ドクターズガイド

谷井久志 医師 (たにいひさし)

谷井久志 (たにいひさし) 医師

三重大学医学部附属病院(三重県)8病院のクチコミ
精神科神経科
准教授

専門

パニック障害、統合失調症、気分障害、不安障害、認知症

医師の紹介

谷井久志医師は、パニック障害、社会不安障害、老年期うつ病、遅発性統合失調症などの臨床・研究を長年続けてきたこの分野のプロフェッショナル。パニック障害の治療ガイドラインの作成にも携わった。病院での診療をこなす一方、三重労働局メンタルヘルス相談医、三重県自殺予防推進部会委員、「心の健康に光トポグラフィー検査を応用する会」会員など、社会活動も積極的におこなっている。治療は、まず問診と心理検査、血液検査などを行い、治療としては薬物療法と、症状に応じた心理療法および行動療法を行う。

診療内容

最初に精神科医になったきっかけを尋ねると、谷井医師からこんな答えが返ってきた。
「こころのケアに強い関心を持っていたためですね」
体に傷を負ったりケガをした場合には、外科的処置で治療をする。心に傷を負った場合は、精神的な治療をする。その治療はどのようにしておこなわれるのか。どうしたらケアできるのか。そこに強い関心をいだき精神薬理学(悪性症候群)、老年精神医学(アルツハイマー病、老年期うつ病)、パニック障害の臨床遺伝的研究などを専門分野とするようになった。では、実際のパニック障害の治療はどのようにして進めていくのだろうか。「まず問診と心理検査、血液検査などをおこないます。そしてそれらを総合して病状を判断し、それに合った治療を考えていきます。治療としては薬物療法と、症状に応じた心理療法および行動療法をおこないます。もちろん、薬物療法で使う薬はできるだけ副作用の少ないものを選択します」問診から各種検査、治療への流れはあるものの、画一的ではない。それぞれの病状によって対応が変わってくるのだ。だからこそ、谷井医師は個々の患者に合わせた、きめの細かい診療を心がけているという。
「患者さんの苦痛に寄り添い、ともに歩むべく日々の診療活動をおこなっております」
心の問題は自分一人で解決するのが困難なことも多い。そこで谷井医師のような専門家による治療を受けることが、大きな助けとなる。
「患者さんが必要な診察や検査を受け、薬物治療や精神療法、行動療法など適切な治療を受けることで本来の自分らしさを取り戻し、再び生活に楽しみを見出すことができるようにお手伝いしたいと考えています」(谷井医師)
患者の苦痛を包み込むようにサポートするだけではなく、そこから一人で歩いていけるように道をつくるような診療。それが同医師のやり方だ。最後に今後の展望ややっていきたいことについて訊ねてみた。「こころの健康がからだの健康とっても良いと思います。医学の進歩を取り入れて患者さんの診察に生かしたいと念じております」
ストレス社会と言われて久しい現代、谷井医師のような存在がますます重要になってくるのは間違いない。

診療を受けるには

初診再診ともすべて予約制で、紹介状も必要。谷井医師の診察を希望する場合は、電話で予約日時を確認のうえ、谷井医師の木曜日初診診察希望と伝える。

医師のプロフィール

経歴
1992年3月 大阪大学医学部 卒業
1997年3月 大阪大学大学院医学研究科卒業・医学博士号取得
1997年8月 カロリンスカ研究所(スウェーデン)研究員
2001年6月 大阪大学医学部精神医学教室
2003年8月 三重大学医学部精神神経科学講座
2004年1月 三重大学医学部精神神経科学講座・講師
2007年8月 三重大学大学院医学系研究科・臨床医学系分野・精神神経科学分野・准教授
所属学会・認定・資格

日本生物学的精神医学会(評議員)、日本神経精神医学会(評議員)、日本不安障害学会(評議員)、日本統合失調症学会(評議員)、日本精神神経学会(専門医、指導医)、日本老年精神医学会(専門医、指導医)、日本分子生物学会、日本精神科診断学会、日本精神障害予防研究会など

予防に心がけたいこと

タバコやコーヒーでパニック発作が起きることがあるが、健康的な日常生活を送ることはパニック障害を悪化させないことや予防する上でも大切である。また、体にいろいろな症状が出ても、その原因が分からない場合も多いため、早い段階での専門医への受診を勧める。

費用のめやす

通常の保険診療でおこなうが、心理療法の場合に別途の費用負担が生じる場合もある。