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声優の鶴ひろみさん急死

鶴ひろみさん(57歳)は、アニメ「それいけ!アンパンマン」のドキンちゃん役などを担当するベテランの声優で、東京都中央区の首都高速を運転中に発症した「大動脈剥離」により急死した。車内で亡くなっているのが見つかったとのこと。

正式な病名は「大動脈解離」と言い心臓から伸びた大動脈は内膜と中膜、外膜の3層構造のチューブ状になっており、何らかの理由で内膜に亀裂が入り血液が中膜に入り込み、両方の膜が解離する。さらに血液が流入したことで外膜がコブ状に盛り上がり、大動脈瘤となって破裂する。心臓から上に伸びた部分の大動脈瘤が破裂し、頚動脈に血流がいかなくなり即死するケースが最も多く死因の6割にあたる。または、腹部大動脈が破裂するケースもある。胸や背中に尋常ならざる激痛を伴う。すぐに治療を受けないと命を落とす危険な病気である。

鶴さんは、中央区日本橋1丁目の首都高速都心環状線内回りにハザードをつけたまま停車した車の運転席で、シートベルトを装着した状態で発見された。意識不明で病院に運ばれたが、死亡が確認されたとのこと。警視庁によると車は中央分離帯寄りの車線で止まり、右前部に接触した跡があったと言う。病気が発症し激痛に耐えながら周りの迷惑にならぬよう車を分離帯に寄せハザードを付けたのだろうと推測する。


(2017.11.21.)



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