ドクターズガイド

中南米を中心に感染が広がっているジカ熱(ジカウイルス感染症)

南米初のオリンピックの開催で盛り上がった、2016年リオ五輪。

リオデジャネイロの日本総領事館では、日本での感染拡大を懸念し帰国後も体調に注意するよう呼びかけている。

ブラジルに限らず、夏はリゾート地で肌を露出していることも多く蚊に刺されやすく、感染のリスクも高い。中南米や東南アジアで流行している、ジカ熱(ジカウイルス感染症)を始め、昨年一昨年と騒がれたデング熱、マラリア、黄熱ウイルス感染症など蚊を媒介して感染するウイルス感染症。症状がなくても滞在中や帰国後に発症し、人に感染することもある。

【今一番注意が必要なのはジカ熱】

蚊が媒介するジカ熱は、妊娠している女性に感染することで小頭症の子どもが生まれることとの関連が指摘されている。ブラジル国内での感染拡大は続いており、21日の夜リオデジャネイロでオリンピックの閉会式が行われ、その後たくさんの日本人が帰国の途に就く。

今年(上半期)、ブラジル全土でジカ熱の感染が確認された人は約17万4000人、うちリオデジャネイロ州では約4万6000人と言う(ブラジル保険省)。また、世界保健機関(WHO)によると、海外へも急速に拡大しており、2016年2月までに合計44カ国で確認されているとのこと。中南米や東南アジアだけでなく、アメリカなどの先進国にも広がってきている。

国立国際医療研究センタートラベルクリニックの金川修造医師によると、「ジカ熱の症状は発疹、発熱、関節痛、頭痛、結膜炎など、症状が多岐にわたており、潜伏期間は2~12日と言われています。海外滞在中に感染しても、1週間以上経ってから症状が出て、長い人は半年ぐらい症状が続く場合があります。デング熱に比べて症状が軽いことが多く、大人が感染しても症状が出ないか、発熱などの症状が出ても比較的軽いので、ほとんどの場合は自覚症状なしに自然に治癒します」とのこと。

《ジカウイルス感染症の流行地域》

ジカウイルス感染症の流行地域

続きを読む →



感染症の関連情報(医師、医療機関、関連サイト、口コミ) ⇒