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いっこく堂、外傷性くも膜下出血

倒れてくも膜下出血を起こした腹話術師のいっこく堂さん(52)について、最初に倒れた原因が迷走神経反射であったと言う。夫人によるといっこく堂さんは、普段アルコールを飲まないが、友人にプレゼントする梅酒を試飲後、気分が悪くなりトイレに行ったという。トイレ前の廊下で、顔面が血だらけで倒れていたのを深夜に声で気づき、病院へ緊急搬送、医師に、迷走神経反射ではないかと診断された。迷走神経反射とは、様々な要因で急激に血圧が低下し、脳への血流が低下して失神を起こす症状のこと。

いっこく堂さんはその時の検査では脳に異常はなく帰宅。翌日に頭痛と吐き気があり再度、病院で検査を受け、迷走神経反射で倒れた際に外傷性くも膜下出血を起こしていたことが分かった。現在入院中、頭痛と吐き気はおさまり、食事が取れるほど回復しているという。

迷走神経反射とは、強い痛みや精神的ショック、極度のストレスなどが原因で自律神経のバランスが崩れ、血圧や心拍数の低下から脳に十分な血液を送れなくなることで起きる、ワゴトニーとも言われる。多くの場合、数秒~数分程度で回復し後遺症はないがまれに、失神を起こした際にけいれんを伴うことがある。原因は、長時間立ったまま、激しい痛み、注射や採血、激しい運動、脱水、排便、排尿、怒り、飲酒、睡眠薬服用などがある。


(2016.03.24.)



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