ドクターズガイド

赤星隆幸 医師 (あかほしたかゆき)

赤星隆幸 (あかほしたかゆき) 医師

三井記念病院(東京都)34病院のクチコミ
眼科
部長

専門

白内障

医師の紹介

世界の失明原因の第一位である白内障の新しい手術法「フェイコ・プレチョップ法」の考案者として知られる赤星隆幸医師は、白内障治療のパイオニアであり、世界的トップランナー。国内では年間約10,000件の白内障手術をこなし、その数は日本一。自ら開発した知識や技術を広めるべく、海外の大学の眼科客員教授を併任しており、手術教育にも尽力している。今までに、世界66カ国で白内障手術に関する学術講演や公開手術を行い、現在でも海外の学会からの招聘を受けて、世界中を飛び回っている。

白内障手術の分野で最も貢献した眼科医に授与される第10回Kelman賞の2017年度受賞者に日本人として初めて赤星医師が選ばれました。
2017年3月にギリシアで授賞式が行われました。

現在、委託執刀医として秋葉原アイクリニック日本橋白内障クリニック
2施設で手術も行っている。

診療内容

点眼麻酔による日帰り手術風景.jpg赤星医師の手術は圧倒的に早い。「通常は3~4分。最短で、片目1分28秒で行ったことがあります。呼吸器に疾患のある患者さんで、長いこと仰向けでいることが困難な方でした」(赤星医師)
もちろん、スピードを競っているわけではない。
「手術に時間がかかると、創口のみならず角膜に負担がかかり、術後に乱視を生じたり、角膜が濁って、視力回復が遅れます。また術中、長時間眼球に灌流圧が加わると、視神経を圧迫して、緑内障の視野障害が悪化することもあります。また手術時間が長くなると、細菌感染のリスクも高まります。時間をかけないことは、患者さんへの負担とリスクの軽減につながるのです」(赤星医師)
スピードを可能にしたのは「フェイコ・プレチョップ法」。従来の手術法では、濁った水晶体を片端から超音波を使って砕いて吸い取っていたのを、超音波をかける前に、水晶体をプレチョッパーという特殊な器具で、細かく分割しておくことで、超音波をかける時間をそれまでの1%程度にまで短縮できるようにした。さらに、わずか1.8ミリという創口の小ささも特徴だ。「極小切開」を実現させたのは、やはり赤星医師考案の特殊なインジェクター。
「1.8ミリの創口から、直径6ミリの眼内レンズを挿入します。遠近両用や乱視用のレンズもあるので、老眼や乱視のない良好な視力を回復することもできますよ」(赤星医師)
注射ではなく点眼麻酔、角膜切開なので出血も一切なく、術後すぐに物を見ることができ、眼帯なしで歩いて帰ることができる、ワーファリンなどの抗凝固薬を服用中の患者でも手術を受けられる…など、現在到達しうる限りの低侵襲治療、それが赤星医師の「極小切開超音波白内障手術」といえるだろう。
赤星医師は、こうした自ら開発した手術器具や技術を世界に広めるべく、海外の4つの大学の眼科客員教授を併任して、手術教育にも尽力している。今までに、世界66カ国で白内障手術に関する、学術講演や公開手術を行っており、現在でも海外の学会からの招聘を受けて、ほぼ毎月のように世界中を飛び回っているという。その傍ら、日本国内では三井記念病院以外での手術も含め、年間約10,000件の白内障手術をこなしており、その数は日本一だ。
「手術に関しては一切妥協しません。最善の材料、最善の技術をもって、患者さんにとって一番いい治療をするのが僕の信念であり、三井記念病院のポリシーです」(赤星医師)

フェイコ・プレチョップ法

近年多焦点眼内レンズを用いた手術が総手術件数の約17%と増えており、特に3焦点眼内レンズの移植数に関しては日本一の実績を誇る。術前から乱視がある症例には、全例乱視矯正用のトーリック眼内レンズ(保険適応)を使用しており、その割合は全手術症例の約40%と、これも日本一の実績を誇る。

診療を受けるには

予約制。電話予約センター:0120-863-212または03-3862-9207。
日曜・祝日・年末年始(12月30日~1月3日)・4月第2土曜日休診。

赤星医師の手術を受けるには、紹介状が必要。(手術後は2~3ヶ月間の定期的な診察が必要となることから、手術後の経過観察のために手術日までに自宅近くの眼科医師の紹介状持参を求められる) 。
初診予約可能。初診時には、初診担当医師が診察を行い、手術に必要な諸検査を済ませる。受診は月曜から土曜の何曜日でも構いません。術前検査のデータが揃った所で、赤星医師の診察となる。眼科以外の全身疾患に関して、病状や投薬内容の問い合わせ状をお渡ししますので、そのお返事を手術日までに持参。三井記念病院では全身的な合併症のある患者さんを入院手術(個室のみ)で受け入れ。全身的に問題のない方は、クリニックでの日帰り手術で対応しています。手術設備、使用する眼内レンズはまったく同じです。手術までの待ち期間は、外来手術:2~3ヶ月。入院手術:3ヶ月(2017年6月現在)。緊急を要するケースは緊急手術で即日対応する。

早めの日帰り手術を希望の方は、近隣の
秋葉原アイクリニック(http://akihabara-eye.com/)」または
日本橋白内障クリニック(http://www.nihonbashi-hakunaisho.com/)
(いずれも厚生労働省指定、先進医療認定施設)へ。

年間症例数

1.8ミリの極小角膜切開で、年間約10,000件の白内障手術を行っている(2106年度10,259件)
日本橋白内障クリニック(2016年度3,102件)
秋葉原アイクリニック(2016年度3,427件)

医師のプロフィール

経歴
1957年生まれ
1982年 自治医科大学卒業
1983年 自治医科大学眼科研究員
1986年 東京大学医学部付属病院眼科医員
1989年 東京女子医科大学糖尿病センター眼科助手
1991年 三井記念病院眼科科長
1992年 三井記念病院眼科部長 現在に至る

-ほか役職-
Harbin医科大学眼科客員教授、Fudan大学(旧上海医科大学)眼科客員教授、米国イリノイ大学眼科客員教授、アラブ首長国連邦 AEMED眼科客員教授
所属学会・認定・資格

American Academy of Ophthalmology(AAO), American Society of Cataract and Refractive Surgery(ASCRS), European Society of Cataract and Refractive Surgery(ESCRS), Asia Pacific Association of Ophthalmology(APAO), International Intra-Ocular Implant Club会員、日本眼科学会眼科専門医