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川島なお美、胆管がんで死去

女優:川島なお美(54歳)さんが24日午後7時55分、胆管がんのため東京都内の病院で死去した。
2013年夏ごろ人間ドックで川島さんの肝臓に小さな腫瘍が見つかった。舞台出演を控えていたため、翌14年1月28日に腹腔鏡手術を受けた。その後、抗がん剤治療を拒否し、仕事に復帰しながら1年9カ月にわたった闘病生活は、抗がん剤治療ではなく、民間療法の「ごしんじょう療法」というもの。気の力で病気の根源となる邪気を取り除く方法を選択。免疫力を向上させる食事療法なども取り入れた。抗がん剤の副作用でステージに立てなくなる可能性があることを心配してのことだった。
09年2月、パティシエ:鎧塚俊彦さんと結婚。鎧塚さんが12年2月に「網膜中心静脈閉塞症」を患い4度にわたって手術した際には献身的にサポート。

◆胆管がんは、肝がんの一種。肝がんには、肝臓本体から発生する「原発性肝がん」と、大腸や肺などの他臓器にできたがんが肝臓に転移して発生する「転移性肝がん」の2種類がある。うち、原発性肝がんは発生部位によって、肝臓を構成する肝細胞にできる「肝細胞がん」、肝臓で作られた胆汁を十二指腸へ運ぶ胆管の細胞にできる「胆管細胞がん(肝内胆管がん)」に分けられる。「肝臓は沈黙の臓器」と呼ばれるように、がんを発症しても、かなり進行するまでは自覚症状が現れないことがほとんどだ。しかも、5年生存率は低いうえに再発率が高いとされ、非常に難しいがんと言える。また、がんの中でもかなり低い部類に入る。
胆管がんは、ほかのがんと同様に、加齢とともに発症例が増えるが、発生率が低いこともあり研究がなかなか進まず、現時点では、はっきりとした発症原因はわかっていない。ただし、胆石や胆嚢・胆管炎、潰瘍性大腸炎、クローン病、原発性硬化性胆管炎、膵胆管合流異常症といった病気にかかったことがある場合、リスクが上昇するといわれている。また、女性であること、肥満、野菜や果物の摂取不足などもリスク要因として示唆されている。


(2015.09.28.)



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