ドクターズガイド

高口浩一 医師 (たかぐちこういち)

高口浩一 (たかぐちこういち) 医師

香川県立中央病院(香川県)
院長補佐 肝臓内科
診療科長

専門

肝臓、消化器

医師の紹介

高口浩一医師は、2008年4月より香川県の肝疾患診療連携拠点病院となった香川県立中央病院でB型・C型肝炎をはじめ肝硬変、肝細胞がんまで幅広く診断・治療をしている。臨床で多くの患者と向き合い、その経験をもとにさらに深い研究をし、その結果を現場に戻す。経験に裏打ちされた高口医師への信頼は厚い。最近では慢性のC型肝炎に対して「3剤併用療法」という新しい治療法に取り組み、確実に効果を上げている。その経験数の多さに、高口医師のもとには県内のみならず、他県からも患者が訪れる。

診療内容

県内ではじめて肝疾患診療連携拠点病院に指定され、この地方の肝炎治療のリーダー的存在となった同院によせる肝疾患患者の期待は大きい。その期待を担い、B型・C型慢性肝炎、急性肝炎、自己免疫性肝炎、原発性胆汁性肝硬変、肝硬変、肝性脳症、肝細胞がんと肝疾患をオールマイティーに治療しているのが高口医師である。その中でも恐ろしいのが、C型慢性肝炎だという。
「C型慢性肝炎は感染していてもほとんど症状がなく、知らない間に少しずつ進行していきます。それがこの病気の怖いところです。そして、そのまま放っておくと、やがて肝硬変や肝細胞がんへと進行していくのです」この病気に対して、かつてはインターフェロン注射とそれを効きやすくする内服薬リバビリンで対応してきた。「治りやすい2型であれば、この方法で半年間治療を続けると80%以上の方が治癒してくれます。でも、1型では50%ほどしか治すことができませんでした」そこで高口医師が注目したのが「3剤併用療法」という治療法である。「これはこれまでのインターフェロン+リバビリンでの治療にプロテアーゼ阻害剤という内服薬を加えたものです。これにより1型の人でも70%以上が治癒するようになりました。これはとても大きな進歩です」
このようにつねに新しい治療法に積極的に取り組み、治癒率の向上を目指している高口医師。その活動は病院内だけにとどまらず、診療の間をぬいながら、医師向けの情報提供や一般の方への肝疾患の発見と治療の重要性を啓蒙する講演活動など、忙しく飛び回っている。

診療を受けるには

紹介医の予約が望ましい。予約なしでも受診可能。紹介状があれば持参。待ち時間は予約している場合の待ち時間はほぼない。医師の指名は可能。外来日は、水曜・金曜。

累積症例数または患者数

C型慢性肝炎患者に対するペグインターフェロン+リバビリン併用療法は500例以上、3剤併用療法は25例、B型肝炎に対する内服の抗ウイルス剤である核酸アナログ製剤の治療例は150例を越える。また肝細胞がんに対するカテーテルを使用した治療である肝動脈塞栓術は10年間で約2,500例、肝臓がんに対してラジオ波で灼焼するRFA治療はこの10年間で約1,000例にのぼる。

年間症例数

C型慢性肝炎患者は、月に約300名、B型肝炎、肝硬変患者は約50名、肝細胞がんの患者は約50名。
また年間のTAEは180~200回程度、RFAは120回程度。

医師のプロフィール

経歴
1986年3月 岡山大学医学部医学科 卒業
1990年3月 岡山大学医学部大学院 卒業
1994年6月 岡山市立せのお病院 内科医長
1995年4月 福山市民病院 内科長
1997年10月 香川県立中央病院 内科医長
2011年4月 香川県立中央病院 主任部長(診療科長)
所属学会・認定・資格

日本内科学会 認定内科専門医・指導医、日本消化器病学会 専門医・指導医、日本肝臓学会 専門医・指導医、日本超音波学会 専門医・指導医、日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医など

予防に心がけたいこと

ウイルス性肝炎の中で特に気をつけたいB型・C型肝炎の予防で大事になるのは、感染経路を絶つこと。まずは血液感染。こちらはカミソリや歯ブラシなど血液の付着しそうなものを人と共用しないこと。また入れ墨やピアスの器具などからも感染することがある。そしてB型肝炎では感染している人との性行為での感染や母子感染あるため、コンドームの着用や母子感染予防措置が必要である。

費用のめやす

B型、C型慢性肝炎、肝硬変に対する治療は、現在国の肝炎助成制度を使用できるため、ペグインターフェロン+リバビリン併用療法、3剤併用療法とも月1万円から2万円まで(金額は年収による)、6~12ヶ月(一部18ヶ月)の治療期間で治療することができる。

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