ドクターズガイド

慢性疲労症候群

 

病気の解説

  • それまで元気に生活していた人が、ある日感染症にかかったことがきっかけとなり、その後、座っているのさえつらいほどの激しい疲労が続くようになる。それとともに、微熱、筋肉痛、関節痛、リンパ節の腫れ、思考力の低下、中には抑うつ状態や不安などの症状が認められ、通常の日常生活や社会生活を送ることができなくなるような病態を指す。…

    倉恒弘彦医師
    関西福祉科学大学 学部長(教授) 

 

実力医師(五十音順)

  • 浅川明弘 (あさかわあきひろ)
    浅川明弘(あさかわあきひろ) 医師

    鹿児島大学病院(鹿児島県) 心身医療科 教授 部門科長

    心身医療科に所属し、心身内科を専門領域として、身体のみならず、心、遺伝的因子、エピジェネティック因子、環境・社会的因子、生活史などを把握した全人医療、個別化医療、統合的医療を実践…続きを読む→

  • 木谷照夫/ (きたにてるお)
    木谷照夫(きたにてるお)医師

    市立堺病院(大阪府) 名誉院長 大阪大学 名誉教授

    慢性疲労症候群の研究では日本の草分け的存在である。1990年に日本初めて症例を報告し、当初から「30代の働き盛りで発症する人が多い。疑わしいときには早めの受診を」と訴える。厚生省(当時)の疲労研究班の班長を務め…続きを読む→

  • 倉恒弘彦 (くらつねひろひこ)
    倉恒弘彦 (くらつねひろひこ)医師

    大阪市立大学医学部附属病院(大阪府) 疲労クリニカルセンター 客員教授

    1980年代にアメリカで報告された慢性疲労症候群は、最近ではイギリスやカナダで報告されている筋痛性脳脊髄炎とともに、筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群と診断されるようになってきた…続きを読む→

  • 下村登規夫(しもむらときお)
    下村登規夫(しもむらときお) 医師

    国立病院機構 さいがた医療センター(新潟県) 院長

    「名医が推す名医」の一人に選ばれたこともある神経内科のエキスパート。外来ではパーキンソン病や脊髄小脳変性症をはじめとする神経難病の診療のほか、頭痛外来、睡眠時無呼吸外来、慢性疲労症候群を中心とした慢性疲労外来…続きを読む→

  • 班目健夫 (まだらめたけお)
    班目健夫 (まだらめたけお) 医師

    青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所(東京都) 院長

    院長を務める青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所では、伝統医学では刺絡、現代医学では自律神経免疫治療とよばれる治療に加え、針やモグサの替わりに「気」を用いて治療する気診治療や通常の針灸治療…続きを読む→

  • 松原英俊 (まつばらひでとし)
    松原英俊(まつばらひでとし) 医師

    武田総合病院(京都府) 総合診療科 副部長

    慢性疲労症状のほか機能性身体症候群で認められ、うつ病と捉えられがちな非器質的症状(慢性咳嗽、咽喉頭異常感症、睡眠障害、めまい、息苦しさなど)が胃食道逆流症と強く関連していることを突き止めた功績をもつ…続きを読む→

  • 松本美富士(まつもとよしふじ)
    松本美富士(まつもとよしふじ) 医師

    桑名市総合医療センター 桑名東医療センター(三重県) 内科・リウマチ科 顧問

    リウマチ内科医として豊富な経験を持ち、膠原病、リウマチ性疾患、及び慢性疲労症候群(CFS)とその関連疾患の線維筋痛症(FM)等のスペシャリスト。なかでも、専門医が少なく診断が難しいCFSや、全身の激しい慢性疼痛を訴える…続きを読む→

  • 三浦一樹(みうらかずき)
    三浦一樹(みうらかずき) 医師

    外旭川サテライトクリニック(秋田県) 内科 名誉院長(外旭川病院)

    東北一円で唯一、慢性疲労の鑑別診断と診療を行っている外旭川サテライトクリニックで、慢性疲労外来を担当。今のところCFSに特異的な検査方法は確立されていないため、診療経験豊富な三浦医師の臨床的総合的判断で診断が…続きを読む→

  • 三羽邦久 (みわくにひさ)
    三羽邦久(みわくにひさ) 医師

    みわ内科クリニック(富山県) 院長

    元々狭心症が専門。生活習慣病が得意分野であり、禁煙指導など生活習慣の改善指導に熱心に取り組んできた。総合内科で数多くの患者を診る中で、ストレスの多い現代社会で慢性疲労に悩む人が多い事に気づき、診療と研究に…続きを読む→

  • 村上正人 (むらかみまさと)
    村上正人(むらかみまさと) 医師

    医療法人財団順和会 山王病院(東京都) 心療内科 部長

    慢性疲労や慢性疼痛の治療と研究に取り組んでいる。病歴から発症の背景にある身体的、心理社会的要因を解析し病態の解釈と診断を行う。ストレスに対する感受性や対処能力、社会的スキルや問題解決能力などを探り…続きを読む→

 

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