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車いすの天才物理学者、ホーキング博士死去

イギリスの理論物理学者であるスティーブン・ホーキング博士(76歳)死去。

ホーキング氏は1942年生まれで、英オックスフォード大学とケンブリッジ大学大学院で物理学や宇宙論を専攻し、在学中の21歳の時に体の筋肉が動きにくくなる難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」と診断を受け、車いすの生活となったが、精力的に研究活動を続けケンブリッジ大学で教授を務めた。

1963年ブラックホールの特異点定理を発表し世界的に有名になる。

1971年「宇宙創成直後に小さなブラックホールが多数発生する」とする理論を提唱。

1974年「ブラックホールは素粒子を放出することによってその勢力を弱め、やがて爆発により消滅する」とする理論(ホーキング放射)を発表。量子宇宙論という分野を作った。現代宇宙論に多大な影響を与えた人物で、最年少(32歳)で英王立協会員となる。

1979年ケンブリッジ大のルーカス教授職に就く。

1988年宇宙の魅力をわかりやすく伝える、著書「ホーキング、宇宙を語る」を出版し、世界で1千万部を超えベストセラーとなる。

2000年「人類は今後1000年以内に災害か地球温暖化のために滅亡する。唯一の助かる道は別の惑星に移住すること」などと警告を記した著書を出版。

その他、2007年には急降下する航空機で無重力を体験し、2009年中に宇宙旅行する予定を発表したが、晩年は、太陽系外への探査計画を発表したり、人工知能の悪用を防ぐ団体の顧問を務めたりして、宇宙へ行く夢を抱き続けていた。


(2018.03.15.)



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