国内での小児科研修後に渡米。米国で小児科・小児感染症の臨床研修に従事し、臨床医・研究者として多くの成果をあげる。帰国後、国立成育医療研究センターの感染症科を立ち上げ、日本人初の米国小児科学会認定の小児感染症専門医として、日本における小児感染症専門医の重要性を伝えてきた。一方で、日本小児科学会の活動を通じて、国内での予防接種制度の改革活動に精力的に取り組んでいる。
小児科の多様な疾患と幅広い年齢層に対応して診療する当科では、その中でもとくに先進医療・先端医療で治療成果をあげている。その具体例として1)先天性心疾患に対するカテーテル治療、難治性の不整脈治療。2)先天性尿路異常や小児腎不全の診断と治療。3)小児の造血細胞移植、小児がんに対する集学的治療。4)小児の内分泌、代謝性疾患の診断と治療、生活習慣病の指導などがあげられる。更に、当院、並びに関連医療施設における重症、難治性感染症の診断と治療に関する感染症コンサルテーションや抗微生物薬の適正使用にも積極的に取り組んでいる。
齋藤医師は、月曜の新来外来で診療。原則として他の病院や診療所から紹介状が必要。再来は予約制。指名可。
昨年度の平均外来数51人/日。年間のべ外来数12,357人(244日)。
【子どもの予防接種について】
ワクチンで予防できる病気は、ワクチンで予防するという姿勢が重要です。接種時期になったら、接種可能なワクチンは確実に接種することをお勧めします。