骨粗鬆症
病気の解説
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骨の溶け出しと骨作りのバランスである骨代謝の異常によって骨強度が低下し、痛みは少ないものの、症状のないまま進行し、軽い転倒等のちょっとしたことでも骨折しやすくなる病気。日本には1300万人もの患者がいると推定され、うち約75%は女性。高齢化に伴ってその数は増加傾向にある。また、脳血管障害に次いで、骨折・転倒は介護・寝たきり要因の第2位であることから、骨折予防の重要性が叫ばれている。…
太田博明医師
国際医療福祉大学 臨床医学研究センター 教授 山王メディカルセンター 女性医療センター長
記事
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骨粗鬆症の発生率、西日本で高い 骨粗鬆症が進むと大腿骨骨折が生じやすい。発生率を都道府県別に集計し西日本で高いことが、食習慣の違いが影響している可能性が…続きを読む→
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レモンを食べると骨密度が上昇 レモンを摂取すると体内のカルシウムの吸収率が上がることで骨密度が上昇し血圧を下げる効果があると発表…続きを読む→
実力医師(五十音順)
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石橋英明 (いしばしひであき) 医師
伊奈病院(埼玉県) 整形外科 部長
日本における骨粗鬆症の権威。レントゲンや骨密度測定・骨代謝マーカー、さらに、骨折の危険度を算出するFRAX(フラックス)等も取り入れ、専門的な骨粗鬆症診療を提供している。一方で、高齢者の骨や関節の病気に…続きを読む→
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市村正一(いちむらしょういち)医師
杏林大学医学部付属病院(東京都) 整形外科 教授
日本脊椎脊髄病学会の認定する脊椎脊髄外科指導医であり、一般向けや医療従事者向けの学会の頚椎疾患に関するガイドブックやガイドラインの策定にも参加。外来センターとして開設された脊髄・脊椎外科センターの責任者を務め…続きを読む→
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太田博明(おおたひろあき)医師
山王メディカルセンター(東京都) 女性医療センター長 教授
女性の健康長寿をめざす女性医療の分野で、日本をリードしてきたパイオニア。複数の疾患で専門医、認定医、教育医など多数の資格を有しているが、特に造詣が深いのは、骨粗鬆症や婦人科腫瘍など女性疾患で日本骨粗鬆症学会理事長を…続きを読む→
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片平弦一郎(かたひらげんいちろう)医師
札幌清田整形外科病院(北海道) 病院長
骨粗鬆症の予防から治療まで一貫したチーム医療で臨む専門外来を率いる。骨粗鬆症の早期発見・早期予防のため、最新の骨密度測定器を使用して診断を行い、骨折予防には個々に応じた薬物療法及び専門スタッフによる生活指導を…続きを読む→
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加藤義治(かとうよしはる) 医師
第三北品川病院(東京都) 院長 整形外科
骨粗鬆症・骨代謝外来では、 加藤医師を中心に5人の専門医が骨粗鬆症・透析骨症・破壊性脊椎関節症・ステロイド性骨粗鬆症などの骨代謝性疾患に対応している。これまでX線のみで行われていた椎体骨折の評価にMRIを導入…続きを読む→
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金子博徳(かねこひろのり) 医師
北里大学 北里研究所病院(東京都) 整形外科 統括部長
股関節外科、骨粗鬆症外来およびロコモ外来を担当。股関節外科、骨代謝、スポーツ整形外科、ロコモティブ症候群を中心に診療を行っている。スポーツ整形外科の副部長も務め…続きを読む→
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斎藤充(さいとうみつる) 医師
東京慈恵会医科大学附属病院(本院)(東京都)
整形外科 准教授(骨代謝,膝関節) 附属病院(本院) 診療部長これまで骨粗鬆症は、骨密度だけが重視されていたが、じつは骨質も骨の強さには関係している。斎籐医師はこの事実を突き止め、骨がもろくなるメカニズムを解明…続きを読む→
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白木正孝(しらきまさたか) 医師
成人病診療研究所白木医院(長野県) 内科 所長
骨粗鬆症の医師主導型研究を行うA-TOP研究会事務局員として、組織の構成、研究計画の立案、アウトカムの評価方法の確立に関わる。また、臨床疫学研究のため、患者集団を登録した大規模コホートを1993年から構築・運営し…続きを読む→
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鈴木敦詞(すずきあつし) 医師
藤田医科大学病院(愛知県) 内分泌・代謝内科学 教授
日々進歩する骨粗鬆症の研究において、近年、糖尿病などの生活習慣病が骨粗しょう症と密接に関係していると考えられるようになった。鈴木敦詞医師は「骨粗しょう症は単なる加齢現象ではなく、内分泌環境の病的変化による…続きを読む→
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宗圓聰(そうえんさとし) 医師
近畿大学医学部奈良病院(奈良県) 整形外科・リウマチ科 診療部長 教授
関節リウマチ、変形性関節症、骨粗鬆症の研究・診療で知られ、特に骨粗鬆症に関しては、わが国の各種診断基準やガイドライン作成の中心メンバーとして活躍している。また、これらの疾患に対する新薬開発のための臨床試験や…続きを読む→
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竹内靖博(たけうちやすひろ) 医師
虎の門病院(東京都) 内分泌センター センター長
骨粗鬆症の中でも特に内分泌疾患などの原因疾患を持つ患者を中心に診療する内分泌代謝の専門医。骨粗鬆症は加齢や閉経以外に特定の原因がないものが大半であるが、様々な疾患を原因とすることも稀ではない…続きを読む→
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茶木修(ちゃきおさむ) 医師
労働者健康福祉機構 横浜労災病院(神奈川県) 産婦人科・分娩部 部長
産婦人科医としての立場から女性の骨粗鬆症の治療や研究に力を入れており、更年期からの健康管理に関するアドバイスも含めた治療を行う。その際は、服用コンプライアンスも重要視している。また、診療における骨代謝マーカーの…続きを読む→
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萩野浩(はぎのひろし) 医師
鳥取大学医学部附属病院(鳥取県) 整形外科・リハビリテーション部 部長
整形外科で骨粗鬆症や関節リウマチなどの治療を行うとともに、リハビリテーション部の部長も務め、運動機能障害などのリハビリテーション医療の充実を図っている。研究分野では…続きを読む→
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林泰史(はやしやすふみ) 医師
一般社団法人巨樹の会 原宿リハビリテーション病院(東京都) 名誉院長
骨密度や、寿命と健康の関係などの研究に取り組む、高齢者医療・骨研究・リハビリテーション医療の第一人者。東京都衛生局勤務時代は、健康推進部長、また、技監という立場から高齢者医療施策の策定にも携わってきた…続きを読む→