ドクターズガイド

ドクター・プロフィール

角田美英 医師 (かくたみえ)

角田美英 (かくたみえ) 医師

かくた皮膚科クリニック(東京都)
院長 皮膚科

専門

にきび、脱毛症、一般皮膚科、美容皮膚科全般
コメント↓

医師の紹介

皮膚科のかかりつけ医をめざすニキビ治療のエキスパート。診療のかたわら、ディフェリン(R)ゲル(アダパレン)によるニキビ治療の解説サイトを運営し、治療を挫折しがちな患者へのメッセージを発信している。大手かつらメーカーの顧問医も務めた経験をもち、脱毛症診療にも専門的に携わってきた。「選択する治療法が医学的根拠(エビデンス)に基づいていることが大前提」と考え、メリット・デメリットを確認した上で患者個々に合った治療法を提示することを心がけている。

診療を受けるには

一般皮膚科・美容皮膚科ともに、月曜・火曜・水曜・金曜の10:00~13:00/15:30~19:00。土曜は10:00~14:00。保険診療の場合は保険証を持参する(美容皮膚科は保険対象外で要予約)

診療内容

昔からニキビができても「若い世代なら仕方ない」「ニキビで皮膚科に行っても治らない」とされていたが、現在では「病院で治せるもの」という認識に大きく変わりつつある。そのきっかけとなったのが2008年の「ディフェリン(R)ゲル」(一般名:アダパレン)の保険適用だ。ニキビ治療に詳しい角田医師は「これにより、ニキビ患者のQOLが高まりを見せるようになりました」と語る。
角田医師によれば、現在はディフェリンゲルによる治療が定番となっているという。「小さなニキビ(面ぽうと呼ばれる毛穴の白い詰まり)だけできた程度であれば、ディフェリン(R)ゲルを塗って毛穴の詰まりを取るだけで改善します。しかし初期の段階で受診する人は少なく、悪化して赤ニキビが気になって初めて受診する人が大半ですが、赤ニキビがあるということは面皰もあるということなので、ディフェリン(R)ゲルはこの段階でも有効です」赤ニキビに発展した場合は、ディフェリン(R)ゲルを塗布した後、抗菌薬(ニキビ菌を減少させ炎症を鎮める)を併用することで改善が期待できる。ディフェリン(R)ゲルが角質を薄くするために抗菌薬の浸透が良くなり、赤ニキビへ作用する訳だ。
それではニキビを改善させる上で大切な心がけとは何だろうか。角田医師は「薬を塗ってニキビが良くなったからといって、すぐに中断しないこと」だと指摘する。「新しいニキビができなくなるのできれいに治ったと思いがちですが、薬は続けた方がよいでしょう。1日1回あるいは2日に1回のペースで1年くらいはディフェリン(R)ゲル外用を続けることをお勧めします」
角田医師はニキビなどの一般皮膚科のほか、美容医療にも詳しい。皮膚がクレーターのようになった段階ではディフェリン(R)ゲルは効かないが、同院では美容医療も対応するため、相談の上で適切な医療機関への紹介も可能だ。また、脱毛症治療にも詳しい点が角田医師の特徴である。例えば、多くの中高年男性が悩むAGA(男性型脱毛症)は「プロペシア(一般名フィナステリド)」という内服薬を続けて抜け毛を食い止めるのが現在の治療の主流である。効果によっては外用剤を加えたり(5%濃度のミノキシジル外用など)、頭皮に薬剤を注射する「育毛メソセラピー」に切り替えていく方法もあるという。もちろん女性の脱毛症や、円形脱毛症に関しても症状に合わせて治療を行っている。
「芸能人のかつら疑惑がマスコミで取り上げられると、つい面白おかしく見てしまう人も多いですよね。これは薄毛・脱毛が今なお隠したい秘密にとどまっているからです。しかしAGAは男性ホルモンの影響なのだから、他人が笑うことはないし、本人も恥ずかしいと思わなくてもよいはずです。恥じる気持ちは払拭し、専門医の力を借りることが先決です」(角田医師)
最後に、肌の悩みをもつ患者さんへのメッセージを角田医師に尋ねてみた。「繰り返しになりますが、悩んだら病院に行ってご相談下さい。早ければ早いほど治療効果が上がります。しかし、どこに行っていいかわからない人が多いのでしょうか、進行してから受診する人が多いです。悩んだら、まずは皮膚科にいらっしゃることをお勧めします」

累積症例数または患者数

にきび患者累積患者数5,000人、脱毛症患者累積患者数2,000人

年間症例数

にきび患者年間患者数1,250人、脱毛症患者年間患者数500人

医師のプロフィール

経歴
1988年 東京医科歯科大学医学部 卒業
1992年 順天堂大学皮膚科学教室入局
1998年 社団法人 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
2005年 オザキクリニック勤務
2007年 青山ラジュボークリニック院長
2007年 株式会社アデランス顧問医(~2011年)
2009年 かくた皮膚科クリニック開院
所属学会・認定・資格

日本皮膚科学会(学会認定 皮膚科専門医)、日本美容皮膚科学会、日本臨床皮膚科医会、日本臨床抗加齢学会

予防に心がけたいこと

ニキビを予防する、あるいは最小限に抑えるのに、特定の食品が効くといったエビデンスはない。食事はバランスよく摂ることが大切。ただし、チョコレートなど脂肪分や糖分を含むものを食べるとニキビが出るなど、経験的に自分でわかっているものがあれば避けること。
洗顔時はメイクをクレンジングで落としてからダブル洗顔すること。肌が弱いなら敏感肌用、ノンコメドジェニックと表示のある洗顔料を用いて、泡立てながらやさしく洗う。皮脂を落としすぎるとよくないという説もあるが、きちんと洗った後できちんと保湿すればよい。洗顔しすぎると肌が余計に乾燥して逆効果なので洗顔は1日2回とし、保湿後はきちんと薬をつける。
メイクに関しては、赤ニキビが気になるならグリーン系の下地、色素沈着が気になるならイエロー系の下地を使うとよい。ファンデーションについてはコンシーラー・クリームファンデーション・リキッドファンデーションよりは、パウダリータイプがお勧め。眉、アイライン、リップの3点を強調するメイクで、ニキビに目がいかない工夫をするのも効果的だ。

費用のめやす

ニキビ治療は原則として保険内診療(ディフェリン(R)ゲル含む)。ケミカルピーリングなどの美容医療は自費となる。例えば顔面の場合、グルコール酸・サリチル酸ピーリングは6,000円、乳酸ピーリング8,000円、乳酸ピーリング+クールビタミントリートメント12,000円。
脱毛症治療については、プロペシア28日分10,000円、育毛メソセラピー1回10,000円(6回54,000円、12回100,800円)。

発信メディア(個人ホームページ、ブログ、Twitter、facebook等)

副作用で挫折しないためのディフェリン(R)ゲルによるニキビ治療ガイド: http://www.differin-gel.info/