ドクターズガイド

ドライアイ

 

病気の解説

  • 目を守る働きを担う「涙」の量が減少したり、質が悪くなったりすることで、目の表面にさまざまな異常をきたす疾患。コンピュータ作業の増加、エアコンなどによる室内乾燥、コンタクトレンズの使用、高齢化などにより患者が増えているとされ、日本では約800万~2200万人の患者がいると推定されている。十分な涙が出ていても質が良くないと、目の表面がすぐに乾いてしまうというのは、近年分かってきたことだ。…


    監修:坪田一男医師
    慶應義塾大学病院 慶應義塾大学医学部眼科学教室 教授

 

記事

  • スマートフォンが一般の生活の場に登場して10年あまり、もはや「使わない」という選択が難しいほど普及しました。そしていま現在も、機能や形、使い方などが、それぞれ様々な広がりを続けています。…
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  • ここ数年目立って増えてきたのがカラコンによる目のトラブルで、もしかしたら失明することも。また、パソコンやスマホによるドライアイなど、目は日常生活を送るうえで非常に大切な役割を持っています。ところが日常のなにげない習慣や行動によって、かけがえのない目がダメージを受ける例が増えて…
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実力医師(五十音順)

  • 有田玲子 (ありたれいこ)
    有田玲子 (ありたれいこ) 医師

    伊藤医院(埼玉県) 副院長

    研究テーマは涙液の安定性、コンタクトレンズと涙液、ドライアイなど。マイボーム腺に関連する疾患の診断、治療にも情熱を傾けている…続きを読む→

  • 内野美樹 (うちのみき)
    内野美樹(うちのみき)医師

    飯田橋眼科クリニック(東京都) 眼科

    大学6年のときに顕微鏡下手術――マイクロサージェリーの面白さを体験し眼科に進みドライアイを専門。日本におけるドライアイについての疫学研究の第一人者…続きを読む→

  • 大橋裕一/ (おおはしゆういち)
    大橋裕一(おおはしゆういち)医師

    愛媛大学医学部附属病院(愛媛県) 眼科 教授

    眼感染症と角膜移植及び屈折矯正手術ではスペシャリスト。大橋医師が診療する”角膜クリニック”はドライアイなど角結膜に関するあらゆる疾患に…続きを読む→

  • 小川葉子 (おがわようこ)
    小川葉子(おがわようこ)医師

    慶應義塾大学病院(東京都) 眼科 特任准教授

    造血幹細胞移植後の眼慢性GVHD研究のスペシャリスト。新しい治療の道を切り拓き、現在は眼慢性GVHD国際診断基準制定委員会の委員長…続きを読む→

  • 木下茂(きのしたしげる)
    木下茂(きのしたしげる) 医師

    バプテスト眼科クリニック(京都府) 理事長

    40年以上一貫して前眼部(角膜・屈折・白内障)の臨床とトランスレーショナル研究を行っており、世界最先端のアイデアと技術を駆使して難治性疾患の治療にあたる…続きを読む→

  • 後藤英樹 (ごとうえいき)
    後藤英樹(ごとうえいき) 医師

    後藤眼科医院(神奈川県) 院長

    慶應義塾大学、東京歯科大学市川病院、マイアミ大学、鶴見大学などで研鑽を積み、2011年に後藤眼科を継承。現在は院長のほか鶴見大学眼科の臨床教授も務め…続きを読む→

  • 島﨑潤 (しまざきじゅん)
    島﨑潤(しまざきじゅん) 医師

    東京歯科大学市川総合病院(千葉県) 眼科 部長 教授

    ドライアイは、一人一人原因や悪化要因が異なるので、症状や検査結果を基に各人に合った治療を提供する。併設のアイバンクと協力し、国内最多の角膜移植を…続きを読む→

  • 下村嘉一 (しもむらよしかず)
    下村嘉一 (しもむらよしかず) 医師

    府中病院(大阪府) 眼科 統括部長

    角膜疾患、眼感染症、角膜移植、眼科レーザー学、難治性角膜疾患に対する治療を研究テーマに活動している。なかでも単純ヘルペスウイルスの潜伏感染と再活性化及び合併症を…続きを読む→

  • 坪田一男 (つぼたかずお)
    坪田一男(つぼたかずお) 医師

    慶應義塾大学病院(東京都) 眼科 教授

    1990年にドライアイ研究会を発足させ、日本のドライアイ治療を牽引してきた。スティーブンス・ジョンソン症候群や自己免疫疾患シェーグレン症候群などの難治性ドライアイの治療を…続きを読む→

  • 中村友昭 (なかむらともあき)
    中村友昭 (なかむらともあき) 医師

    名古屋アイクリニック(愛知県) 院長

    名古屋アイクリニックは1999年に東海地区で初めてレーシックを行なって以来、屈折矯正手術を中心に最先端の医療を積極的に行なっている…続きを読む→

  • 濱野孝 (はまのたかし)
    濱野孝 (はまのたかし) 医師

    ハマノ眼科阪急診療所(大阪府) 院長

    1984年に大阪大学眼科外来に日本初のドライアイ専門外来を設立。涙液検査で使用するフェノールレッド綿糸も、ハマノ眼科で開発された。同眼科には4つの診療所があり、濱野医師は阪急診療所院長…続きを読む→

  • 山田昌和 (やまだまさかず)
    山田昌和(やまだまさかず) 医師

    杏林大学医学部付属病院(東京都) アイセンター(眼科) 教授

    杏林大学医学部付属病院アイセンターで角膜外来を担当し、ドライアイなど各種の前眼部疾患治療の名医として知られている。全層角膜移植や角膜内皮移植などの角膜移植手術…続きを読む→

  • 横井則彦 (よこいのりひこ)
    横井則彦 (よこいのりひこ) 医師

    京都府立医科大学附属病院(京都府) 眼科 病院教授

    ドライアイ研究会世話人、日本シェーグレン症候群学会理事、日本涙道・涙液学会理事を務めるドライアイの診療・研究におけるプロフェッショナル。担当するドライアイ専門外来では…続きを読む→

  • 渡辺仁 (わたなべひとし)
    渡辺仁(わたなべひとし) 医師

    関西労災病院(兵庫県) 眼科 部長

    ドライアイ研究会世話人・大阪大学眼科臨床教授でもある渡辺仁医師が部長を務める関西ろうさい病院眼科では角膜疾患患者が近畿ばかりでなく中国・四国・九州からも評判を聞き…続きを読む→