ドクターズガイド

酒向正春 医師 (さこうまさはる)

酒向正春 (さこうまさはる) 医師

ねりま健育会病院
院長
デンマーク国立オーフス大学脳神経病態生理学研究所客員教授
愛媛大学医学部 脳神経外科 非常勤講師

専門

脳卒中 リハビリテーション 脳神経外科 認知症治療 脳ドック

医師の紹介

酒向正春医師は、脳卒中リハビリのエキスパート。愛媛大学卒業後、1987年に脳卒中治療を専門とする脳神経外科医となる。20代30代は大学病院や総合病院の第一線で手術に明け暮れる日々を過ごし、2000年デンマーク国立オーフス大学の助教授時代に、脳が持つ自然回復力や脳科学とリハビリの連携を学ぶ。病気の治療以上に人間回復させることが重要と考え、脳リハビリテーション医に転向する。2004年初台リハビリテーション病院で脳卒中診療科長、2012年に新設された世田谷記念病院にて同院副院長および回復期リハビリテーションセンターのセンター長を務める。できるだけ早い段階でリハビリする「攻めのリハビリ」を推奨し、脳科学的診断に基づき確実な成果を上げている。また、ライフワークとして、高齢者や後遺症を持った人にもやさしい街づくりの実現を目指し、「健康医療福祉都市構想」を提言。東京初台地区の「初台ヘルシーロード」や二子玉川地区の超高齢化社会に対応した都市整備にも尽力。

2017年4月1日に開院した大泉学園複合施設では、回復期リハビリテーションセンター「ねりま健育会病院」と介護老人保健施設「ライフサポートねりま」、通所リハビリテーション、訪問看護、訪問リハビリテーション、居宅介護支援事業所の機能を有し、病院長と老健管理者を務める施設長となる。2016年4月より練馬区と連携した練馬健康医療福祉都市構想委員会を始動。

診療内容

酒向医師の回復期リハビリテーションセンターは、脳卒中や頭部外傷等の急性期治療が終了した患者を速やかに受け入れ、多職種協働による徹底したチームアプローチのもと、総合リハビリテーション医療を行う。脳卒中になってから、時間が経てば経つほど、体の麻痺や失語症や高次機能障害などの高次機能障害からの回復が難しくなるという。酒向医師の「攻めのリハビリ」は、脳卒中で倒れた当日か翌日には体を動かして、まずは両足をかかとにつけた状態で背筋を伸ばしてまっすぐ座れるようリハビリを始める。また、早期の在宅復帰を目標に、卓越したリハビリテーション医療とホスピタリティを提供し、機能回復とともに、ADLの改善、生活再建を図ることで「人間回復」を目指していく。退院後には同院と地域病院や施設、地域住民活動との連携によって、慢性期リハビリテーションの継続を推進し、継続できる在宅生活や社会参加を支援した街づくりを進めている。若手医師には教育・育成体制を強化。教育医師スタッフはリハビリテーション専門医&指導管理者、脳卒中専門医、脳外科専門医、脳循環代謝学会評議員、脳ドック学会評議員、呼吸器専門医、内科専門医、整形外科専門医、認知症専門医の体制で、リハビリテーションの専門家を育成している。

脳卒中リハビリについて 詳しくは【⇒ドクターズインタビューを読む⇒】

診療を受けるには

ねりま健育会病院 (回復期リハビリテーションセンター) TEL:
ライフサポートねりま (介護老人保健施設) TEL:
居宅介護支援事業所 TEL:
訪問看護 TEL:
訪問リハビリテーション TEL: にそれぞれ問い合わせる。

医師のプロフィール

経歴
1987年 愛媛大学医学部卒業 愛媛大学脳神経外科入局
1993-97年 十全総合病院 脳神経外科 部長
1997年 愛媛大学医学部 脳神経外科 助手
10年 デンマーク国立オーフス大学脳神経病態生理学研究所助教授
2000年 愛媛大学医学部 脳神経外科 助手復帰、デンマーク国立オーフス大学脳神経病態生理学研究所客員教授
2003年 愛媛大学医学部 脳神経外科 講師
2004-11年 初台リハビリテーション病院 脳卒中診療科科長
2012-15年 世田谷記念病院 副院長・回復期リハビリテーションセンター長
2015-17年 健育会竹川病院 院長補佐・回復期リハビリテーションセンター長
2017年4月 大泉学園複合施設施設長、ねりま健育会病院病院長 老健ライフサポートねりま管理者、愛媛大学医学部 脳神経外科 非常勤講師
主な著書(編集・共著含む)



予防に心がけたいこと

メタボリックシンドロームと高血圧の管理、規則正しい食生活と生活リズム