 医師

    理化学研究所(神奈川県) 自己免疫疾患研究チームリーダー

    日本リウマチ学会や日本免疫学会の理事を務める自己免疫疾患のエキスパート。関節リウマチに対しては、活動性を抑制する抗リウマチ薬を中心に治療にあたる。従来の薬では関節炎がよくならない場合や変形が進行する場合には、積極的に生物学的製剤を使用している。…続きを読む→

 

学会・研究会