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すごい梅干しのパワー(インフルエンザ予防)NO1

例年12月頃から流行するインフルエンザが、2014年は11月末から流行入りしました。これは過去10年で2番目の早さです。毎年型を変えて大暴れするインフルエンザウイルス、今年の主流はA香港型。このウイルスはどのくらいたちが悪いのか、ワクチンの効き目はどうなのか…気になるところです。

今年のインフルエンザは大流行のおそれあり~既に周りでインフルエンザ感染の声が…

■インフルエンザの予防やアンチエイジングの効果

梅干しは古くから健康的な食べ物として知られています。風邪をひかない、疲労回復にいい、食中毒の予防などいろいろな効能が私たちの暮らしに定着して「梅干しを食べていれば医者いらず」ともいわれてきました。最近、こうした梅干しの効能が科学的に証明されるとともに、新しい健康効果が発見されていることをご存知ですか?

■食べるインフルエンザ予防?!

今の季節、特に注目したいのは、梅干しのインフルエンザ予防効果です。和歌山県のブランド梅「南高梅(なんこううめ)」の梅干しから抽出したエキスを、新型インフルエンザ(H1N1型)と同じウイルスに感染させたイヌの肝細胞に加える実験が行われました。その結果、エキスを加えなかった肝細胞はウイルスにより破壊されましたが、エキスを加えた肝細胞では約7時間後にはウイルスの増殖が約90%も抑制されました。昔からいわれる「梅干し入りのお茶でうがいをすると風邪をひかない」というのは、科学的にも正しかったのです。ウイルスの抑制に効果を発揮した成分は、南高梅に含まれるポリフェノールの一種で「エポキシリオニレシノール」と名づけられました。研究者は1日に5粒程度の梅干しを食べることでウイルスを抑えることができるとしています。

■血液がサラサラに

梅干しが生活習慣病の予防にも役立つことが研究でわかってきました。
高血圧・動脈硬化の予防に、梅干しの成分が血管を収縮させるホルモンの働きを調整して血圧の上昇を抑制し、さらに梅干しに含まれるクエン酸には血液をサラサラにして流れを良くする作用があり、動脈硬化をはじめ脳梗塞や心筋梗塞の予防に効果が期待できます。血流が良くなると、細胞の新陳代謝が活発になり美容やアンチエイジングにも役立ちます。
糖尿病・胃潰瘍の予防に、梅干には血糖値を上昇させる酵素の働きを阻害する成分が含まれています。胃潰瘍などの原因と考えられているヘリコバクターピロリ菌の運動能力を、阻害・抑制したりする物質が含まれていることもわかりました。

■疲れや二日酔いに

◎二日酔い改善…梅干しには肝臓の働きを高める作用やアルコールの分解を促す作用があり、悪酔いの予防に効果的です。二日酔いのときには、梅干しを熱いお湯に入れてつぶしながら飲むのは、科学的にも理にかなっていることです。


◎疲労回復…梅干しのクエン酸は疲れの原因となる疲労物質の乳酸が溜まるのを抑制します。また、食事から摂った栄養をエネルギーに変えるために重要な役割を担っていて、梅干しを食べてクエン酸を補給することで、エネルギー代謝がスムーズになり、疲れにくく太りにくい体作りにも役立ちます。


◎食中毒予防・虫歯予防…お弁当に梅干しを入れると傷みにくいといわれるように、梅干しには黄色ブドウ球菌(MRSA)や病原性大腸菌(O-157)など、食中毒菌の増殖を抑制する作用があります。また、虫歯の原因となるミュータンス球菌の活動を抑制する働きもあり、虫歯予防にもなります。

■食欲を増進する効果が

梅干しを見ただけで、口の中に唾液が広がるという人も多いのでは、また、梅干しを頭に思い浮かべるだけで口の中が酸っぱくなってくる人もいるのでは、梅干しの酸味が体内の消化器官を刺激し唾液など消化酵素の分泌を促し、食欲を増進させるとともに消化を助けてくれます。風邪をひいて食欲がない時などは、おかゆに梅干がお勧めです。また、梅干しに誘発されて出る唾液の質はサラサラで、口の中に残った食べかすや細菌を洗い流し、虫歯予防になります。

■鎮痛作用?にも

昔から、こめかみに梅干しを貼ると頭痛が治るという言い伝えがありました。おばあちゃんが頭が痛いときこめかみに梅干を貼っているのを見た事がないでしょうか?医学的にも頭痛に梅干しは効くと証明されているようです。梅干しの香り成分ベンズアルデヒドには、痛みを鎮静・軽減する効果があり、こめかみに貼らなくても臭いを嗅ぐだけで同様の効果が得られるそうです。試してみては如何でしょうか?

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