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松枝 啓 医師 (まつえだけい)

松枝 啓 (まつえだけい) 医師

さくらライフクリニック(東京都)1病院のクチコミ
訪問診療科 院長
高石内科胃腸科 [内科・胃腸科(消化器科)] 非常勤医

専門

消化器関連:特に排便コントロール(過敏性腸症候群、機能性便秘・下痢)、機能性ディスペプシア、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)、消化性潰瘍、消化吸収障害 内視鏡検査関連:上部内視鏡検査・大腸ファイバースコープ検査および内視鏡治療 栄養療法関連:経腸栄養療法

医師の紹介

消化器治療の権威。排便コントロール、過敏性腸症候群の研究で世界的な評価を得ており、機能性消化管障害(過敏性腸症候群や機能性ディスペプシアなど)の診断基準や治療方針を決定する国際委員会、“ローマIII委員会”の委員でもある。著書やテレビ出演なども多く、2010年には某雑誌の「名医50人」に選出された。
現在は医療の原点に戻り、研究活動を続けながらさくらライフクリニックに勤務し、地域の赤ひげ先生として月曜日から金曜日まで地域医療(訪問診療)を実践。同クリニックは都内有数の在宅医療クリニックで、人工呼吸・胃ろう経管栄養・点滴・在宅酸素・褥瘡などへの対応だけでなく、暴言暴力・徘徊など高齢者特有の認知症や精神疾患症状を持つ患者への在宅医療サービスも総合的に行っている。在宅診療を必要とする高齢者には、過敏性腸症候群の発生頻度が高く(70歳から第二のピークを形成する)また排便コントロールに難渋していることも多いため、スムーズな排便を得ることにより患者の人生の質(QOL)の向上に努めている。また、土曜日は高石内科胃腸科で消化器専門外来を担当して過敏性腸症候や炎症性腸疾患などの治療を行うとともに、上部および下部内視鏡検査(大腸ファイバースコープ検査)なども施行して、診断の確立および治療効果の検証を行っている。

診療内容

松枝医師は「腸に疾患がないのに便通異常が起こる過敏性腸症候群にはストレスが影響しており、特に高齢者が同疾患を発症する3大ストレスは経済問題、家族問題、人間関係だ」と話す。治療は、食生活の改善、規則正しいライフスタイル、運動といった生活習慣へのアドバイスを行うとともに、薬物療法を実施する。快便を得ることを目的とし、便通状態により便形状改善薬、胃腸運動調整薬、止瀉薬、緩下剤、便軟化剤、腸管機能改善薬などを使用。またストレスが強い場合には抗うつ薬を処方することもある。
松枝医師が院長を務めるさくら同クリニックでは、定期的な医療機関への通院が必要であっても、何らかの理由で通院の難しい患者に対する訪問診療・訪問看護・訪問リハビリテーションを行っている。在宅での医療を提供し、住み慣れた自宅で快適な療養生活を送り、家族もより良い生活ができるようサポートを実施している。また、各区の基幹病院と連携して、緊急時の24時間365日対応のほか、緊急入院できる体制も整備している。関連施設での中長期の療養も可能である。在宅で出来ることは全て提供するという理念により、在宅医療サービスの提供対象及びその内容は幅広い。具体的な提供対象は、通院が困難である患者、すなわち寝たきり、認知症(痴呆)や精神疾患の患者、注射、創の処置・チューブ類の交換などの処置・退院後のサポート・リハビリテーションが必要な人、家族が介護で困っている人、往診が必要な人、現在入院中で入院先でのメンタルコントロールのつかない人、老人ホームやグループホームなどに入所中の人など多岐に渡っている。また、具体的なサービス内容としては、在宅中心静脈栄養(IVH)、経腸栄養(胃瘻チューブ・経鼻チューブ)、在宅酸素 、在宅人工呼吸 、在宅自己注射 、在宅自己導尿 、自己肛門 、膀胱留置カテーテル、点滴管理、癌の末期患者や認知症(痴呆)、妄想・徘徊・うつ病など精神疾患の患者に対する治療、褥創(床ずれ)ケア 、膝や肩などへの関節注射、痛み止めのブロック注射、慢性期疾患(高血圧、糖尿病など)の治療などが挙げられる。
土曜日に外来診療を行っている高石内科胃腸科には、内視鏡センターが併設されており、内視鏡検査および内視鏡治療(ポリペクトミーなど)を行っている。

診療を受けるには

松枝医師の診療:訪問(さくらライフクリニック):月~金曜:午前・午後、外来:現在なし。高石内科胃腸科外来(指名可):第2・4土曜、午前(予約可)・午後。内視鏡検査:第3・5土曜、午前・午後 予約制。

累積症例数または患者数

訪問診療累積症例:250人/月

年間症例数

訪問診療累積症例数:3,000人/年

医師のプロフィール

経歴
1969年9月 岡山大学 卒業
1969年12月 東京国立第一病院勤務
1973年7月 Columbus-Cuneo Cabrini病院、Illinois大学病院内科レジデント
1976年7月 Chicago大学消化器 クリニカル・リサーチフェロー 
1981年3月 米国医師免許取得
1989年12月 東京大学医学博士
1993年10月 国立国際医療センター第一消化器医長、教育部長、
1997年4月 筑波大学臨床教授
2000年5月 国立精神、神経センター国府台病院 外来部長
2003年4月 国立精神、神経センター国府台病院 副院長
2005年4月 独立行政法人国立病院機構さいがた病院院長
2008年4月 国立国際医療センター国府台病院院長
2010年4月 さくらライフクリニック 院長
2010年4月 高石内科胃腸科非常勤医
所属学会・認定・資格

日本内科学会、日本消化器病学会(評議員)、日本消化器内視鏡学会(評議員)、日本消化吸収学会(評議員、理事)、日本消化管学会(評議員、理事)、日本潰瘍学会、日本経静脈経腸栄養学会(評議員)、RomeⅢ委員会委員、日本内科学会認定医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、医学博士

予防に心がけたいこと

消化器関連、その他在宅医療を行う患者の疾患に関して
1. 食べ物:十分な食物繊維の摂取(炊いた野菜や海藻類の摂取)
2. 生活習慣の確立と遵守:起床時間、食事時間、就寝時間を一定に保つ
3. 適度な運動(汗ばむ程度の散歩を20~30分/日)を励行する
4. ストレス対応の心構え:“75点主義の勧め”;何事も100点を目指さずに75点位で満
足してストレスの軽減を図る

費用のめやす

在宅医療を行う患者に対して、毎週1回訪問:1割負担の患者は10,000円、2割負担20,000円、3割負担30,000円。隔週ごとに訪問:1割負担の患者は8,000円、2割負担16,000円、3割負担24,000円