ドクターズガイド

横井則彦 医師 (よこいのりひこ)

横井則彦 (よこいのりひこ) 医師

京都府立医科大学附属病院(京都府)
眼科
病院教授

専門

ドライアイ、角結膜疾患、涙液疾患

医師の紹介

ドライアイ研究会世話人、日本シェーグレン症候群学会理事、日本涙道・涙液学会理事を務めるドライアイの診療・研究におけるプロフェッショナル。担当するドライアイ専門外来では、シェーグレン症候群、マイボーム腺機能不全、上輪部角結膜炎、結膜弛緩症などの結膜疾患の他、眼表面疾患の診療をしている。自ら共同開発した最新の検査法や治療法を用いて個々の患者の涙と上皮の状態を的確に診断。病気の重症度と患者のニーズに合わせた治療を行なっている。治療においては患者に合わせた点眼液の選択を行い、重症例に対しては、涙点閉鎖、眼表面・眼瞼の形成術などを行なっている。

診療内容

同科では一般外来の他に14の専門外来を設け、患者のニーズに合わせたきめ細かなチーム医療を行っている。初診ならびに経過の良好な一般的な眼科疾患は一般外来で対応し、専門外来では各医師が専門知識を活かし、最新の検査法や治療法を用いて精力的に診療に取り組んでいる。
ドライアイ外来では、シェーグレン症候群、マイボーム腺機能不全、BUT短縮型ドライアイなどを含むドライアイ、上輪部角結膜炎、結膜弛緩症などの結膜疾患の他、眼表面疾患を対象として診療を行っている。横井医師は的確な診断をするために、各種の非侵襲的、定量的な涙液および上皮の検査機器や結膜弛緩症や涙点閉鎖の手術法などを共同開発し、診療に活かしている。
ドライアイの治療においては患者に合わせた点眼液の選択を行なうほか、重症例に対しては涙点閉鎖や眼表面・眼瞼の形成術を行なうなど積極的に対処している。横井医師が開発した結膜弛緩症のための新しい手術方法と手術器具は、現在全国の500施設以上で活用されている。近年は、BUT短縮型ドライアイの治療や難治性の結膜疾患および涙液減少型ドライアイを確実に治療する新しい外科治療の開発に努めている。ドライアイで苦しむ多くの患者のため、関係各科と協力しながら、より良い治療を提供すること目指し、最先端の治療法の開発に携わっている。

診療を受けるには

紹介状は望ましいが、なくても受診可。予約は不要だが、医師が不在でないか要確認。横井医師の診察日は火曜と金曜。待ち時間は3時間以上になることも。医師の指名は可能。

累積症例数または患者数

結膜弛緩症の手術1,000例以上

年間症例数

手術件数(概数):400例/年(対象、白内障、眼瞼疾患、角結膜疾患、涙道疾患の一部)外来診療一般外来(概数):50~70人/週、ドライアイ外来50~100人/週

医師のプロフィール

経歴
1984年 京都府立医科大学 卒業
1986年 京都府立医科大学眼科学教室 助手
1995年 京都府立医科大学眼科学教室 講師
1996年 オックスフォード大学 ナフィールド眼研究所 研究員
1999年 京都府立医科大学眼科学教室 助教授
2007年 京都府立医科大学眼科学教室 准教授
2016年4月 京都府立医科大学眼科学教室 病院教授
所属学会・認定・資格

日本眼科学会評議員、日本角膜学会評議員、ドライアイ研究会世話人、日本シェーグレン症候群学会理事、日本涙道・涙液学会理事

予防に心がけたいこと

ドライアイは加齢性の疾患であるとともに、さまざまな要因(リスクファクター)が眼に及んで生じます。特に、横井医師が名づけた『3つのコン』(パソコン、エアコン、コンタクトレンズ)は、日常生活にありふれたドライアイの要因です。パソコン作業は、ディスプレイへの視線が下になるようにして、1時間に10分くらいの休憩をとりながら行い、エアコンは、湿度を適度に保つとともに、風を受けないように使用し、コンタクトレンズはつけ過ぎに注意しましょう。