ドクターズガイド

思春期特有の口臭があることをご存知ですか?

心身の発達過程で起こる生理的なものなので、仕方がないのですが、悩み多き十代にとって口臭は深刻な問題になりかねません。友達関係に影響したり、いじめの原因になったりする心配もあるので、周りの大人がきちんと理解して、適切な対応を取ることが大切です。

9月(2学期の始業前後)~学校が始まり、自ら命を絶った自殺とみられる出来事が相次いで起こりました。原因はいろいろあるのでしょうが、いじめにつながるかもしれない原因は取り除いてあげるのも必要だと考えます。

●心身がアンバランスな時期

中学生から高校生にかけては、心身が急激に発達する時期です。

子どもの体から大人の体に変わっていく第二次性徴期にあたり、男子はひげが生えてきたり、声変わりがしたり、女子は胸が膨らみ生理が始まったりするなど、性的な発達も見られます。精神的にも自我がいっそう発達して、一人一人の個性が形成されます。口の中では大人の歯列が完成して、口腔内の微生物の種類や常在細菌も変化します。
わずか数年の短期間でこうした変化が起こるため、肉体、精神、そして心身をコントロールする神経系の発達が、一時的にアンバランスな状態になることがしばしばあります。その結果、生理的な機能が不調をきたしてホルモンバランスが崩れ、口臭や体臭が強くなります。

●現代生活も臭いの要因

さらに、現代の生活習慣の乱れが、思春期の口臭を悪化させています。

食事を抜くなど無理なダイエット、栄養バランスの悪い食事、夜ふかしなどは、体の生理的機能を低下させ、口臭の原因になります。例えば、よく噛まずに食べられるファーストフードばかり食べていると、唾液の分泌が少なくなります。また、歯列に問題がある、アレルギー性鼻炎や喘息で鼻がよくつまる、口の周囲の筋肉が未発達といった場合も、口がぽかんと開いた状態になりやすく、口呼吸からドライマウスを招きやすくなります。唾液には口の中を清潔に保つ役割があり、量が不足したり機能が低下したりすると口腔内に細菌が繁殖。口臭がするだけでなく、虫歯にもなりやすくなります。

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