ドクターズガイド

病気の解説

屈折矯正(レーシック)

病気・症状

近視や乱視を治す屈折矯正手術の一種。ほとんどの場合、手術の翌日には1.0以上の視力を獲得。効果は半永久的で、手術前の視力に戻ることはない。登場は1990年。眼鏡・コンタクトレンズに次ぐ第三の選択肢として世界中に普及し、欧米では年間120万人が、日本でも毎年5万人が手術を受けている。日帰り手術ができる、両眼同時に受けることができる、所要時間はわずか20分、麻酔は点眼麻酔のみ、縫合の糸は使わないので抜糸の必要がない、術後の痛みはほとんどない、一般的に手術による出血はない、手術翌日には仕事も可能、といった数々の長所がある。

ただし、一方で近年、安全性が疑われる事件が発生している。

検査・治療

手術に際しては、レーシックが可能かどうかを調べるとともに、ベストな結果を出すための「術前検査」が行われる。この段階が不適切だと、後々問題が生じるリスクが高まる。手術は角膜にフラップという円形のフタを作成し、エキシマレーザーを照射する。レーザー照射時間は30~60秒程度。フラップを元に戻して手術が終了するまでの所要時間は20分ほど。小休憩の後、すぐに帰宅できる。

術後問題となる合併症は、夜間、ネオンや信号、車のヘッドライトがにじむ「グレア・ハロ」や「術後ドライアイ」、近視や乱視が強い方に起こりうる「近視の戻り」など。通常は起こりえない「感染症」も杜撰な施設において発症したケースもある。

トラブルで多いのは「過矯正」。1.5以上のように視力を矯正し過ぎた結果、度の強いメガネをかけ続けているのと同じ状態になり、疲れ目・めまい・頭痛などの症状があらわれる。

手術である以上、リスクはゼロではないが、熟達した医師による入念な術前検査と術後フォローで解決するものがほとんどである。

ドクター・病院選びのポイント

まずは「術前検査」と「リスク・矯正の限界についての説明」をしっかり実施する施設を選ぶ。即日の手術を勧めたり、絶対に安心だと確約する施設は要注意。術後のフォロー体制が整っているかどうかも要チェック。執刀医と術後ケアの医師は同一のほうが望ましい。安価過ぎる施設は、高い効率性を求めて安全性を犠牲にしている可能性がある。眼科専門医で角膜治療の専門家である医師らによって発足された『安心レーシックネットワーク』の会員は、安心の条件を満たしており、お勧めできる。


◆安心レーシックネットワーク ⇒