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インフルエンザ大流行中

今シーズンのウイルスは、「A型(H1N1)pdm09」「A型(H3N2)香港」「B型(山形系統)」「B型(ビクトリア系統)」4種類です。予防ワクチンは、その年に流行が予想されるウイルスの種類に対応して株が選定されますが、現在国内で流行しているウイルスはこの4種類なので、今年は予想が的中しました。そして、今の主力はB型(山形系統)とのことです。B型は、「高熱がでないことがある」「解熱時にもう一度発熱することがある」「熱が下がりにくい」などの特徴があります。

A型のウイルスには複数の種類がありますが、B型は大きく分けて「ビクトリア系統」と「山形系統」の2種類です。1987年にオーストラリアのビクトリア州で分離されたウイルスをビクトリア系統、1988年に山形県(日本)で分離されたウイルスを山形系統と呼びます。ちなみにオーストラリアや日本が発生源というわけではありません。

例年だとA型の流行後に、B型が流行するパターンが多いのですが、今年はB型の流行が早いこともあり、一度B型にかかった人がA型に感染したり、A型とB型に同時にかかる可能性もあるのだそうです。免疫を獲得しているので1シーズンに同じ種類のウイルスに2度感染することはありませんが、別の種類に感染する可能性はあります。今年は4種類なので最悪4回も感染する可能性もあります。

なぜ今年はこんなに大流行になっているのか?

1つには毎年2~3月に流行するB型が、今年は早くから流行り続けたこと、もう1つは、ワクチン製造の遅れによる供給量の不足です。流行シーズン前の接種ができないままインフルエンザにかかってしまった人も多いとのことです。まずは、体調を整えて抵抗力をつけ、ウイルスに接触しないことが大切ですが、人混みを避け外出する際はマスクを着用し外出後は手洗い・うがいを心がけましょう。


(2018.02.09.)



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