在宅医療
病気の解説
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「在宅医療」とは、通院困難な患者に対し、自宅に医療者が訪問して在宅で行う医療のことをいう。突発的な病気に対して行う「往診」とは異なり、主に慢性疾患の患者に対して計画的に行う医療サービスを指す。具体的には、がん、認知症、神経難病、小児麻痺や先天性疾患の小児疾患、うつ病や統合失調症などの精神疾患、寝たきりの高齢者まで、様々な疾患の患者に提供される。…
石垣泰則医師
日本在宅医学会 副代表理事 城西神経内科クリニック理事長 コーラルクリニック理事長
記事
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2025年、団塊の世代が75歳を迎え、高齢化率は30%と世界でも例をみない超高齢化社会に突入します。要介護・要支援者は、750万人超、医療、介護、福祉サービスへの需要が高まり、これを支える医療システムとして、国を挙げて、在宅医療を推進し、体制づくりが始まっています。…続きを読む→
実力医師(五十音順)
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石垣泰則 (いしがきやすのり) 医師
城西神経内科クリニック/コーラルクリニック(静岡県) 理事長
神経内科医、リハビリテーション医として、静岡に開業し、3年前東京に訪問診療専門クリニックを開業。神経難病をはじめ、脳血管障害、認知症などの患者の訪問診療においては20年のキャリアを誇る。その経験の中で、家や家族、地域そのものに治癒力が宿っていることを実感…続きを読む→
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太田秀樹(おおたひでき)医師
おやま城北クリニック(栃木県) 理事長
「医師と患者が信頼関係を築ける医療」を目指し、1992年、全国に先駆けて24時間365日対応で「人生の終焉までを支える」在宅医療をスタート。医師、看護師、PT、薬剤師、栄養士、介護士などがチームを組んでサービスを提供するなど、在宅医療のクオリティ向上を目指している…続きを読む→
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岡田晋吾(おかだしんご)医師
北美原クリニック(北海道) 理事長
「地域に信頼され、貢献できる“かかりつけ医”になろう」という思いから、北美原クリニックを開設。冬が厳しい函館で、病気や老後の不安を抱える高齢者に対して「ここはクリニックですが、なんでも診られます。来院が難しいなら、ご自宅にうかがって診察も治療もします」という姿勢…続きを読む→
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木村幸博(きむらゆきひろ)医師
もりおか往診クリニック(岩手県) 院長
訪問診療に特化したクリニックの院長。在宅医療では約18年の経験がある。「安心、安全、安らかに」という理念のもと、通院が困難になった患者に対し365日24時間体制で診療にあたる。患者層はがん患者から認知症、神経難病など幅広い…続きを読む→
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白髭豊(しらひげゆたか) 医師
白髭内科医院(長崎県) 院長
腫瘍学、腫瘍内分泌学、内分泌学を専門とし、特に緩和ケアに力を入れている。2003年に長崎在宅Dr.ネットを立ち上げ、複数の医師が連携することで、365日24時間の在宅訪問診療への対応を可能にした。2008年から3年間緩和ケア普及のための地域プロジェクトのリーダーを…続きを読む→
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城谷典保(しろたにのりやす) 医師
睦町クリニック(神奈川県) 恵比寿クリニック(東京都) 理事長
消化器がんを中心とした外科医療に従事し、東京女子医科大学病院で長年、在宅静脈栄養法・在宅経管経腸栄養法・在宅緩和ケアで在宅医療支援を行い、患者と家族のその後の生活などを数多く診る。在宅医療は、患者とその家族の生活の両方を診るものであるとしている…続きを読む→
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鈴木央 (すずきひろし) 医師
鈴木内科医院(東京都) 院長
わが国における緩和ケアの草分けである父の鈴木荘一医師(前院長)が、日本に紹介したホスピス、ターミナル・ケアの概念を引き継ぎ、プライマリ・ケア、特に在宅緩和ケアを専門としている。内科医として外来診療を行いながら、その合間を縫うようにして自転車を駆って…続きを読む→
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辻彼南雄 (つじかなお) 医師
水道橋東口クリニック(東京都) 院長
在宅ケアのスペシャリストであり、ライフケアシステム創設者である佐藤智医師の著書に感銘を受けたことが契機となり、東大病院老年病科の職を辞して佐藤医師の門下に入り、以来氏の下で在宅医療を学ぶ。「病気になってからではなく健康なときから死までを診る家庭医」を目指し…続きを読む→
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中野一司 (なかのかずし) 医師
ナカノ在宅医療クリニック(鹿児島県) 理事長 院長
自身が最期まで受けたい医療システムの構築を目指して、1999年に在宅医療の専門クリニックを開設。18年間にわたる現場での経験から、病人ではなく慢性疾患を抱える高齢者が増える超高齢化社会では、病気を治す「キュア」志向の医療から、病気を持ちながら地域で生活することを医療的に…続きを読む→
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長尾和宏(ながおかずひろ) 医師
長尾クリニック(兵庫県) 院長
阪神大震災をきっかけに、地域医療の必要性を実感。1995年に尼崎市(兵庫県)に長尾クリニックを開業。商店街の小さなスペースからスタートした診療所は、現在複数の医師に…続きを読む→
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前田憲志(まえだけんじ) 医師
大幸砂田橋クリニック(愛知県) 院長
日本で初めて在宅血液透析医療を行った腎臓・透析・在宅などの権威。腎研究会賞受賞経験あり。ECUMの開発・在宅血液透析の普及・透析療法の成績に影響するわが国における危険因子の検出・至適治療条件の設定・保存期腎不全治療の推進・糖尿病性腎症の進展防止の推進・透析導入予防の…続きを読む→
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泰川恵吾(やすかわけいご) 医師
ドクターゴン診療所(沖縄県) 理事長
重症患者の延命に心血を注ぐ救命救急センターの医師から一転、住み慣れた土地での療養と静かな看取りを希望する患者のために独自の在宅医療システムを開発。生まれ故郷であり、少子高齢化社会のモデルといえる宮古島でこそシステムが生きると「ドクターゴン診療所」を開設…続きを読む→
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吉澤明孝(よしざわあきたか) 医師
要町病院(東京都) 副院長 要町ホームケアクリニック院長
在宅を含む緩和医療のスペシャリストであり、特に困難とされるがん末期患者等の緩和ケアを一般病棟・外来・在宅で実践。同院では内科・ペインクリニック・緩和医療・在宅医療(1994年~)を担当。2006年に要町ホームケアクリニック開設後は、院長として在宅医療を継続…続きを読む→