ドクターズガイド

森山ゆうき 医師 (もりやまゆうき)

森山ゆうき (もりやまゆうき) 医師

森山皮膚科(神奈川県)6病院のクチコミ
副院長 皮膚科

専門

ざ瘡(ニキビ)、褥瘡、

医師の紹介

横浜市鶴見区で30年来地域に根ざした医療を行ってきた森山皮膚科で、副院長として2005年から勤務。特にニキビ治療において定評があり、その優しく細やかな対応で絶大なる信頼を集める名医である。2008年の「尋常性ざ瘡(ニキビ)治療ガイドラン」作成に伴って世界標準治療が可能になったことを受け、同クリニックでも効果の高い「アダパレン」をいち早く導入。「気になっている人は早めに受診を、まずは専門家に相談してほしい。自分に合った治療をしっかり受けて」と語る。

診療内容

ニキビ治療は、肌の状態の診察と薬物(塗り薬、飲み薬)治療が中心となる。加えて、問診で生活やスキンケアの問題点をみつけ出し、治療目標を決め、それぞれに適した治療方法を医師が探していく。
同クリニック副院長・森山医師は「思い込みや間違ったセルフケアでニキビが悪化する可能性もあるので、まずは専門家に相談してほしい」と語る。
ニキビは、大きく分けて2つがある。成長期の10代にできる「思春期ニキビ」と20~30代が悩まされる「大人ニキビ」と言われるものである。
前者を改善するために脱脂を目的とした化粧品を用いる場合があるが、後者では全く異なる。大人ニキビは乾燥で悪化するケースもあり10代向けのものを使うと乾燥が助長され、逆効果になってしまうことからだ。数年前より、ニキビに対して外用レチノイドと同様な作用を示す「アダパレン」が用いられるようになった。外用レチノイドは海外では広く使われていたが、日本ではアダパレンが2008年に使用可能となった。同年に作られた「尋常性ざ瘡治療ガイドライン」のなかでも、ほとんどのタイプのざ瘡に対し推奨度Aの治療法として位置づけられている。特に、従来の抗菌薬の内服・外用などでは効果がなかった「面皰」(炎症の無いニキビ)に対しては、高い効力を発揮するとされている。もちろん、炎症を起こした状態のものにも効き、抗菌薬(飲み薬、塗り薬)やその他の治療の併用によってより選択肢が増え、対応の幅も広がる。抗菌薬の使用量を減らすことになり、耐性菌の発生を抑えることへの期待もされている。
まだ国内すべての医療機関で使われているものではないが、森山医師はいち早く導入し、多くの患者に対応してきた。継続して使うことを勧める傍ら、副作用についてもしっかり理解した上で、自分に合った治療をしっかり受けていくべきだとしている。
アダパレン外用薬は使い始めて2週間くらいたつと、塗ったところがピリピリしたり、赤くなったりすることがある。そういった状態になると驚いたり動揺したりして使用を中止してしまい、本来の効果を得られないというケースも。そのため、森山医師は、患者にアダパレン外用薬で治っていく過程の写真を見せ、薬の使用法や治療中に現れる症状などを処方前に詳しく説明し、刺激症状が出たからと言って中断することのないよう気遣い、リードする。さらに、乾燥しやすい人には保湿剤の併用で刺激を軽減するなど具体的な対応も織り交ぜ、患者に合った治療や指導を心がける。
個人差はあるものの、きちんと続けて使えば1ヵ月程度で刺激がなくなり、効果が現れはじめる。軽症の場合は、3カ月ほどでほとんどが改善すると言う。
「炎症が大きく広がるまで悪化させないよう、まだ面皰だけのうちから皮膚科でニキビ治療に取り組むことが大切です。アダパレン外用薬を継続して使えば重症化しにくくなりますから、気になっている人は早めに受診してほしいと思います」(森山医師)

診療を受けるには

診療時間は月・火・水・金曜の10:00~13:00・14:00~18:00。土曜は9:00~13:00。当日予約制。(詳細は直接診療所に電話で確認を)。副院長不在の時間帯があるため、受診前に電話で詳細確認を。

医師のプロフィール

経歴
1998年 東海大学医学部卒業後同大学附属病院研修医
2000年 東邦大学医療センター大森病院皮膚科入局
2005年 森山皮膚科 副院長
所属学会・認定・資格

日本皮膚科学会、日本形成外科学会、日本美容皮膚科学会、日本褥瘡学会、日本皮膚悪性腫瘍学会

予防に心がけたいこと

「ニキビで悩んでいる方はスキンケアや化粧についても気を付けていると思いますが、自分に合っていないスキンケアでかえってニキビを悪化させている場合もあります。肌の状態は年齢、季節、体調などによって、少しずつ変化しています。その時の肌の状態に合わせてスキンケアを変える必要があります。テレビ、雑誌、インターネット等で様々な情報があふれていますが、すべての方にその方法が適しているとは限りません。是非皮膚の専門家である皮膚科医の診察を受けて相談してください。ざ瘡は炎症を長引かせると瘢痕を残します。一度瘢痕が出来てしまうと、現状では治療は困難です。瘢痕を残さないためには軽症のうちから適切な治療を受けることが大切です。また、ざ瘡は慢性的に良くなったり悪くなったりするものですから、根気よく治療を続けることも大切です」(森山医師)