ドクターズガイド

真野富也 医師 (まのとみや)

真野富也 (まのとみや) 医師

多根記念眼科病院(大阪府)
院長 眼科

専門

白内障、緑内障、角膜移植、屈折矯正手術(レーシック)、網膜硝子体手術

医師の紹介

多根記念眼科病院は、欧米にあるような眼科専門病院を我が国にも作りたいということで、1988年にベッド数58床の眼科専門病院として誕生した。網膜硝子体手術では全国で2番目の症例数を誇り、実績・スタッフの熟練度ともにトップレベルである。手術室を4室(うち1室はエキシマ手術室)完備し、手術しやすい環境が整っているため、一刻を争うような眼科手術にも臨機応変に対応できるのが特徴。院長の真野医師は白内障の名医としても知られるが近年は屈折矯正手術の分野でも名を馳せている。

診療内容

最新で最良の医療を公平に提供するという信念のもと、医師・スタッフが一丸となって眼科医療に取り組んできた結果、外来患者数・入院患者数・手術件数ともに増加し、2012年度は約5,400例と全国でもトップクラスの手術件数となった同院。とくに多いのが網膜硝子体手術で、眼科疾患の中でも難度が高い手術なのだが、同院は全国で2番目の症例数を誇る。
網膜硝子体手術は網膜剥離、黄斑上膜(黄斑前膜)、黄斑円孔、網膜静脈閉塞症、糖尿病網膜症などで、同院では最新の小切開硝子体手術をおこなっているのが特徴である。
「従来の硝子体手術は結膜という白目の粘膜を切る必要があり、器具を差し込む入口が大きくなるため縫合を必要としておりました。これに対し当院でする小切開硝子体手術は極めて細い器具を用いるため、結膜を切る必要がありません。したがって、器具を差し込む入口が非常に小さくなるため、無縫合で手術を終えることができます。メリットとしては術後の回復が早く、眼の違和感や炎症を従来の手術よりも大幅に軽減することができます。そのため当院では疾患や病状によって日帰りで硝子体手術をすることが可能になっています」と真野医師。
さらに最近では、屈折矯正手術の分野にも力を入れている「屈折矯正手術は、若い人の近視や乱視の矯正だけだと思われがちですが、たとえば白内障の手術をしたあとの見え方が少しでもよくなるように、乱視付き眼内レンズや多焦点眼内レンズも積極的におこなっています」(真野医師)
現在の主流な屈折矯正手術であるレーシック手術では、アイレーシック(Rマーク)を採用している。これはどのような特徴を持っているのか「たとえば角質の厚みをはじめ、眼というのはひとりひとり違いがあります。アイレーシックでは従来のレーシックと比べ、より個々の眼に合わせてオーダーメイドで屈折異常(近視・遠視・乱視)を治療することができます。これをカスタムレーシックというのですが、WaveScan(Rマーク)、iFS(Rマーク)、VISX Star S4 IR(Rマーク)という3つのシステムを駆使しておこなうカスタムメイドのレーシックのことだけをiLASIK(Rマーク)(アイレーシック(Rマーク))と呼びます」(真野医師)
もちろん、システムだけがよくても信頼は得られない。最新の機器と熟練の手技があわさって、はじめて細やかなオーダーメイド感覚の手術が実現できる。面白いのは同院ホームページをのぞいてみると、医師や看護師がみずからレーシック手術を受けた際の体験談が載っている。手術前の検査から準備、不安、手術当日、手術後の結果など、手術を受けた者にしかわからない、まさに知りたい情報が掲載されている。
しかも医師や看護師だけに医療従事者としての視点もあり、より細かな点まで書かれているため、これから手術を受けたいと考えている人にとっては、とても参考になるのではないだろうか。また手術に関しては、手術後の経過も不安に思うところだろう。その点、同院は17人の医師が在籍して当直態勢もとっているだけに万全な体制でのケアが期待できる。この安心感が手術実績にもつながっているのだ。その安心感はレーシック手術以外でも、感じることができる同院の姿勢からきている。
「目に異常を訴えて来院された患者さんであっても、症状の根本原因が眼科ではない場合や他科といっしょになった総合的な治療が必要な場合があります。当院では、眼のみでなく全身治療にも配慮し、きつこう会というグループ全体が連携することにより、ひとりひとりの患者さんのトータルケアを目指した、最良の医療と安心を提供するようこころがけています」と真野医師。さらに同院では、視覚に障害をもった方々との交流を図り、社会生活への復帰の支援を目的とした「たねの会」という患者とその家族、職員の交流会が定期的におこなわれている。これは、突然視覚の障害をきたした患者を励まそうと有志のスタッフが集まったことを発端とし、発足した会である。ただ眼を治療するだけではない、治療後の生活までも見据えた包み込むようなケアが、そこにはある。

診療を受けるには

紹介状があれば持参。ない場合は病診連携室に一度お問い合わせを。

年間症例数

病院全体では5,400例

医師のプロフィール

経歴
1978年 大阪大学医学部 卒業
1978年 大阪大学医学部附属病院眼科入局
1979年 近畿大学医学部眼科診察医
1980年 近畿大学医学部眼科助手
1983年 大阪大学医学部眼科助手
1986年 関西労災病院眼科医長
1988年 米国フロリダ州マイアミ大学眼科に留学
1989年 市立堺病院 眼科部長
1990年 医学博士号取得
1991年 多根記念眼科病院部長
1996年 多根記念眼科病院副院長
2004年 多根記念眼科病院院長
所属学会・認定・資格

日本眼科学会・眼科専門医、日本緑内障学会、日本角膜学会、日本白内障学会など

予防に心がけたいこと

手術後に麻酔が覚めてくると、目の痛み・しみる・目が開けにくい・涙が出るなどの症状が出てくることがある。ほとんどが我慢できる程度で時間とともにおさまるが、症状が強い場合は点眼や痛み止めの内服をする。ただし、このような症状は翌日にはほぼ消失する。

費用のめやす

ILASIK手術費用/片眼 ¥150,000(税込) /両眼 ¥300,000(税込)
※手術費用には術前検査料、手術施行料、手術後3カ月までの検診費用、手術に必要な薬代が含まれている。