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藤本智子 医師 (ふじもとともこ)

藤本智子 (ふじもとともこ) 医師

池袋西口ふくろう皮膚科クリニック(東京都)
院長 皮膚科
東京医科歯科大学臨床講師

専門

皮膚科一般、多汗症

医師の紹介

2017年5月より開院した池袋西口ふくろう皮膚科クリニック院長の藤本智子医師は、多汗症を始め、皮膚科全般の治療を行っている。2011年には、度難治性疾患克服研究事業(研究推奨分野)の原発性局所多汗症研究班メンバーとして活躍。多汗症、無汗症などの発汗異常について多くの経験を持ち、特に局所多汗症については段階的な治療(塩化アルミニウム外用療法、イオントフォレーシス療法、ボツリヌス毒素製剤)を行っている。同クリニックには、ハンディタイプの紫外線療法器「エキシマライト光線」と呼ばれる独自の光線を当てる事で、乾癬、尋常性白斑を始め、色々な炎症を伴う皮膚疾患の治療に有効な機器を始め、紫外線治療器(ナローバンドUVB)、イオントフォレーシス(多汗症用)、オートクレーブ(高圧洗浄滅菌器)などの設備を備えており、皮膚科一般診療を行っている。

診療内容

以下のような多岐に渡る疾患についての診療を行っている。アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎(かぶれ)、蕁麻疹、乾癬、薬疹などのアレルギー性・炎症性疾患。帯状疱疹、麻疹(はしか)、風疹、丹毒、蜂窩織炎、白癬(みずむし)、疥癬(かいせん)などの感染症。円形脱毛症、陥入爪(巻き爪)など髪の毛や爪に関係する疾患。白斑(しろなまず)、しみ、多汗症(手足、わきに汗をかく)など皮膚の色や汗に関する疾患。基底細胞がん・有棘細胞がんなど含めた皮膚悪性腫瘍。水疱症・膠原病などの自己免疫性疾患。
特に局所多汗症に対しては、重症度に応じた段階的な治療を実施。塩化アルミニウム溶液による外用療法に加え、2011年にはイオントフォレーシス治療とボツリヌス毒素療法とを開始した。これらを柱に、内服療法などを組み合わせた治療を提供している。腋臭症も重症度に応じて治療が異なり、デオドラント剤や消臭剤を保存的に使用したり、臭いのもととなるアポクリン汗腺を除去する手術を行ったりする。陥入爪に対してのガター法、ワイヤー法、局所多汗症に対してボツリヌス毒素療法なども行っている。

診療を受けるには

診療時間は、9:30~13:00 15:00~18:00。休診日:水曜、日曜、祝日。
また、東京医科歯科大学医学部附属病院 発汗異常外来、水曜日の担当。

池袋西口ふくろう皮膚科クリニックはホームページから事前予約が可能。

医師のプロフィール

経歴
2001年3月 浜松医科大学医学部 卒業
2001年5月 東京医科歯科大学皮膚科
2002年7月 茅ヶ崎徳洲会病院皮膚科勤務
2003年7月 川口工業総合病院皮膚科勤務
2004年7月 武蔵野赤十字病院皮膚科勤務
2005年7月 東京医科歯科大学皮膚科医員
2008年7月 東京医科歯科大学皮膚科助教
2011年7月 多摩南部地域病院皮膚科医長
2014年7月 都立大塚病院皮膚科医長
2017年5月 池袋西口ふくろう皮膚科クリニック開院 院長
所属学会・認定・資格

医学博士、日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医、東京都難病指定医、東京医科歯科大学皮膚科臨床講師、日本皮膚科学会、日本臨床皮膚科医会、日本アレルギー学会、日本皮膚アレルギー接触皮膚炎学会、日本美容皮膚科学会、日本発汗学会、日本ボツリヌス治療学会 代議員

予防に心がけたいこと

局所多汗症は、手のひら・足の裏・わきの下などから多量な発汗がみられる原因不明の疾患である。普段の生活でも汗をかくが、特に高温多湿の環境下や緊張する場面では、発汗がさらに多くなる傾向がある。また、汗をかいていやな思いをすると、その緊張からまた汗をかいてしまうサイクルがしばしみられる。多汗症には段階を踏んだ治療選択枝があり、病気に対する正しい知識を身につけ、治療を選択できるように診療をしていくことで、症状とうまく付き合い対処することが可能となる。

費用のめやす

基本は保健診療。現在原発性重度腋窩多汗症についてはボツリヌス毒素治療が保険適用となり、3割負担の人で約3万円弱。手足のイオントフォレーシス療法については3割負担の人で700円程度。

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