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阿保義久 医師 (あぼよしひさ)

阿保義久 (あぼよしひさ) 医師

北青山Dクリニック(東京都)8病院のクチコミ
院長 血管外科、脳神経外科、消化器外科、形成外科、循環器内科、皮膚科、婦人科、小児科

専門

下肢静脈瘤、椎間板ヘルニア、鼠径ヘルニア、胃・大腸内視鏡検査、アンチエイジング、がんRNA干渉療法

医師の紹介

阿保義久医師は、血管外科医のスキルを活かし下肢静脈瘤の日帰り根治手術のノウハウを日本で初めて確立。2000年10月以来32,000脚以上を執刀した。高い安全性と有効性が評価され、今では全国の医療機関で同治療が広がっている。最先端治療法の導入にも積極的で、医療用レーザーを用いた先進の血管内治療の実績は、ここ数年は年間1,000脚程度(2015年は1013脚)。「治療の根治性、安全性を最優先し、満足度の高い医療を提供している」証しは患者への術後アンケートで95%が満足と回答していることからも読み取れる。

診療内容

日本で初めて、下肢静脈瘤の根治手術(ストリッピング手術)を日帰り手術として提供したのが阿保医師である。「それまでは、下肢静脈瘤と言えば、非常に多くの方が悩んでいるにもかかわらず、入院や手術の負担が大きいため、治療をせずに耐え忍ぶ代表的な疾患の一つでした」という。
ちなみに従来の手術は「弁の壊れた静脈を引き抜いてしまう」というもの。
多くは全身麻酔や下半身麻酔で1~2週間の入院で行われ、術後の痛みが強く、出血や神経障害などの合併症が起こることもあったらしい。一方、日帰りの根治手術は麻酔を工夫し、硬化療法をうまく併用することで、安全かつ有効に治療できる。
それを可能にしたのは、東大医学部卒業後、一般外科、麻酔科、消化器外科 血管外科等の豊富な臨床経験を有する阿保医師だからこそ。以来、治療に踏み切れずに悩んでいた多くの患者が一気に治療に進み出したのは阿保医師の大きな功績といえる。
さらに、最先端治療法の導入にも積極的だ。日帰り根治手術を提供し出した当時、既に存在していた、下肢静脈瘤の血管内レーザー治療にも当然着目した。
「しかし、当時の機器は機能がまだ不十分で、治療後の合併症が相応にあり、保険診療で行えるストリッピング手術を凌駕するものでは到底ないと判断したため、導入を見送りました」(阿保医師)
そんな阿保医師が、ようやくレーザー治療の導入に踏み切ったのは2005年から。
治療効果の高い血管内レーザーが国内で使用できるようになり、国内で最初に積極的に開始した。「スタートさせた当初は国内での症例数が不十分なため、学会で積極的に治療成績を発表し、検証を続けてきました。
2007年の国際静脈学会では、ストリッピング手術と血管内レーザー治療の成績や治療満足度を比較し、血管内レーザー治療がストリッピングに匹敵する可能性があることを示しました。また2008年の日本静脈学会ではシンポジストとして、血管内レーザーによる重症例の治療成績について発表し、重症例でも適切な手法を用いればレーザー治療で十分対応できることを示しました。血管内治療の普及が進んだ2015年も、静脈学会で血管内レーザー治療の長期成績を発表し、根治率、再発率、治療満足度の点でストリッピング手術よりレーザー治療の方が優れていてることを報告しました。」(阿保医師)
治療の主流が、高侵襲から低侵襲へ移行するのは、昨今の医療全体の流れだ。血管内レーザー治療も、そうした流れの1つであり、今後も加速度的に進化し、普及していくだろう。
阿保医師は、下肢静脈瘤の種類・病状に応じて最新鋭の2000nmレーザーはじめ、980nm・1470nmレーザー、高周波 (RF)治療機器を使い分けて治療しているが、2000nmレーザー以外は2014年までに保険適用となった。
「保険診療の治療も行っていますが、自費診療の2000nmレーザーを選ぶ方は多いですね。保険適用の機器は根治までに何回も通院しなくてはならないし、硬化療法との併用が必要だったりしますから。ただ、治療の選択肢が広がっているのはとてもいいことだと思います。我慢せずに治療を受ける人が増えていますからね。治療費も含め、手術の仕上り、メリット・デメリット等しっかり説明して、最良の治療法を選んでいただくよう努力しています」(阿保医師)
クリニックが独自に行っている患者への術後アンケートでは「満足」との回答が95%にのぼる。それは素晴らしい数字だが、阿保医師はむしろ「不満足」と回答してきた患者との再コミュニケーションに力を入れているという。
「なぜ不満なのか、理由をお尋ねしてみると、術前の説明と理解が不十分だったことが分かりました。改めてお話させていただいたところ、納得されて、以降お知り合いの患者さんをご紹介いただきました」(阿保医師)

診療を受けるには

診察・治療は要予約(電話受付)。下肢静脈瘤のレーザー治療は保険治療も行っているが、最長波長のレーザー治療は自費診療。初診時に必要な診察時間は、通常1時間程。
2017年より、遠方の方や時間がない方でもより気軽に相談できるよう、Skypeを用いたオンライン診察の対応を始めた。これにより自宅にいながら患部を見せて、手術の可否やアドバイスを聞くことができる。

累積症例数または患者数

下肢静脈瘤の血管内レーザー治療:2000年から10,657脚以上。硬化療法、レッグベインの処置も加えると総計32,000脚以上。

年間症例数

下肢静脈瘤の血管内レーザー治療:ここ数年は年間1,000脚以上。

医師のプロフィール

経歴
1993年 東京大学医学部 卒業
1993年 東京大学医学部附属病院第一外科勤務、虎ノ門病院麻酔科勤務
1994年 三楽病院外科勤務
1997年 東京大学医学部腫瘍外科・血管外科勤務
2000年 北青山Dクリニック開設
2010年 東京大学医学部 腫瘍外科・血管外科 非常勤講師
所属学会・認定・資格

日本外科学会、日本血管外科学会、日本消化器外科学会、日本脈管学会、日本大腸肛門外科学会、日本臨床外科学会、日本抗加齢学会

予防に心がけたいこと

予防法として最も重要なのは、深部静脈圧が高まって表在静脈が深部静脈に合流する弁への血液圧が高まらないようにすること。そのためにまずは血液自体が重くならないこと、つまり、血液中の水分が枯渇したり、血液の粘度が高くならないようにすることが重要。また、ドロドロの血液にならないように緑黄色野菜を豊富に含んだバランスの取れた食生活を心がける、感染症にかからないようにする、太り過ぎないようにすることも大切だ。さらに、深部静脈の圧には重力も関与する。立ちっぱなしの時間が長すぎるのも避けるべきだろう。

費用のめやす

2000nmレーザー治療…片脚 200,000円(税別)、両脚 400,000円(税別) 、手術材料 50,000円(税別)
980㎜・1470nmレーザー治療、高周波(保険適用)…片脚 3割負担53,060円~69,560円/1割負担21,690円~27,190円
両脚 3割負担96,140円~112,640円/1割負担36,050円~41,550円
手術材料・備考…(術後硬化療法を追加するので、総治療費は片足10万円程度・両足20万円程度弱/3割負担)

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北青山Dクリニック 下肢静脈瘤治療について(動画):