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麻疹の感染、昨年の3倍超え

麻疹(はしか)の感染が全国的に広がっている。国立感染症研究所では今年1月~9月までの患者数が計115人と発表。昨年の年間患者数35人の3倍を超えていると言う。

都道府県別では、大阪43人、千葉・兵庫それぞれ21人、東京11人。関西空港などで起きた集団感染が大阪をトップに、その他、海外で感染し国内で診断を受ける事例も継続的に起きているとのこと。ワクチンの予防接種を受けていない人に接種を呼びかけ、子どもの定期接種の実施については市町村や医療機関に配慮を求めている(厚生労働省)

麻疹とは、麻疹ウイルスへの感染で引き起こされる感染症。ヒトからヒトへ感染し、感染力は非常に強い。一度感染して発症すると一生免疫が持続するといわれているが、免疫抗体を持たない人が感染すればほぼ確実に発症する。 10~12日間の潜伏期間後に発病し、風邪の症状(発熱、咳嗽、鼻汁など)からはじまり、3日を過ぎた頃から一旦熱は下がり発疹が出始めるが再び高熱が出る。発疹が出始めて3~4日程度で解熱し、発疹は黒ずんだ色へと変わる。重症化したり合併症を引き起こすこともあり、まれに死に至ることもあり、世界的にも警戒されている感染症である。


(2016.09.21.)



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