ドクターズガイド

春間 賢 医師 (はるまけん)

春間 賢 (はるまけん) 医師

川崎医科大学総合医療センター(岡山県)1病院のクチコミ
内科(非常勤)
特任部長(特任教授)

専門

消化管の腫瘍、炎症性腸疾患、胃炎・消化性潰瘍、消化管の機能異常

医師の紹介

春間賢医師は、消化管医療のエキスパートとして、診療ガイドラインにおける評価委員、日本消化器がん検診学会の消化器がんの検診事業などに従事。元部長を務めた川崎医科大学附属病院消化器科では最新の電子内視鏡やレントゲン、カプセル内視鏡やダブルバルーン小腸内視鏡を使った胃や大腸の検査を実施、とくに早期がんの検診や内視鏡を使った治療を積極的に行った。クローン病や潰瘍性大腸炎など炎症性腸疾患と呼ばれる難治性の腸の病気の診断、治療にも力を注ぐ。2007年にペプシノゲン検査の研究で松岡良明賞受賞した。2015年4月より川崎医科大学附属川崎病院に移動し、内科特任部長として診察を行っている。

診療内容

消化管医療の分野ではピロリ菌の発見により、胃炎や消化性潰瘍に対する診療が大きく変わった。また胃がんの多くはピロリ菌感染によって生じた胃炎から発生することがわかってきた。「胃がん予防にはピロリ菌検査と、胃粘膜の萎縮を調べるペプシノゲン検査を勧めます。ピロリ菌の感染率は若年層では低下しつつあり、一度除菌すれば成人ではほとんど再感染しません。ピロリ菌除菌による予防的な治療も行われるようになり、ピロリ感染による疾患はこれから減少していくでしょう」と春間医師は話す。
一方で増加しつつあるのが、逆流性食道炎や鎮痛薬として広く処方されるNSAIDsの副作用で引き起こされる胃潰瘍、十二指腸潰瘍などだ。春間医師は「NSAIDsは体内で炎症や痛みを起こす物質を作る酵素の働きを抑える半面、粘液や血流を増やして胃液から胃や十二指腸の粘膜を守る物質の働きも抑えます。高齢者はさまざまな疾患を抱え、一人がNSAIDsを含んだ複数の薬を服用することが潰瘍増加の原因ではないかと考えています」と言う。治療としては、胃液を抑え胃の粘膜を守る薬を同時に服用することで予防することができ、内視鏡治療などの対症療法も進んでいる。
また「食道・胃など上部消化管では、FD(機能性胃腸症)と呼ばれる疾患も増えています。胃痛や胃もたれ、食後の膨満感などがその主な症状ですが、消化管の運動機能が低下することによって起こります」と春間医師。ストレスが原因と考えられているが、これも胃腸の運動を促す薬を服用することで改善されている。

春間医師は、診療では、食道がん、胃がん、大腸がんなどの腫瘍性疾患、逆流性食道炎、胃炎、消化性潰瘍、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)などの炎症性疾患だけでなく、アカラジア、Functional dyspepsia(FD)、過敏性腸症候群(Irritable bowel syndrome; IBS)などの機能疾患の診療と研究を行い、形態診断だけでなく機能疾患の診療の行える消化管の総合医を目指している。

診療を受けるには

春間賢医師の診療は、月曜の午前。窓口受付:月曜~金曜、8:30~11:30 13:30~16:00 土曜8:30~11:30。診療:午前9:00~

医師のプロフィール

経歴
1975年3月 広島大学大医学部 卒業
1975年4月 広島大学付属病院
1977年 国立病院機構四国がんセンター、国立出目療養所,国立松山病院,広島赤十字病院などを経て
1988年11月 広島大学医学部講師
1990年1月 ドイツハノーバー医科大学留学
1992年9月 文部省在外研究員(メイヨークリニック)
1996年8月 リオグランデンセ大学(ブラジル)消化器科客員教授
2001年4月 広島大学病院第一内科助教授
2001年8月 川崎医科大学医学部教授
2015年4月 川崎医科大学 総合内科学2 特任教授、川崎医療福祉大学 臨床栄養学科 特任教授
所属学会・認定・資格

日本内科学会認定内科医・指導医、日本消化器病学会指導医、日本消化器内視鏡学会指導医、日本消化器がん検診学会認定医・指導医、日本がん治療認定医機構暫定教育医、日本消化管学会認定医、ピロリ菌感染症認定医