ドクターズガイド

小児外科疾患

 

病気の解説

  • 小児外科が扱う病気は、3つに大別される。1つは先天性の外科疾患。一番多いのは鎖肛(直腸肛門奇形)だが、年間400例ぐらいしか発生しない。先天性食道閉鎖症も多いが,年間150人から200人。小児外科には、患者数の少ない疾患が山ほどある。もう1つは後天的な病気。多いのは脱腸。腸重積症や急性虫垂炎(盲腸)もよく起こる。3つめは小児がん。外科手術だけでは治療できないため、小児血液科、小児腫瘍科が協力して治療にあたる。…

   

実力医師(五十音順)

  • 内田広夫/ (うちだひろお)
    内田広夫(うちだひろお)医師

    名古屋大学医学部附属病院(愛知県) 小児外科 科長

    傷が小さく負担も少ないなど内視鏡手術のメリットを活かし、小児においても内視鏡手術を積極的に採用し、その件数は全国一である。最近では、へそのみからアプローチする単孔式手術「腹腔鏡下そけいヘルニア根治術」を開発…続きを読む→

  • 漆原直人(うるしはらなおと)
    漆原直人(うるしはらなおと)医師

    静岡県立病院機構 静岡県立こども病院(静岡県) 小児外科 科長

    「子どもが好きで小児外科になった」という。子どもたちと友達のように接し、手術においては、可能な限りダメージの少ない施術を目指している。多くの手術を経験している小児外科医の一人で、特に先天性胆道拡張症など…続きを読む→

  • 金森豊 (かなもりゆたか)
    金森豊 (かなもりゆたか)医師

    国立成育医療研究センター病院(東京都) 臓器・運動器病態外科部 外科 診療部長

    新生児から成人に成長・発達する過程を総合的に診る「成育医療」専門の機関。臓器・運動器病態外科部で外科医長を務める、高度医療・難易度の高い手術を必要とする小児に関わり、数々の実績を重ねてきた名医で…続きを読む→

  • 窪田昭男(くぼたあきお)
    窪田昭男(くぼたあきお) 医師

    月山チャイルドケアクリニック(和歌山県) 名誉院長

    小児外科一般に卓越した経験と実績を持ち、患者家族からの信頼も厚い。小児外科、特に新生児外科学の診療に従事、大阪府立母子保健総合医療センターの新生児外科を本邦最高水準にすることに貢献した…続きを読む→

  • 窪田正幸 (くぼたまさゆき)
    窪田正幸(くぼたまさゆき) 医師

    新潟大学医歯学総合病院(新潟県) 小児外科 科長、教授

    小児外科の領域の中でも、新生児外科、小児肝胆道疾患、小児泌尿器、小児呼吸器、小児固形悪性腫瘍、小児内視鏡外科など広範な領域を専門とする。診療科長として、日々、新来患者の診療に当たりながら、多くの症例に接し…続きを読む→

  • 黒田達夫 (くろだたつお)
    黒田達夫 (くろだたつお) 医師

    慶應義塾大学病院(東京都) 小児外科 教授

    新生児疾患、顔面・頚部疾患、肺・気管・横隔膜疾患、食道・胃疾患、小腸・大腸・肛門疾患、肝・胆道系疾患、腹壁・臍・鼠径部疾患といった様々な小児外科疾患に対応している。黒田医師はその高度な医療技術と実績をもとに…続きを読む→

  • 田口智章 (たぐちともあき)
    田口智章 (たぐちともあき) 医師

    九州大学病院(福岡県) 小児外科・小腸移植外科 教授 科長

    厚生労働科学研究事業「小児期からの消化器系希少難治性疾患群の包括的調査研究とシームレスなガイドライン作成」研究班長。腋窩皺切開による先天性食道閉鎖手術や肺葉切除、臍部皺切開による腸閉鎖手術や肥厚性幽門切開手術など…続きを読む→

  • 仁尾正記 (におまさき)
    仁尾正記(におまさき) 医師

    東北大学病院 小児外科 科長 教授

    小児外科の世界的権威。胆道閉鎖症については豊富な臨床経験を誇り、世界の指導的立場にある。小腸移植では、生体小腸移植および脳死移植の両方に取り組むほか、子どもにやさしい低侵襲手術をいち早く取り入れ…続きを読む→

  • 廣部誠一 (ひろべせいいち)
    廣部誠一 (ひろべせいいち) 医師

    東京都立小児総合医療センター(東京都) 院長

    小児外科疾患に関する症例・治療法・医療のあり方などについての論文や学会発表のほか、親を対象にした講演なども多数行う。診療の場面では、それぞれの両親としっかりとした連携をとることで…続きを読む→

  • 前田貢作 (まえだこうさく)
    前田貢作 (まえだこうさく) 医師

    兵庫県立こども病院(兵庫県) 副院長 小児外科部長

    神戸大学医学部を卒業後、小児外科・心臓血管外科・呼吸器外科全般を研修。さらに米国で小児外科の先端医療を学んだのち、帰国して関西地区にて幅広い疾患の診断・治療・研究に取り組んできた。その後関東へ赴任し大学教授として…続きを読む→

  • 連利博 (むらじとしひろ)
    連利博 (むらじとしひろ) 医師

    霧島市立医師会医療センター(鹿児島県) 国際診療部長 小児外科部長

    新生児外科一般、気道系疾患、小児がんを肝・胆道系外科を専門とする。特に胆道閉鎖症のエキスパート。術後ステロイド療法や尿中硫酸抱合型胆汁酸測定による早期発見戦略など、自己肝生存率を高める早期発見・長期管理に取り組む…続きを読む→

  • 山高篤行 (やまたかあつゆき)
    山高篤行 (やまたかあつゆき) 医師

    順天堂大学医学部附属順天堂医院(東京都) 小児外科・小児泌尿生殖器外科 主任教授

    小児外科及び小児内視鏡手術の国際的にも最高レベルの臨床医であり、教育者でもある。年間手術総数は約1,100例、新生児手術総数80例、鏡視下手術220例と日本で最多であり、かつ全国からの難症例を受け入れている…続きを読む→

 

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