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川嶋 朗 医師 (かわしまあきら)

川嶋 朗 (かわしまあきら) 医師

一般財団法人東洋医学研究所附属クリニック(東京都)
自然医療部門
東京有明医療大学保健医療学部鍼灸学科 教授

専門

統合医療、代替医療、自然医療、内科(冷え症など)、腎臓病学、血液浄化、膠原病、高血圧

医師の紹介

川嶋朗医師は、日本の大学として初めて統合医療の診療をおこなう施設である東京女子医科大学附属青山自然医療研究所クリニックを開設し、2014年4月より現職。近代西洋医学と代替・相補・伝統医療を統合した医療をめざして日々診療をおこなっている。なによりも患者の生活の質を尊重した診療姿勢には、治療を受けた多くの患者からも共感と信頼が寄せられている。ベストセラーとなった『心もからだも「冷え」が万病のもと』(集英社新書)など著作も多く、自然治癒力を高めみずからの体を強くしていく自然医療の考え方を広めるのに大いに貢献している。

診療内容

みずからを統合医療に従事する医者として、おそらく日本で一番冷えのつらさに悩む患者を多く診てきた医療従事者だと語る川嶋医師。それなのに、冷えそのものはそれほど問題ではないという。
「冷えは周囲にはわかりづらいものなので、自身にとっては本当につらいものですが、実は日常生活を改善することで克服することができます。そのポイントは“冷やさない・温める・体が気持ちいいと感じる”の3つだけです」(川嶋医師)
体が気持ちいいというのは「たとえば、湯たんぽを太ももの上に乗せたらどうですか? 冷え症の人なら気持ちいいと思うはずです。温かい飲み物を飲んであったかい、と思うのも、お風呂につかって気持ちいいと思うのも、すべて冷えた体が喜んでいる証拠です。つまり体が喜ぶようなことをしてあげればいいのです」(川嶋医師)
逆に、夏に肌を露出してエアコンの冷たい風にあたったり、冷たい飲み物ばかりを飲んでいたら、体が冷えるのは当たり前であり、体は悲鳴をあげる。
「そうならないよう、夏でも太ももや二の腕などはなるべくカバーして冷やさないように心がけることが大切で、体を冷やさない服装や温かい飲み物を飲むような習慣を身につけておけば、おのずと冷えの症状も改善されていきます。早寝早起き、寝る直前にぬるいお風呂にゆっくりつかるなど、以上に挙げたことはすべて生活習慣を改めるだけのことです。ですから、冷え自体はそれほど問題ではないと言ったのです。もちろん最終的には適度な運動(自分にとって少々きついと感じられる運動)を日々実践することで、冷えない身体を作っていただきたいと思っています」(川嶋医師)
冷えには重大な病気が潜んでいることもあり、それが体の発するサインだというケースも多い。
「冷え自体には問題がなくても、冷えが重大な病気(がん、うつ、不妊など)を誘発することもあります。冷えが病気を呼び、病気が冷えを呼ぶ。そんな負のスパイラルにおいちる場合があります。ですから、冷えを克服するということは、病から自分を遠ざけ健康な生活を送ることにもつながるのです」(川嶋医師)
そもそも冷えとは何なのか? 川嶋医師によれば、低体温そのものも冷えだが、その人が寒いと感じることも冷え、だという。
「手足や背中、腰などが寒いと感じたら、それは冷えであり、気温や体温などは関係ありません。つまり、冷えというのは個人的な感覚でもあるのです。自分が寒いと感じたのなら、それは冷えているということです。寒いと感じているということは、体が望んでいない状態にあるわけですから、さきほど言ったような冷え対策を実践することが大切です」(川嶋医師)
しかし、西洋医学では冷えという概念がないため、西洋医学のみの保険医療では冷えに対する直接的な治療はできないのが現状だという。これに対して、漢方医学では冷えという概念もそれに対する処方もあり、古くから研究がなされてきた。
「私にはどちらがいいとか、悪いとか、そういう考えはありません。西洋医学も東洋医学も、代替医療もすべて活用します。それがいいものであれば、こだわりなく取り入れ、治療に利用しています。それが私のスタンスです」(川嶋医師)
同院では自然治癒力を高めることを目的に、自然医療を実践。体質的に虚弱である人や冷え・こり・めまい・頭痛などいわゆる自律神経失調症(病気 とは言えない状態)に悩む人、さらには西洋医学的には難治性である疾患(末期がん、慢性疲労症候群、心身症、老化現象その他)を抱える患者も積極的に受け入れている。
また「よりよく生きる」「悔いのない、満足のいく人生を送る」ための心得として「自分の理想的な死とは何か」を考え、QOD(クオリティ・オブ・デス=死の質)を充実させることを提案し、本質的な医療の改革を目指している。

診療を受けるには

紹介状は不要だが、予約制のため事前に電話による予約が必要。待ち時間はほとんどない。

医師のプロフィール

経歴
1983年 北海道大学医学部医学科 卒業
1983年 東京女子医科大学第4内科入局研修医
1985年 東京女子医科大学第4内科医療練士
1986年~1990年 東京女子医科大学大学院医学研究科 医学博士
1990年 東京女子医科大学第4内科助手
1993年~1995年 Harvard Medical School & Massachusetts General Hospital留学
2001年 東京女子医科大学腎臓病総合医療センター内科&血液浄化部門講師
2002年 東京女子医科大学附属成人医学センター講師(兼任)
2003年 東京女子医科大学附属青山女性・自然医療研究所 副所長・講師(東京女子医科大学附属青山自然医療研究所クリニック 所長)、東京女子医科大学附属東洋医学研究所 講師(兼任)、東京女子医科大学附属青山病院 講師(兼任)
2004年 東京女子医科大学附属青山女性・自然医療研究所 自然医療部門 准教授、東京女子医科大学附属東洋医学研究所 准教授(兼任)、東京女子医科大学附属青山病院 准教授(兼任)
2014年 東京有明医療大学保健医療学部鍼灸学会 教授、一般財団法人東京医学研究所附属クリニック自然医療部門担当
現在に至る
所属学会・認定・資格

日本内科学会(認定医・総合内科専門医・指導医)、日本腎臓学会(学術評議員・認定専門医・指導医)、日本透析医学会(認定専門医・指導医)、日本医工学治療学会(評議員・外保連委員)、日本統合医療学会(理事・認定医・指導医)、日本ホメオパシー医学会(理事・認定医・専門医)、National Guild of Hypnotists(認定催眠療法士)、American Board of Hypnotherapy(認定催眠療法士)、日本予防医学会(理事)、日本東方医学会(理事・学術委員)、国際生命情報科学会(ISLIS)(理事)、日本ホリスティック医学協会(理事)、日本抗加齢医学会(評議員)、ホルミシス臨床研究会(代表理事)、血めぐり研究会(代表)、NPO統合医療塾(塾頭)など

主な著書(編集・共著含む)

『医者が教える行ってはいけない病院、間違いだらけの健康法』(2015年 洋泉社)amazonでみる⇒
『子どもは体を温めると頭がよくなる: 体温を上げるだけで、脳と心が元気になる! (知的生きかた文庫)』(2015年 三笠書房)amazonでみる⇒
『健康法で死なないための42のカルテ 』(2015年 水王社)amazonでみる⇒
『家庭の医療費をかしこく節約する77の方法』(2015年PHP研究所)amazonでみる⇒
『病気で死なない生き方33 普通の医師には教えられない』(2014年 講談社)amazonでみる⇒
『あたため美容部 温活レシピ―免疫力が高まる ドリンク スープ おかゆ ボリュームサラダ スイーツ』(2014年 主婦の友社)amazonでみる⇒
『スムージーバイブル 食材と病気の解説とともに今日から始める手作りスムージー400レシピ (Healthy Eating)(2014年 医道の日本社)amazonでみる⇒
『ジュースバイブル 食材と病気の解説とともに今日から始める手作りジュース350レシピ (Healthy Eating) 』(2014年 医道の日本社)amazonでみる⇒
『医者に聞きたくても聞けない がんの質問41 』(2014年 宝島社)amazonでみる⇒
『ボケたくなければカレーを食べなさい 医者が教える「カレーが健康によい理由」 (Y’s BOOKS)』(2014年ワイズファクトリー)amazonでみる⇒
『「無理する自分」を捨てれば病気は逃げてゆく』(2014年 主婦の友社)amazonでみる⇒
『自癒力』(2014年KKベストセラーズ)amazonでみる⇒
『弱った体が蘇る41の方法』(2014年KADAKAWA)amazonでみる⇒
『逆に病気を呼びこんでいる44の健康法』(2014年 宝島社)amazonでみる⇒
『患者力のすすめ』(2014年 幻冬舎ルネサンス)amazonでみる⇒
『医者が患者に知られたくない治療の真実』(2014年きこ書房)amazonでみる⇒
『ヘルシーエイジングのための自然医療』(2014年 医学と看護社)amazonでみる⇒
『医者にはがんは治せない 自分の力で病気を治す30の方法』(2013年 宝島社)amazonでみる⇒
『医者が教える人が死ぬときに後悔する34のリスト』(2013年アスコム)amazonでみる⇒
『エアコンを3℃上げれば寿命が延びる』(2013年 宝島社新書)amazonでみる⇒
『冷えとりの教科書』(2012年マイナビ)amazonでみる⇒
『医師が教える冷え取り生活のススメ』(2012年アスペクト文庫)amazonでみる⇒
『医師が教える幸福な死に方』(2012年 角川SSC新書)amazonでみる⇒
『取り戻せ、“自然治癒力”統合医療で治す!』(2012年 世界文化社)amazonでみる⇒
『代替医療で難病に挑む』(2012年ペガサス)amazonでみる⇒
『生姜健康法』(2012年サンライズ)amazonでみる⇒
『子供の体温をあげれば学力が上がる!』(2011年 阪急コミュニケーションズ)amazonでみる⇒
『やせる!冷え取り習慣66』(2010年 講談社)amazonでみる⇒
『58歳からの人には言えないからだの悩み』(2010年 講談社)amazonでみる⇒
『ドライヤーお灸』(2010年 青山出版社)amazonでみる⇒
『一生毒をためない生活』(2010年 永岡書店)amazonでみる⇒
『「見えない力」で健康になる』(2010年サンマーク出版)amazonでみる⇒
『川嶋流がんにならない食べ方』(2010年 小学館)amazonでみる⇒
『「冷えとり」で体内酵素を活性化する方法』(2010年 主婦の友社)amazonでみる⇒
『体を温めて健康になる100の法則』(2010年リイド社)amazonでみる⇒
『冷え克服法』(2010年エクスナレッジ)amazonでみる⇒
『クールな男は長生きできない』(2009年オレンジページ)amazonでみる⇒
『病気にならないカラダ温めごはん』(2009年アスペクト)amazonでみる⇒
『太らない病気にならない体のつくり方』(2009年 実業之日本社)amazonでみる⇒
『冷え取り美人』(2008年アスペクト)amazonでみる⇒
『病気は心のメッセージ』(2008年PHPファクトリー・パブリッシング)amazonでみる⇒
『すべての病は「気」から!』(2008年 大和書房)amazonでみる⇒
『心もからだも「冷え」が万病のもと』(2007年 集英社新書)amazonでみる⇒
『ナースのための補完・代替医療の理解とケア』(2004年 学研)amazonでみる⇒

予防に心がけたいこと

予防にはあいうえお(愛=あい・運動=う・栄養=え・温活=お)が重要。
温活による予防:太ももに湯たんぽを置く。二の腕や腰、首を温める。靴下を5本指のものにしたり2枚はいたりする。冷たい飲み物を控える。大股・速足でウォーキングをする。階段を使う。乗り物内では座らない。根菜、ニラ、しょうがなど体を温めてくれる食物を摂取する。

費用のめやす

【初診の場合】初診料5,000円+診察料14,000~20,000円(60分)=合計19,000~25,000円
【再診の場合】診察料7,000~10,000円(30分)=合計7,000~10,000円