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10代女性がデング熱に感染

埼玉県在住の日本人10代女性がデング熱に感染した(厚生労働省)。8月下旬に発症し入院中、容体は安定している。女性に海外への渡航歴はなく、国内での感染例は69年ぶりとのこと。

デング熱とは、デングウイルスに感染した蚊が媒介する感染症。ヒトからヒトへは感染しない。高熱や激しい頭痛、関節痛などを発症し回復するが、一部は重症化して死亡するケースもある。対症療法以外の治療法や抗ウイルス薬、ワクチンはない。世界保健機関(WHO)は、アジア、中南米、アフリカなど熱帯・亜熱帯地域で毎年5000万~1億人の患者が発生していると推計。自治体などは他にも患者がいないか調査を実施している。また、全国の医療機関に対し、渡航歴がなくてもデング熱と疑われる症例があれば検査するよう求めた。 女性は東京都内の学校に在学中。8月20日に突然高熱を出し医療機関に入院、国立感染症研究所で血液を調べたところ、抗体検査などで陽性反応が出た。デング熱は通常、感染の3~7日後に突然発熱し激しい頭痛や筋肉痛、発疹などを起こす。海外で感染し国内で発症する例が年200例ほどあり、海外で感染した人のウイルスが蚊を介して女性に感染したのではとのことである。

(2014.08.28.)



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