ドクターズガイド

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「はちみつ」というと、自然食品でヘルシーな~健康的な~イメージがあります。古くは医薬品として用いられていた歴史があり、豊富な栄養素を含むことがわかっています。 最近は専門店ができるなどして、さまざまな種類のはちみつが手に入るようになりました。パンに塗ったり紅茶に入れたりと、いつも食べているという人もいるでしょう。好感度、注目度ともに高いはちみつですが、最近、歯磨き粉の代わりにはちみつを愛用している人も多いと言います。 天然のもので、体に良いとされていても、あま~い、はちみつで歯磨きするのは「え!虫歯は、大丈夫…」など、抵抗感をおぼえる人もいるのでは。

~~実は、はちみつは虫歯のミュータンス菌を殺菌し、善玉菌を助ける働きがあり、虫歯予防や口臭予防になる~~って知ってましたか?

歯石をできにくくする

はちみつには、ビタミン、ミネラル、酵素、抗酸化物質などが豊富に含まれ、真菌や細菌に対して強い殺菌力を持つことがわかっています。近年、さらに研究が進み、その驚くべきパワーが明らかになってきました。

歯磨きに使える

国内の研究所が、はちみつにより歯石の形成がどの程度抑えられるのか実験しました。その結果、10種類のはちみつ(甘露、ローズマリー、ペーターソンカース、ユーカリ、ラズベリー、ベニバナ、ペパーミント、コーヒー、レンゲ、百花)に、歯石のもととなる成分の生成を遅らせる作用が認められました。はちみつにより、歯垢から歯石が作られにくくなるというわけです。その予防効果は、歯磨き剤に用いられている成分と同程度というから驚きです。

はちみつをオーラルケアに活用したい場合は、歯磨きを済ませ、就寝前にひとさじなめると良いでしょう。口の中にはちみつを塗り広げるような感覚で、舌で歯と歯茎に行き渡らせるのがポイントです。「虫歯になりそう」と心配になりますが、強力な殺菌作用により虫歯菌が抑えられ、就寝中に口内環境が整えられるので、口臭予防にもつながります。また、はちみつには鎮静作用もあるので、ストレスを取り除き、安眠にも役立ちます。はちみつを歯ブラシにつけて歯磨き剤のように使う、薬局で買えるハッカ油を混ぜて清涼感を楽しむという方法もあります。

世界中に4000種類以上

はちみつは、ミツバチが花の蜜を採取して巣に持ち帰り、巣の中で熟成、濃縮したものです。広く市販されているのは「レンゲ」や「アカシア」のはちみつですが、花の種類や環境によって風味が違い、世界中で4000種類以上のはちみつがあるといわれています。

花の蜜を採取するとき、ミツバチは花粉も集めて巣に持ち帰ります。このため、はちみつ1g中には3~20万個もの花粉が入っています。花粉には、たんぱく質、ビタミン、ミネラルが含まれ、人間の体内で吸収されやすいイオンの形ではちみつの中に溶け込んでいるのが特徴です。また、ポリフェノールやスキンケアに役立つ酵素、肝臓の機能を高めるコリンやパントテン酸なども摂ることができます。

素早くエネルギーを補給

はちみつの主成分は、単糖類の果糖とブドウ糖です。どちらも、素早くエネルギーに変わる単糖類なので、疲れた時、スポーツや作業の際のエネルギー補給に最適です。胃腸に負担をかけることがなく、分解の際にビタミンB1やカルシウムが消費されることがないので、効率の良いエネルギー源となります。

カロリーは100g当たり294kcal。砂糖のカロリーは100gで384kcalなので、同量を摂取した場合20%のカロリーオフとなります。さらに、はちみつは砂糖のおよそ3分の1の量で同じ甘さになるので、使用量そのものを少なくすることができます。カロリーを控えたいけれど、甘さを楽しみたいという人にはまさにお勧めの甘味料といえます。

天然・純粋はちみつを選ぶ

“はちみつ”のパワーを健康や美容に生かすためには、 「非加熱」もしくは「低温加熱」の「天然はちみつ」または「純粋はちみつ」を選ぶと良いでしょう。はちみつは40℃以上になると、酵素やビタミンが少しずつ死滅してしまうので、加熱効果された「加工はちみつ」では、さまざまな効果は期待できません。購入の際には、商品表示をきちんと確認しましょう。デパ地下やはちみつ専門店、ネット通販のほか、最近はスーパーなどでも入手しやすくなってきました。

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