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スギヒラタケで急性脳症に

10年ぶりに秋田県内でスギヒラタケが原因とみられる急性脳症が確認された。 9月30日に20歳代男性が意識障害とけいれんを起こし、救急搬送され病院で急性脳症と診断された。現在は、回復に向かっており、命に別状はないとのこと。男性は9月中旬以降、毎日のように、近くの山で採ったスギヒラタケを食べていたと言う。一緒に食べていた家族には発症者はいない。 スギヒラタケは、秋にスギなどの針葉樹の倒木や切り株状に多数が重なりあって発生する。スギヒラタケの分布は広く、北半球の温帯以北の地域で発生が報告されている。この仲間は日本ではこのスギヒラタケのみが知られている。特徴は、傘の大きさが2~7センチの白いキノコで、初めは円形で後には生長して扇形に開きふちの部分は内側に巻き込むことが多い。柄はほとんどなく、ひだの並び方は密で中ほどが枝分かれする。県内では「スギカノカ」「スギタケ」「シギキノコ」などとも呼ばれている。 2004年にも、原因不明の急性脳症患者が24人相次ぎ、うち8人が死亡。いずれもスギヒラタケを食べており、腎機能が低下している人に多く発症していた。食べて急性脳症の発症の疑いが指摘されているが、まだ真偽は明らかではない。危険性の可能性も大きく安全性が確認されるまで食べない方がよい。県健康推進課はスギヒラタケを食べないよう呼びかけている。

(2014.10.06.)



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