ドクターズガイド

小林暁子 医師 (こばやしあきこ)

小林暁子 (こばやしあきこ) 医師

医療法人社団順幸会 小林メディカルクリニック東京(東京都)
院長 便秘外来

専門

消化機能不全、便秘症、内科的アンチエイジング治療、予防医学、一般皮膚科、美容皮膚科、一般内科

医師の紹介

開業前は、順天堂大学病院の総合診療科医として各専門医との連携のもとあらゆる患者の治療方針を立てて治療を開始し、女性外来の開設にも立ち合ってきた小林医師。「バランスのとれた健康的な心と身体を目指した、身体に負担の少ない医療」を理念とする。最新医療を積極的に導入する、西洋医学だけに頼らず健康保険の使える漢方療法を取り入れる、伝統医学等の知識を応用して生活指導にあたるなど「体質改善により疾患に罹らない身体づくり」「予防医学的生活指導を中心とした診察」を目指す。

診療内容

初診時の流れとしては、まずカウンセリングを行った後、診察・超音波検査のほか必要であれば血液検査などの「便秘検査」を行う。それらの結果を総合し、便秘のタイプを診断。「患者様一人ひとりに合ったお薬と水溶性の食物繊維のサプリメントを処方し食事と運動の指導を行います」と小林医師は言う。
次回の診察は1か月ほど経過を見た後に行う。その際の診察と検査により今後のお薬の服用方法など、治療方針を決めていく。診察結果により、お薬やサプリメントを継続する場合があるが、それによって腸内細菌を正常化し、徐々に善玉菌が増えてくる。ある一定量まで善玉菌が増えると効果を実感できるようになるため、すぐに効果が実感できないからといって途中でやめないようにしたい。
同時に、食事をはじめとする生活習慣を改善する指導(下記『予防としてこころがけたいこと』参照)も行い、便秘の根本改善を目指す。なお、同クリニックで非常勤医師を務める小林弘幸医師は、小林暁子医師の夫であり、順天堂大学医学部教授。大学病院では予約制の便秘専門外来を受けもつほか、アメリカやイギリスの学会でも指導的立場で活動する権威である。小林クリニックで検査を行い、さらに精密な検査が必要な場合などでも、順天堂大学やその他の連携病院でフォローするシステムが整っているため、より安心感をもって診察を受けられる。

診療を受けるには

受付時間は10:00~13:30、15:00~18:00。日曜及び祝日休診。保険診療も自費診療も完全予約制となる。

年間症例数

3200~3500名

医師のプロフィール

経歴
1996年3月 順天堂大学医学部 卒業
順天堂大学総合診療科外来担当医、順天堂大学女性専門外来担当医兼任
2005年 小林メディカルクリニック新宿御苑開設
2012年1月 2度目の移転に伴い医療法人社団順幸会 小林メディカルクリニック東京開院
所属学会・認定・資格

医学博士、日本内科学会認定医、認定病院総合診療医、日本外科学会、日本総合診療科学会、日本肥満学会、日本抗加齢学会、日本美容皮膚科学会

予防に心がけたいこと

大前提として、「リラックス」「適度な運動」「バランスの良い食事」をこころがける。
特に食物繊維は、腸内環境を整えるのになくてはならないもの。腸のはたらきを助け、便通を良くするばかりでなく、コレステロール上昇抑制効果、血糖値上昇抑制効果、肥満防止、動脈硬化防止効果、ダイオキシンなどの解毒効果が報告されている。腸内環境を守るためには、保存料など腸内環境を悪くするような添加物は極力摂らず、ヨーグルト、漬け物、納豆のような発酵性の食品と、食物繊維を同時に摂ると良い。
「便秘解消」「太りたくない」という理由から、下剤を大量に飲むケースもまま見られる。しかし、下剤の使用は自発的な腸の動きを低下させ、便秘を繰り返しやすくするので悪循環である。
日常生活において気を付けたいことは、まず「便意が来たときに我慢しない」こと。繰り返し我慢していると、直腸から脳に送られた排便のサインに対する反応が鈍ってしまう。また、胃にモノが入ると腸が動くので、朝起きたら冷たいお水を飲んで腸にお知らせをすることが大切。何か食べたほうが便は出やすくなるので、朝食はきちんと摂りたい。そして、出る出ないにかかわらず、朝は必ずトイレタイムをつくる。最初は出なくても、毎日習慣づけていくと少しずつ出るようになり、そのうちしっかり出るようになる。なお、慌てて身支度をすると交感神経が高まってさらに便が出にくくなってしまうので、時間に余裕をもって行動すること。
いろいろ説明してきたものの「毎日出さなければ」と気にしすぎるのも良くない。毎日出ていても残便感があったり、常におなかが張っている感じがあるのならば、腸内環境が良いとは言えない。毎日コロコロの便が少しだけ出るよりは、2~3日に1回でもある程度のかたさをもった便が爽快感を伴って出ているほうが健康的だといえる。