ドクターズガイド

村上和成 医師 (むらかみかずなり)

村上和成 (むらかみかずなり) 医師

大分大学医学部附属病院(大分県)4病院のクチコミ
消化器内科
教授

専門

ピロリ菌感染症の診断と治療、消化管・胆膵疾患の内視鏡治療

医師の紹介

村上和成医師は、消化器系の潰瘍やがんの原因の一つとして挙げられる「ピロリ菌」(ヘリコバクターピロリ)の検査や除菌において、全国でもトップクラスの実績を誇る権威である。その他、内視鏡やX線を用いた病変の早期発見を目指し、さらに超音波内視鏡、カプセル内視鏡などを加えて、より質の高い診療を提供。
第1回日本ヘリコバクター研究会最優秀臨床演題賞受賞・第7回日本ヘリコバクター学会 上原H.pylori優秀賞などが、その先駆的な取り組みや高水準な知識 ・技術を証明している。

診療内容

大分大学医学部附属病院消化器内科では、上下部消化管内視鏡の基本的手技・診断およびESDをはじめとする内視鏡治療、ERCPの基本的手技・診断および胆石・膵石をはじめとする胆・膵の内視鏡治療、炎症性腸疾患などの消化管領域の疾患に対する診断・治療などを行う。
これらの領域に高いレベルで対応しながら、消化器内科領域における緊急・重症患者管理を行う。加えて、消化器慢性疾患患者に対する診断・治療にも、専門的な知識や技術の提供を展開。
さらに、チーム医療・安全管理に対する基本的姿勢、患者・家族に対する手厚い対応など、精神的なケアも徹底して実践している。大分県内の多くの関連病院や関連の健診施設と連携も厚い。
2010年5月、同科に「ピロリ菌外来」が設置された。村上医師が専門的に取り組んでいるピロリ菌(ヘリコバクターピロリ)は、ヒトの胃に生息する細菌で、近年の研究により潰瘍やがんの原因となることが判明した。多くは5歳までに感染。国内では2人に1人、60歳以上に限ると70~80%が感染しているとされる。
ビロリ菌外来の中心的な存在である村上医師は、このピロリ菌感染症に関する豊富な知識と優れた診療技能で患者と向き合う。
村上医師は、ピロリ菌の除菌が胃がんをはじめ、十二指腸潰瘍などさまざまな疾患を確実に減らすことにつながると訴え、検査と除菌の重要性を強調。検査では呼気や血液、尿を採取する。村上医師は自らも検査及び除菌経験を持つ。
「除菌すれば、胃がんの発生率は約3分の1に減少します。除菌は早ければ早いほどよいのです」と検査を勧めている。
日本ヘリコバクター学会認定医としても、多くの市民への啓蒙及びピロリ除菌のスペシャリスト育成に力を注いでいる。

診療を受けるには

診療日は毎週木曜と金曜。内視鏡検査はほぼ毎日施行。診療時間は午前8:30より。初診受付時間は午前10:30まで。再診受付時間は午前11:00まで。ピロリ菌専門外来も行っている。

累積症例数または患者数

食道、胃、大腸の早期がんに対する粘膜下層剥離術(ESD)、内視鏡的胃食道静脈瘤治療、大腸ポリープ切除術、内視鏡的止血術、総胆管結石除去術(EST、EPBD)、膵胆道系ステント挿入術などの症例経験が豊富。
累計で5万例を超える。

年間症例数

消化器内視鏡件数は年間約5,000件、そのうち下部消化管検査(大腸ファイバー)が1,000件、ERCP(膵胆道造影)が100件を占める。

医師のプロフィール

経歴
1983年3月 広島大学医学部医学科 卒業
1983年6月 大分医科大学医学部附属病院 研修
1984年10月 大分県立病院 研修
1985年6月 大分市医師会立アルメイダ病院消化器内科
1985年9月 国立別府病院消化器内科
1991年6月 大分医科大学医学部第2内科助手
1996年10月 米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)へ留学
1997年12月 大分医科大学医学部第2内科講師
2007年6月 大分大学医学部附属病院 消化器内科 診療教授
2011年10月 大分大学医学部附属病院 内視鏡診療部 部長兼任
2013年5月 大分大学医学部消化器内科学講座 教授
現在に至る
所属学会・認定・資格

日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医、日本消化器病学会 専門医・指導医、日本内科学会 認定医、日本臨床腫瘍学会 暫定指導医、日本ヘリコバクター学会 認定医 など

予防に心がけたいこと

ピロリ菌の感染はヒトからヒトへの経口感染だといわれている。主な感染経路として家族内感染、とくに母子感染や同胞内感染を示唆する報告が多い。乳幼児がいる家庭では病院での検査などを心がけ、家族全体の同時除菌に取り組むべきだと考えられる。

費用のめやす

内視鏡検査・治療は全て原則保険適応となる。ただし先進医療の治療やピロリ菌外来の一部は自費診療。ピロリ菌に関しては、検査だけなら1万円前後、除菌治療費用は約1万6,000~3万円。