ドクターズガイド

ノルディックウォーキング
「歩行」を最高の運動にする(1)

年も改まり、「今年は運動する」を掲げた方もいらっしゃるでしょう。でもまだなにをするか迷っているのならば、「ノルディックウォーキング」もぜひ検討のなかに加えてみてはいかがでしょうか。

■ノルディックウォーキングとは

日本でも普及してきてはいますが、まだそれほど一般的ではありません。定義的には「2本のポール(ストック)を使って歩行運動を補助し、運動効果をより増強するフィットネスエクササイズの一種」とされていますが、簡単にいえば杖をつきながら歩くというシンプルなものです。

最近は登山でもストックを使うことが増えていますが、ノルディックウォーキングが比較的緩やかな山野でフィットネスや健康維持のための運動を目的として行なわれるのに対して、トレッキング目的の場合はよりハードな位置付けになっていて、使用するポール自体も強度などの設計が異なっています。

似ているけれど区別するもの

杖を突きながら歩く運動には、似てはいるけれどポールの使い方が微妙に違う、いくつかの種類があります。

ノルディックウォーキング

ポールを突いて後方に押し出して推進力にする。

ポールウォーキング、ノルディックウォーク

前方に突いて歩行を補助する。

■もともとはスキーヤーの夏季トレーニング

ノルディックウォーキングは、もともとクロスカントリーの選手が夏の間の強化トレーニングとして、積雪のない山野をストックと靴で歩き回ったのがはじまりでした。この方法が確立したおかげで、北欧のスキーヤー達は1年中トレーニングができるようになりました。

ポールを使用した歩行は下肢への負担が少なく、北欧では老若男女誰でも親しめるスポーツレクリエーションとなっていきます。そして1997年には、フィンランドで2本のポールを使用したウォーキングを「ノルディックウォーキング」と定義し、本格的に普及活動が始まりました。現在では800万人を越える人達、総人口の16%以上の人たちが週一回ノルディックウォーキングをしているといわれています。こうした広がりは日本にも届き、近年、エクササイズやフィットネスの1つとして普及し始めています。

■中高年の健康対策として完璧に近い特徴

負担少ないが運動量は多い

ノルディックウォーキングはシンプルな歩行運動ではありますが、エクササイズの効率が非常に良く、全身の約90%の筋肉を使う有酸素運動を、疲労感少なく比較的長時間行うことができます。しかも通常の歩行に比べて上半身の筋肉も多く使われるので、首や肩の血行促進や筋肉強化が期待できるいっぽう、膝、腰などへの負担は通常のウォーキングより軽くなります。

取り組む際のハードルが低い

道具が必要とはいえ、ポールとストラップだけですから扱いが難しいこともありません。しかもやろうと思えば「安全に歩けるところ」さえあればいいので、慣れれば日常的に1人で自由に楽しむこともできます。仲間と楽しく活動する可能性もあり、初めて取り組むにも抵抗が少ない運動といえます。

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