ドクターズガイド

平田幸一 医師 (ひらたこういち)

平田幸一 (ひらたこういち) 医師

獨協医科大学病院(栃木県)1病院のクチコミ
副院長 神経内科
診療部長、主任教授

専門

頭痛、器質性うつ病、認知症、睡眠障害

医師の紹介

平田幸一医師は、頭痛ガイドラインの制作にも関わり、国際頭痛分類の最新版の監修も手がける頭痛治療の権威。平田医師個人がこの10年で診た患者は8,000名を超える。時間をかけて丁寧な問診を行い、隠された痛みの原因を導き出す。神経内科は精神科とは違って脳、脊髄、神経に関するすべての病気を診るため、的確な診断の上、必要に応じて他科への紹介もしている。長を務める同科のニーズは年々高まっており、年間あたりの患者数の多さは国内トップレベル、世界でも最大級の規模を誇る。頭痛医療に関する社会啓発にも取り組んでいる。

診療内容

日本の慢性頭痛患者は3,000万人とも言われ、15歳以上の日本人の4割は頭痛持ちであるという。多くは、片頭痛もしくは緊張型頭痛であり、それぞれ治療法が違うため、明確に鑑別診断を行って治療する必要がある。ただ、頭痛診療の診断は実際には簡単なようでたいへん難しく、片頭痛なのか緊張型頭痛なのか、あるいはその合併なのかと、思いのほか非典型例が多いのだという。
治療経過の長い頭痛症例で種々の抗頭痛薬が効かない場合、多くは、初めは典型的な片頭痛であったものが、次第に発作頻度が増し、緊張性頭痛を合併、毎日頭痛が起こるようになる。この頭痛の背景には、頭痛に苛まれる恐怖から鎮痛薬あるいはエルゴタミン製剤などの過剰服用を生じ、それが頭痛の悪化を生じさせていることがあると考えられている。
この場合、治療は思い切って鎮痛薬の常用を断ち、補助薬として抗うつ薬の投与、必要に応じて入院させることも有用である。ただ、もともと頭痛があるので、薬を止めたことで、完全に頭痛がとれることはない。薬剤乱用について、医師の認識のみならず、患者の啓発、教育も必要であり、頭痛日記の活用なども再発予防に役立つという。
問診のポイント
1.必須項目…「日常生活に支障がある(動けなくなる)」+「吐き気がある」、「光・音過敏」などの随伴症状+「家族歴」
2.発症時期、家族歴など記憶があいまいのためしつこく聞く。必要であれば、一度家に帰って確認してもらう。日記で確認する。
3.慢性頭痛で受診するほとんどは片頭痛。緊張型頭痛は、ストレスによる精神的圧迫感が処理能力を超えたとき、長期化したとき(慢性緊張型)のみ受診。
4.これでも外来にくる方は片頭痛と疑って、問診をする。
5.「肩こり=緊張型頭痛ではない」、「片頭痛でも肩こり(肩の張り)が先行する」ことの啓発。
6.薬物乱用頭痛にも注意が必要。発症年齢はかなり若い方も多い(25歳程度)

診療を受けるには

専門外来は予約制。要紹介状。

累積症例数または患者数

平田医師個人でこの10年で約8,000名

年間症例数

平田医師のみで年間800名の頭痛患者をみている

医師のプロフィール

経歴
1980年3月 獨協医科大学医学部卒業
1986年3月 獨協医科大学院修了
1986年8月 Zurich大学神経学教室研究員
1988年2月 獨協医科大学神経内科講師
1996年4月 獨協医科大学内科学(神経)主任教授
2004年4月 認知症疾患センター長併任(22年4月より副センター長)
2010年4月 獨協医科大学病院臨床研修センター長併任
2011年4月 獨協医科大学付属看護専門学校長併任
2014年4月 獨協医科大学病院副院長
所属学会・認定・資格

日本神経学会専門医・指導医、日本頭痛学会専門医・指導医、日本脳卒中学会専門医、日本老年精神医学会専門医・指導医、日本内科学会認定医・指導医、日本睡眠学会認定医、日本臨床神経生理学会認定医、日本医師会産業医

予防に心がけたいこと

寝不足、空腹、極度な緊張とリラックスは頭痛につながるので、規則正しい生活を送る。適当な運動は有効だが、激しい運動は逆効果になる。

発信メディア(ホームページ、ブログ、Twitter、facebook等)

平田幸一先生のウェブサイト: