ドクターズガイド

岩垂純一 医師 (いわだれじゅんいち)

岩垂純一 (いわだれじゅんいち) 医師

岩垂純一診療所(東京都)
所長 肛門科

専門

大腸肛門疾患

医師の紹介

岩垂純一医師は、日本臨床肛門病学会の理事長を務める、痔・肛門疾患の第一人者。30年以上にわたり痔・肛門疾患の治療に携わり、社会保険中央病院(現・JCHO東京山手メディカルセンター)勤務時代は、年間2,000例以上の手術を執刀した豊富な経験を持つ。同院退職後は東京・銀座に自らの診療所を開設し、入院を伴うことの多い肛門疾患手術において日帰りを実現。負担の少ない治療に患者の信頼も厚く、海外からも患者が訪れている。テレビや講演でのわかりやすい解説にも定評がある。

診療内容

岩垂医師がかつて勤務した社会保険中央病院(現・JCHO東京山手メディカルセンター)は、国内初の大腸肛門病センターを開設したことで知られる。同センター長を経て、2006年に満を持してオープンしたのが、自ら所長を務める岩垂純一診療所だ。外来は完全予約制。患者一人一人に十分な時間をかけ、マンツーマンで痔や肛門病の診察・治療にあたっている。

「痔の治療といえば、一般的に手術が第一だと思う人が多いですが、実際には保存療法が基本です」と岩垂医師は話す。痔の中で半数を占める痔核で受診する患者のうち、90%は手術に至らず、保存療法での治癒が見込めるという。残る10%は外科的な処置の適用となり、根元をゴム輪でしばって痔核を壊死させる「ゴム輪結紮療法」のほか、主流となっているのは痔核を切除する「結紮切除術」である。痔核に血液を送り込む血管をしばり、痔核を切除する方法だ。通常は7~10日の入院を要するが、手術の翌日から歩行できるほど、患者に負担の少ない手術だという。

痔核の治療は近年大きく進化し、痔核を切除する方法に加えて、注射による治療も増えている。内痔核に対して硬化剤(フェノールアーモンドオイル)を用いる「注射療法」(硬化療法)や、最近広く行われている「ALTA療法」である。ALTAとは硫酸アルミニウムカリウムタンニン酸という薬液で、ALTA療法はジオン注射とも呼ばれる。薬液を注射することで内痔核が線維化して小さくなり、脱出を防ぐことができるという。従来の痔核を切除する手術と違って、痛みが少なく、長期間入院する必要もない。ALTA療法と結紮切除術を併用するケースも増えつつある。

同診療所では、如何なる程度の重症の痔であっても、入院しないですむ日帰り手術(Day Surgery)を原則としている。入院を伴う手術以上に、快適・安全・完全に治すために必要となる麻酔、処置、材料、薬については最良のものを使用しているという。「これにより、日常生活に支障をきたさない、患者に負担の少ない治療をめざしています」(岩垂医師)。

同診療所は、自費診療のみとなる。理由は、患者さんの話をきちんと聞く時間を割き、納得した上で治療を進めることにある。じっくりと患者さんと向き合うことが大きな特徴だ。診察や手術、そして治るまでのすべてを岩垂医師が一貫して治療するというのも心強い。「いかに嫌な思いをしないで、かつ痛くなく、早く、きれいに、そして確実に痔を治すかを目的とした診療所です。現時点で考えられる最高の医療を提供し、術後の負担が少なく、安全かつ根治的に治すことをめざしていきます」(岩垂医師)。

診療を受けるには

診療は月曜~土曜の10~12時。月曜・水曜は午後15~17時も行う。ただし金曜は手術のみ対応。
電話による完全予約制。電話受付は、平日9~17時、土曜日9~13時。
時間内に電話できない場合はクリニックHPの予約フォームでの予約も可能。

年間症例数

社会保険中央病院(現・JCHO東京山手メディカルセンター)勤務時代は年間2,000例以上の肛門手術を執刀。
現在も、手術日には10例の手術を執刀。

医師のプロフィール

経歴
1973年 群馬大学医学部卒業
1978年 社会保険中央総合病院大腸肛門病センター(現・JCHO東京山手メディカルセンター)医員
1987年 社会保険中央総合病院大腸肛門病センター医長
1990年 社会保険中央総合病院大腸肛門病センター部長
1996年 社会保険中央総合病院副院長
1998年 社会保険中央総合病院大腸肛門病センター長
2006年 岩垂純一診療所開設
所属学会・認定・資格

医学博士、日本臨床肛門病学会 理事長、内痔核治療法研究会 代表世話人、日本大腸肛門病学会 指導医・専門医、第60回日本大腸肛門病学会総会 会長

予防に心がけたいこと

排便時は無理にいきまず、排便後は清潔にする。血行を良くするために毎日入浴すること。
食物繊維は腸の中で水分を吸収してふくらみ、便が柔らかくなる。腸の蠕動運動も高まるので、しっかり摂取するとよい(大豆、干しシイタケ、ごぼう、さつまいも、切り干し大根、納豆など)。水分も十分に摂ること。アルコールや辛いもの、香辛料などは避けよう。
適度な運動も腸の活動を促進するためぜひ取り入れたい。

費用のめやす

質の高い診療を提供するため、自由診療としている(健康保険不可)。
初診料は、診察・検査代を含み10,000円、再診料は3,000円(いずれも薬代は別途)。
手術費用は病気の種類や程度によって異なるため、診察後に応相談。

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