ドクターズガイド

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うっかりや物忘れが増えていませんか?
 ~今日から始める脳活生活~

人の名前が思い出せない、うまく言葉が出てこないという経験は誰にでもあります。ただし、最近こうしたうっかりや物忘れが多くなったというなら、油断は禁物です。脳の機能低下が始まっているのかもしれません。

脳は”生命活動・知的活動・情緒的活動”など、日常生活におけるあらゆる活動をつかさどっています。なかでも認知機能(記憶・判断・理解)は社会生活の中で最低限必要な機能です。考えたり判断したりすると脳の内部では神経細胞が神経伝達物質を使って様々な情報を伝えています。脳はとっても重要な役割をしています。


OVER40で7割以上が実感

昨年6月、全国の40代以上の男女およそ500人を対象に調査が実施されました。その結果、40歳を過ぎると全体の約7割以上が、うっかりや物忘れが増えたと自覚していることが明らかになりました。具体的なエピソードで最も多かったのは「人の名前が出てこない」、「言いたい言葉が出てこない」、「ものを置き忘れてしまう」、「ものをしまった場所を忘れてしまう」、「買い物するものを忘れてしまう」という回答でした。

脳内のネットワーク機能が低下

うっかりや物忘れは、脳の老化によって起こると考えられています。私たちの脳は思春期を過ぎたあたりでほぼ完成し、完成直後から早くも老化が始まります。老化は「脳の萎縮」という形で始まり、誰にでも起こります。しかし、脳の神経ネットワークが萎縮による機能低下を補うことで、若いうちは認知機能が保たれています。しかし、年齢を重ねると神経ネットワークで重要な役割を果たしている神経伝達物質が減少します。その結果、脳内の情報伝達がうまく行かなくなり、うっかりや物忘れが増えるのです。

将来のため40代から対策を開始

脳の萎縮は避けることができません。しかし、脳のネットワーク機能の低下を抑えることは可能です。脳は使えば使うほど機能が充実するので、知的刺激を与え続けることが衰えの予防に役立ちます。また現在、認知症の原因は約7割がアルツハイマー病、約2割が脳血管障害です。どちらも急激に発症するものではなく、40代から始まって自覚症状のないうちに年々進行します。将来の認知症のリスクを下げるために、40代から予防対策を始めましょう。

私たちの周りには「ほにゃららは認知症予防に効く」「ぺけぺけを毎日食べれば認知症にならない」などと、様々な情報が溢れています。毎日のようにTVでは健康番組が放送されCMや雑誌、インターネットでも紹介されています。でもホントなの?どうなの!? 何が一番いいのかしら!? 情報に惑わされず日々の生活を見直してみましょう。

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