ドクターズガイド

福田能啓 医師 (ふくだよしひろ)

福田能啓 (ふくだよしひろ) 医師

医療法人協和会 第二協立病院(兵庫県)2病院のクチコミ
院長 内科

専門

消化器内科一般、ヘリコバクター・ピロリの診断と治療(胃潰瘍・十二指腸潰瘍)、クローン病の栄養療法、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)の内科治療、消化吸収障害、腸内細菌、臨床栄養、生活習慣病

医師の紹介

福田能啓医師は、日本で最初にピロリ菌の培養に成功した兵庫医科大学消化器内科出身で、保険適用前からピロリ除菌についての研究結果を発表している除菌治療のパイオニア。日本ヘリコバクター学会理事長を務め、学会のガイドライン作成にも参加し、国内のピロリ菌の診断と治療をリードする存在である。胃がん撲滅のための「二十歳のピロリ菌除菌」を提唱。ピロリ除菌後の食欲増進によってひきおこされる肥満や炎症性腸疾患は生活習慣病と呼ぶべき病態であるとし「食生活の和食化」を原則とした食事指導も行っている。

2015年より第二協立病院の院長に着任。リハビリテーションを中心とした病院で、種々の障害を受けた多くの患者の社会復帰の支えとなり応援している。

診療内容

福田医師は、日本で最初にピロリ菌の培養に成功した兵庫医科大学消化器内科出身で、保険適用前からピロリ除菌についての研究結果を発表している。除菌治療のパイオニアであり、除菌不成功例に関しての研究も行っており「二十歳の除菌」を提唱している。「成人になったらピロリ感染を調べて、陽性だったら除菌を考えてみては」と言う。
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎、胃がんなどの病気の発症にピロリ菌がかかわっており、ピロリ菌除菌で潰瘍再発がおこらなくなり、胃がん発症のリスクを低くさせることができると福田医師は強調する。ピロリ菌に感染しているかどうかを調べるためには、血液を用いる方法(抗ヘリコバクターピロリ抗体測定)と便を用いる方法(便中ヘリコバクターピロリ抗原測定)、呼気を用いる方法(尿素呼気試験)、内視鏡検査時の組織を用いる方法(迅速ウレアーゼ試験)などを実施する。ピロリ菌の除菌治療にはプロトンポンプ阻害薬+クラリスロマイシン+アモキシシリンを1週間服用する(3剤併用療法:一次除菌)。治療終了後4週以上経ってからピロリ菌検査をもう一度行い、陰性であれば「除菌成功」の可能性が高いが、陽性であった場合には、除菌失敗と判断し、プロトンポンプ阻害薬+メトロニダゾール+アモキシシリンを一週間服用する(3剤併用療法:二次除菌)。血中抗ヘリコバクター・ピロリ抗体の陰性化が確認されれば、除菌治療は成功と判定できる。
ピロリ菌は小児期に感染すると考えられており、同院では2010年より文部科学省と厚生労働省の助成を受け、篠山市と連携し、小児科の奥田真珠美准教授を中心にピロリ菌の感染源の特定に関する研究を開始している。市内の保育園・幼稚園・小学校の園児や児童を対象に感染率調査を実施している。福田医師は「これからは病気にならないよう予防する時代ですね。感染経路が解明できればピロリ菌を撲滅することも可能」ではないかと、研究成果に期待を寄せている。

診療を受けるには

福田医師の診察は病院に要確認。

累積症例数または患者数

ピロリ菌除菌:2,000例以上。クローン病:800例程度。

年間症例数

1日30~50例。

医師のプロフィール

経歴
1975年 3月 弘前大学医学部 卒業
1978年11月 東京都立駒込病院消化器内科 医員
2002年 4月 兵庫医科大学消化器内科・助教授
2006年 8月 兵庫医科大学臨床栄養部・教授
2008年11月 兵庫医科大学地域総合医療学・主任教授
兵庫医科大学ささやま医療センター・病院長、兵庫医科大学ささやま老人保健施設・施設長
2015年 第二協立病院 院長
所属学会・認定・資格

日本消化器病学会専門医・指導医・財団評議員、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医・学術評議員、日本内科学会認定医、日本ヘリコバクター学会感染症認定医・理事長、日本静脈栄養学会認定医・指導医・理事、日本プライマリ・ケア学会代議員、日本在宅医療学会理事、日本在宅静脈経腸栄養学会・監事、日本胃癌学会会員

主な著書(編集・共著含む)

『クローン病ってこんな病気-食生活から見直す』(2012年 診断と治療社)amazonでみる⇒
『最新内科学大系:胃炎 胃粘膜防御機構-Helicobacter pylori』(中山書店)
『最新内科学大系:消化管疾患 Helicobacter pylori 除菌療法の現況』(中山書店)
『クローン病ってどんな病気』(1998年 診断と治療社)amazonでみる⇒  
『潰瘍性大腸炎ってどんな病気』(2000年 診断と治療社)amazonでみる⇒ 
『クローン病ってこんな病気』(2012年 診断と治療社)amazonでみる⇒  
『消化管機能と栄養』(最新内科学大系:肥満症・臨床栄養、中山書店)

予防に心がけたいこと

高脂肪・低繊維食・低発酵成分であるいわゆる欧米食の摂取過剰に注意を強調しています。炎症性腸疾患やアレルギー関連疾患の多くが、食生活の見直しや改善で予防できると考えています。乳酸発酵食品や繊維分の多い食事を摂取すると腸内細菌叢が改善し、便秘、大腸憩室、大腸がんなどの病気を予防することができます。筋肉中に乳酸や活性酸素が蓄積し過ぎない程度のウオーキングをするように心がけたいものです。

費用のめやす

原則として保険診療