ドクターズガイド

小児疾患

 

病気の解説

  • 子どもは大人のミニチュアではない。子どもは常に成長・発達の過程にあり、大人とは違うアプローチが要求されるからだ。その変化は大きく「ステージごとに違う生き物のようだ」と表現する医師もいるほど。疾患も、感染症などの急性疾患以外に神経疾患、循環器疾患、腎疾患、アレルギー疾患、内分泌代謝性疾患、血液疾患などの慢性疾患と多岐にわたる上に、子どもに特有の疾患も少なくない。小児科は正に子どもの総合診療科といえる。…


    五十嵐隆医師
    国立成育医療研究センター総長

 

記事

  • 子供の夏風邪に注意して!!  夏休み真っ最中の子供たちに、夏風邪が流行している。今年は脳炎を引き起こすウイルスも多く見られより注意が必要。予防は、うがいと手洗いで…続きを読む→

  • 食物アレルギーの子供が増加 食物アレルギーを持つ子供が増えている。全公立小中高校の児童生徒の4.5%(40万7千人余り)に卵や小麦などの食物アレルギーがある…続きを読む→

 

実力医師(五十音順)

  • 大薗恵一 (おおぞのけいいち)
    大薗恵一 (おおぞのけいいち) 医師

    大阪大学医学部附属病院(大阪府) 小児科 診療科長 教授

    診療科長として主宰する同院小児科は、腎・骨代謝、内分泌、血液腫瘍・免疫、神経代謝・臨床遺伝、発達障害・睡眠、臨床神経、栄養発育、循環器、臨床ウイルス、新生児の10個のグループによる専門外来を特色…続きを読む→

  • 河島尚志/ (かわしまひさし)
    河島尚志(かわしまひさし)医師

    東京医科大学病院(東京都) 副院長 小児科主任教授

    30年以上にわたって、小児感染症と免疫疾患の研究・臨床を行っている小児医療のエキスパート。難治性の免疫疾患や、近年注目されている自己炎症性疾患、便秘、肝臓疾患、川崎病、神経疾患等に幅広い疾患に精通…続きを読む→

  • 小島勢二/ (こじませいじ)
    小島勢二(こじませいじ)医師

    名古屋大学医学部附属病院(愛知県) 小児科 名誉教授

    白血病や再生不良性貧血といった難治性血液疾患や固形腫瘍の研究・治療を専門とする。キャリアの大半を市中病院の医師として過ごしたという大学教授としては異色の経歴を持ち…続きを読む→

  • 齋藤昭彦 (さいとうあきひこ)
    齋藤昭彦(さいとうあきひこ)医師

    新潟大学医歯学総合病院(新潟県) 小児科 教授

    国内での小児科研修後に渡米。米国で小児科・小児感染症の臨床研修に従事し、臨床医・研究者として多くの成果をあげる。帰国後、国立成育医療研究センターの感染症科を立ち上げ、日本人初の米国小児科学会認定…続きを読む→

  • 新宅治夫 (しんたくはるお)
    新宅治夫 (しんたくはるお)医師

    大阪市立大学医学部附属病院(大阪府) 小児科・新生児科 教授

    小児神経・発達・代謝等11の専門外来を設置。他の機関とも密な連携を図りながら最先端の医療を提供している。日本先天性代謝異常症学会の理事である新宅医師の代謝グループではアミノ酸代謝異常症、プテリジン代謝異常症…続きを読む→

  • 濵岡建城 (はまおかけんじ)
    濵岡建城(はまおかけんじ) 医師

    宇治徳洲会病院(京都府) 小児循環器・川崎病センター長

    川崎病の病因解明と血管障害の長期的動態を研究テーマとし「酸化ストレスと血管特異的biomakerの測定が乳児期の治療と成人期の管理に優れた指標となる」との見解をもつ。難治性川崎病の治療ガイドライン作成…続きを読む→

  • 林泰秀 (はやしやすひで)
    林泰秀(はやしやすひで) 医師

    群馬県赤十字血液センター(群馬県) 所長

    1982年に北関東初の小児専門病院として設立。県内で唯一、小児集中治療部を持つ高度小児医療の中心となっている。院長を務める林医師は小児白血病・小児がん等血液腫瘍疾患が専門。同科では検査を迅速に行える体制を…続きを読む→

  • 本田雅敬 (ほんだまさたか)
    本田雅敬 (ほんだまさたか) 医師

    東京都立小児総合医療センター(東京都) 臨床研究アドバイザー

    ネフローゼ症候群、IgA腎症をはじめとした慢性糸球体腎炎から末期腎不全まで、すべての小児腎疾患の治療にあたる。信条は、どんな腎臓病であってもできるだけ生活(運動、食事)制限をせず、将来進学、就職、結婚へ…続きを読む→

  • 松石豊次郎 (まついしとよじろう)
    松石豊次郎 (まついしとよじろう) 医師

    社会医療法人 雪の聖母会 聖マリア病院(福岡県) 小児総合研究センター・レット症候群研究センター センター長

    日本初の小児総合研究センター・レット症候群研究センターのセンター長を務め松石豊次郎医師は、小児神経学の権威。小児神経発達外来において、発達障害・自閉症・注意欠陥多動性障害・脳性麻痺・精神遅滞・てんかん等に対する最先端医療…続きを読む→

  • 麦島秀雄 (むぎしまひでお)
    麦島秀雄(むぎしまひでお) 医師

    川越予防医療センター・クリニック(埼玉県) 所長

    小児血液がん治療のスペシャリスト。1985年米国留学後、国内でいち早く小児固形腫瘍に集学的治療法を確立し、骨髄移植と術中開創照射を同時で行うという画期的な方法を国内で初めて導入したことでも知られる…続きを読む→

  • 森内浩幸 (もりうちひろゆき)
    森内浩幸 (もりうちひろゆき) 医師

    長崎大学病院(長崎県) 小児科 科長 教授

    米国において感染症専門医トレーニング・コースを修了。感染症診療について日米両国で豊富な経験をもつ一方で、主にウイルス病の病態生理と母子感染に関する研究を精力的に続ける。厚生労働科学特別研究事業「HTLV-1母子感染予防のための…続きを読む→

  • 山口清次 (やまぐちせいじ)
    山口清次 (やまぐちせいじ) 医師

    島根大学医学部附属病院(島根県) 小児科 特任教授

    小児科専門医、臨床遺伝指導医。1980年代初め、日本の小児科医としては早い段階から質量分析(GC/MS、タンデムマス)を用いた先天性代謝異常の研究をスタートさせたことで知られる。その実績から厚生労働省「新生児マススクリーニング研究班」…続きを読む→

     

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