ドクターズガイド

岩﨑 晧 医師 (いわさきあきら)

岩﨑 晧 (いわさきあきら) 医師

イムラック泌尿器科(神奈川県)
院長 男性泌尿器科
横浜市立大学附属市民総合医療センター
生殖医療センター(泌尿器科) 客員教授

専門

男性生殖医学、男性性機能、男性学(アンドロロジー)疾患

医師の紹介

岩﨑晧医師は非常勤で横浜市立大学附属市民総合医療センターの生殖医療センターで月2回、男性不妊外来に従事し、加えて精路の再吻合術や顕微鏡下精巣内精子採取術などの手術に若手医師の指導のため加わっている。また、前任地の横浜市立みなと赤十字病院においても、非常勤医師として生殖医療関連手術を行っているほか、自身のクリニックを開業して診療を始めた。難治のEDや加齢男性性腺機能低下症(いわゆる男性更年期障害)の治療に定評がある。

診療内容

横浜市立大学附属市民総合医療センターでED治療に関するアンケート調査を行ったところ、ほとんどの患者が「経口剤がなければ来院しない」「経口剤以外の治療を希望しない」と回答した。患者は簡単なED治療のみを希望していることを改めて痛感したという。
初診の説明で帰ることが多かった中高年男性だが、最近では経口剤の処方を希望するようになり、60歳代の患者も増加傾向にある。40~50歳代の方は、お酒を飲んで失敗して次も不安を抱えて臨んだために失敗し、EDに陥ったという二次的な心因性EDが多くみられた。こうした ケースでは「剛速球を投げられなくなったらカーブやスライダーをマスターすればどうですか」「100mを10秒で走らなくても15秒で走る楽しみを頭で考 えて行えばいいんですよ」などとカウンセリングし、経口剤があればより効果的だと伝える。
「心因性EDはあせって失敗するので、経口剤で勃起を維持すれば余裕が生まれるためうまく行く。何回か成功すると自信も回復され、やがて経口剤は必要なくなることも少なくない」(岩崎医師)
ED治療には「医療機関によって、それぞれの役割分担がある」とも話す岩崎医師。「大学病院では、各種の検査を行い集積したデータを分析して、より良い治療にするための情報提供をする義務があり、その情報を受けたクリニックの泌尿器科医は基礎的な原因を把握したうえで、経口剤で効果がみられない患者へは他の治療を勧めていく。状態をよく把握し 患者さんのニーズに合わせた治療法を考えます」(岩崎医師)
岩崎医師の場合、横浜市立大学附属市民総合医療センターの外来での診察(検査)とイムラック泌尿器科にての治療と、初診から検査、診断、治療までトータルで行うことが出来る。
岩崎医師は「心療泌尿器科医を目指しています。不妊治療を目的とした若いEDの患者さんや他の機関で処方を受けただけではうまくいかなかった加齢性EDの方、悩み多き加齢男性性腺機能低下症(LOH症候群)の患者さんなどに来て頂ければと考えています。また、男性不妊症ではないかと悩んでおられる患者さんの横浜市近辺の専門機関への窓口になれればと思っています」とあつく語る。

診療を受けるには

【生殖医療センター外来】第2・4金曜の午後のみ診療。要予約(TEL:045-261-5656)

【イムラック泌尿器科】月曜~木曜(9:00~12:00、15:00~17:00)に泌尿器科全般の診療。
要予約(横浜市上大岡西:TEL:045-845-9620)
(水曜日・木曜日の午後を男性科外来とするために、優先的に単位時間を長くとっている。新規受診希望の場合はこちらに予約を)

累積症例数または患者数

現在までの累積症例数:精路再建術 約60例、精索静脈瘤手術 約80例、精巣内精子採取術など 約100例 など(横浜市立大学とその関連病院において)

年間症例数

年間症例数: 約100例(男性不妊症:約30例、ED:約45例、男性更年期障害:約25例) 
年間生殖医医学関連手術件数 約5例

医師のプロフィール

経歴
1971年 横浜市立大学医学部 卒業 泌尿器科学講座入局
1987年 横浜市立大学医学部 泌尿器科学講座 非常勤講師
      横浜赤十字病院泌尿器科副部長
1989年 マギール大学医学部 泌尿器科学講座 研究所 客員教授
1993年 横浜赤十字病院 泌尿器科 部長
2002年 横浜市立みなと赤十字病院 泌尿器科 部長
2012年 横浜市立大学 泌尿器科学講座 客員教授
所属学会・認定・資格

日本泌尿器科学会専門医・指導医
、日本性機能学会専門医、日本生殖医学会生殖医療指導医

主な著書(編集・共著含む)

“Reactive oxygen species and human spermatozoa”『The male germ cell:Spermatogonium to fertilization 』436-444, 1991、The New York Academy of Science(New York)
C.Gagnon,A.Iwasaki,E.De Lamirande,N.Kovalski
『男性不妊症の臨床-精管造影』(2007年メディカルビュー社)amazonでみる⇒
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予防に心がけたいこと

男性不妊症:結婚して通常の性生活を行い1年以上妊娠の兆候の無い場合は、出来るだけ早期の受診を。 
ED:心配になった時点で早めに受診を。早いほど回復する力が大きい。
加齢男性性腺機能低下症(LOH症候群):65歳以前であれば、診断のために抗鬱剤服用開始前の受診を勧める。しかし、御高齢の方であれば、加齢による身体の変化に気持ちがどうしても追いつくことが出来ずに、精神的な葛藤が持続する時点で来院しても心配ない。予防としては、いずれの疾患の場合もストレス、肥満(比較的急激な)が大敵で、特にメタボには注意が必要。

費用のめやす

【横浜市立大学附属市民総合医療センターにて】
・精巣内精子採取術:2~3日間入院、3割負担で約5万円
(来年1月より自費診療になる予定。その際には局所麻酔で約9万円、全身麻酔で約20万円)
・精索静脈瘤手術(腹腔鏡下手術):3日間入院、3割負担で約12万円
・精路再建術:5日間入院、3割負担で約12万円

【イムラック泌尿器科にて】ED(保険外診療):初診時、約1万円。再来時、2~5千円+薬剤費など