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医療機関でのスマホ使用が緩和される

総務省や携帯電話会社などで組織する「電波環境協議会」が、患者が入院する病室などでの使用を認める新指針案をまとめた。 8月にも病院など医療機関で原則禁 止されてきた携帯電話(スマートフォン含む)の使用が一部緩和される見通しである。今までは、携帯の電磁波が医療機器に影響を与える恐れがあるとして電源を切ることを求めていたが、最近は「第3世代」(3G)に移行し、電磁波が弱まっていると判断された。

新指針案は、病室について、医療機器への影響が少ないとして、メールやインターネットの使用を認める。通話も認めるが、人数が多い場合は使用を控えるなどの配慮を求める。 診察室も、メールの受信などのために電源は切らなくていいが、メールの送信やネットの閲 覧は控えるなどの配慮を求める。通話は引き続き禁止。電磁波の影響が心配な機器 から携帯を離す目安は「1メートル程度」。待合室や食堂、廊下などは、通話、メール、ネットのいずれも可能。手術室や集中治療室、検査室などは、生命にかかわる機器が多いので、従来通り使用禁止で電源を切る。

指針には強制力はないが、各医療機関は基本的に指針に沿ってルールを定めている。携帯電話に関しては、総務省が2013年1月に、心臓病患者が装着するペースメーカーから 携帯電話を離す距離を「22センチ以上」から「15センチ以上」に縮め、JR西日本や関西の私鉄、地下鉄も7月から「優先席付近では電源オフ」という呼びかけを混雑時のみに限定 している。

(2014.07.03.)



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