ドクターズガイド

中山秀章 医師 (なかやまひであき)

中山秀章 (なかやまひであき) 医師

東京医科大学病院(東京都)
呼吸器内科
准教授 医局長

専門

呼吸器疾患一般、睡眠時無呼吸症候群、呼吸管理

医師の紹介

睡眠呼吸障害、呼吸リハビリ、在宅呼吸法の専門外来を持つ、呼吸器疾患のスペシャリスト。睡眠呼吸障害外来では睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療を中心に、他の医療機関で治療が困難だった例、中枢型SASなどの特殊な病例、過眠、不眠症状の診断・治療も行っている。慢性呼吸器疾患やCOPD、術前術後の低肺機能を対象に呼吸リハビリを実施。新潟睡眠呼吸障害研究会、NPO新潟睡眠障害を考える会の運営に携わり、SASの病気の啓発など社会的活動にも積極的に関わる。4月より移動になり同院呼吸器内科勤務となる。

診療内容

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は睡眠中に大きないびきをかいたり、呼吸が止まる疾患である。寝ているときに気道(喉の空気の通り道)が狭くなったり、塞がるために起こる。「家族などより大きないびきと呼吸の停止が指摘された場合には、ぜひ受診してください。また、日中の眠気や何時間寝ても熟睡感が得られない、朝目覚めたとき頭が重いなどの症状の原因になることがありますので、思い当たったら、ぜひ受診してください。中高年世代で肥満体であるとよりなりやすいのですが、顎の作りが小さくてもなりやすいです。その点で日本人は骨格的になりやすい要素があり、太っていないので大丈夫とは言えないので要注意です」と中山医師は話す。
受診後、精密検査が必要ということになれば、病院に1泊し、睡眠中の呼吸状態や眠りの深さを調べることになる。「睡眠ポリグラフィーという検査で、脳波や心電図、胸部の動き、血中の酸素量などの検査端子を体に取り付けて、一晩寝ていただきます。痛みなどはまったくありません」と中山医師は言う。
治療法としてはさまざまなものがあるが「治療法としてはCPAP(シーパップ)、口腔内装具(マウスピース)、手術などがあります。中〜重症の場合には、CPAPが有効です。これは鼻マスクから気道に空気を送り込み、気道の閉塞を防ぐ治療法です。手術は極端に狭くなった気道を広げる方法ですが、耳鼻科の専門医と相談の上、決定します。軽症の場合や、CPAPが使用できない場合には、口腔内装具(マウスピース)を使用することがあります。この場合にも、専門の歯科医にコンサルトして作成していただきます。また、減量や飲酒を控えるなど生活習慣の改善で症状が軽くなったり、なくなる場合もあります」と中山医師は説明。
SASは心筋梗塞や脳卒中など心臓や血管系の病気が起こりやすくなることも知られている。「適切な治療を行うことが、心臓や血管へのダメージを予防する意味で重要です」と中山医師はアドバイスする。

診療を受けるには

診療は、月曜~金曜 8:00~16:30、土曜(1・3・5) 8:00~12:30。診療時に次回の予約を取る。中山医師の外来担当は、火曜の午前、水曜の午後、木曜の午前。

年間症例数

年間のべ患者数 4,000~4,500人。新患患者数 100~150人

医師のプロフィール

経歴
1990年 新潟大学医学部 卒業
1995年7月~1996年9月 昭和大学 国内留学
1999年7月~2001年6月 米国Wisconsin大学 研究留学
2006年4月 新潟大学医歯学総合病院 助教
2010年12月 新潟大学医歯学総合病院第二内科 講師
2013年4月 東京医科大学病院呼吸器内科 准教授
所属学会・認定・資格

日本呼吸器学会専門医・指導医、日本睡眠学会睡眠医療認定医、日本内科学会総合専門医・指導医、臨床研修指導医、日本医師会認定産業医
日本内科学会、日本呼吸器学会、日本呼吸ケア・リハビリテーション学会(評議員)、日本睡眠学会(評議員)、American Thoracic Society、American Academy of Sleep Medicine、European Respiratory Society

予防に心がけたいこと

肥満は、睡眠時無呼吸の最大の要因になりますが、顔面骨格(特に顎の小さい方)によって、太っていなくても重症になる方がいます。いびきや無呼吸を指摘されるようになったら、早めに受診して検査を受けていただくか、以前より体重が増えていることを自覚された方は、体重をコントロールするため、食生活や運動に心がけてください。自分や家族が無呼吸かも知れないと思ったら、早めに専門医を受診して、検査を受けていただくことも大事です。

費用のめやす

CPAP治療(自己負担額) 約5,000円/月

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東京医科大学病院呼吸器内科: