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「はやり目」が流行、強い感染力に注意

国立感染症研究所によると、流行性角結膜炎(はやり目)の患者数が過去10年間で最多となり、1医療機関当たり1.17人と発表。

はやり目とは、正式には『流行性角結膜炎(りゅうこうせいかくけつまくえん)』と言い、アデノウイルスの感染が原因で起こる結膜炎である。感染力が非常に強く、はやり目の人が目を触った手でドアのぶやモノなどを触り、他の人がそこに触って目をこするなどすると、高い確率で感染する。主に人の手を介して感染する。 5日~2週間の潜伏期間の後に、光がまぶしい、さらさらした目やにがたくさん出る、目やにで目が開かなくなる、涙目になるなどの症状が現れ、まぶたが腫れ、結膜がむくみ、充血がみられるようになる。目の症状以外にも、耳前リンパ節の腫れや痛みが特徴的な症状としてみられる。

発症は夏に多く、ウイルス性の結膜炎のため、有効な治療方法は無い。体が持っている免疫力に任せるしかない。ただし、別の細菌などの混合感染を予防するために抗菌作用のある点眼薬や、炎症を抑えるための点眼薬を使用する。点眼薬での治療は、感染症の予防、炎症の抑制、重症化の予防といった目的で行う。3週間程で自然に治る。

感染の予防としては、外出時はできるだけ目を擦らない、帰宅後は手洗いを徹底する。もし感染した場合は、顔を拭くタオルは家族と分けて使う、目の周りを触らない、こまめに手を洗う、感染者の触ったところはアルコール消毒する。そして、感染力が強いため、感染者は完治するまで、登校・出社を控える。流行性結膜炎は、学校保健安全法によって、登校できない疾患に指定されているので、感染力が無くなったと医師が判断するまでは、外出を控えること。


(2018.05.23.)



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