ドクターズガイド

小林弘幸 医師 (こばやしひろゆき)

小林弘幸 (こばやしひろゆき) 医師

順天堂大学医学部附属順天堂医院(東京都)61病院のクチコミ
総合診療科、救急プライマリーケアセンター
病院管理学研究室教授
総合診療科研究室教授

専門

小児外科学、肝胆道疾患、便秘、Hirschsprung's病、泌尿生殖器疾患、外科免疫学、スポーツ医学、医療訴訟

医師の紹介

ロンドン大学付属英国王立小児病院など、世界的に有名な小児外科病院で、数多くの症例や外科手術を経験。順天堂大学に日本初の便秘外来を開設し、これまで1万人以上もの便秘患者を診察している。他の大学病院からも診断を依頼され、国際的な学会でも指導的立場で活動を行っている。自律神経研究の第一人者でもあり、自律神経のバランスを意識的にコントロールすることで、心身のパワーを最大限発揮できると主張。数多くのトップアスリートのコンディショニング、パフォーマンス向上指導にかかわっている。

診療内容

「便秘の診断はまず腹部のエックス線画像を撮ります。高齢者はさらに大腸の内視鏡検査も受けていただく。なぜなら、女性の場合はお産の経験があると直腸瘤が、高齢者では大腸がんが、便秘の原因として潜んでいる場合があるからです。昨年は8,000~9,000人を検査して10人ぐらい見つかりました。ほかにも検査によって、糖尿病、甲状腺機能低下症などが見つかることもあります。糖尿病はほとんど便秘になる病気です。便秘をあなどってはいけません」(小林医師)
「大学病院だからといって特別なことはしません。もちろん、検査はしっかり行うし、他科と連携して治療することもあります。基本的には生活習慣、特に食事と運動の指導をします。便秘には、いくつかの型がありますが、治療法は腸内環境を整えるに尽きます。なぜなら便秘の原因は生活習慣だからです。一日3食をしっかり食べて、あとは発酵食品と食物繊維を摂ること。運動も重要で、私はセルエクササイズというのを考案し、お勧めしています。これは細胞を活性化させるエクササイズなのですが、実行していただければ7割は治ります」(小林医師)
ただし、便秘の患者の3割は便秘ではないという。
「強迫観念と言うか、毎日出さなきゃいけないと思いこんでいる方もいます。1日出ないだけで下剤を飲んでいるような。そういう方には、レントゲン写真を見せて、あなた便秘ではありませんと言ってあげる。すると、それでもう治ってしまう方も3割います。これだけ情報がある時代でも、案外みなさん判っていないものです」(小林医師)
小林医師が心がけているのは「患者さんの悩みを聞いてあげること」だという。
「患者さんはそのために来院されているわけですから、突き放すわけにはいきません。ここは最後の砦。私が突き放したら、患者さんはほかに行くところがなくなります。完璧には治らない人もいますが、少しでも改善するよう、一緒に治そうという姿勢が伝わることが大事だと考えています。患者さんは本当に困り果てて来院するので、診察後には表情が変わります。当初は暗い顔をしていたのが、1~2か月後には見違えるほど明るくなるのです。病気とはそういうものです。それぐらい苦しいのです。もっとすごい病気だと思ってくる人もいるので、便秘だから大丈夫と、否定してあげるのも重要です」(小林医師)

診療を受けるには

救急プライマリーケアセンター受付にて受診予約の上、紹介状持参。便秘外来の予約は6カ月待ち。

累積症例数または患者数

40,000人

年間症例数

2,400人

医師のプロフィール

経歴
1987年3月 順天堂大学医学部 卒業
1988年4月 順天堂大学大学院医学研究科入学(小児外科)
1987年6月 順天堂大学附属順天堂医院外科 研修医
1989年5月 順天堂大学大学院医学研究科 大学院生
1991年7月 ロンドン大学付属英国王立小児病院外科 研修医
The hospitals for sick children Great Ormond Street ,London-senior house officer(臨床研修)
1992年2月 トリニテイ大学附属小児研究センター 研究員
Children Research Centre Our Lady's hospital for sick children Dublin, Ireland-senior research fellow
1992年3月 順天堂大学大学院医学研究科卒業
1994年1月 アイルランド国立小児病院外科 研修医
National Children's Hospital Harcourt Street, Dublin, Ireland-surgical registrar(臨床研修)
1995年1月 順天堂大学医学部小児外科学 助手
1996年4月 順天堂大学医学部小児外科学 臨床講師
1999年4月 順天堂大学医学部小児外科学 講座講師
2003年1月 順天堂大学附属順天堂医院医療安全対策室 副室長
同年4月 順天堂大学附属順天堂医院 医療安全管理者
同年7月 順天堂大学医学部小児外科学 助教授
2006年11月 順天堂大学医学部病院管理学研究室 教授
同年11月 順天堂大学医学部病院総合診療科研究室 教授
現在に至る
所属学会・認定・資格

【所属学会】英国小児外科学会(評議員) 、日本小児外科学会(評議員、庶務委員、機関誌委員、 Pediatric Surgery International Publication Committee委員) 、専門医認定制協議会(広報幹事) 、日本外科学会(邦文誌編集幹事) 、日本救急医学会関東地方会(幹事) 、外科クリニカルビデオフォーラム(幹事) 、日本小児泌尿器科学会(評議員) 、日本小児放射線学会(編集幹事) 、日本小腸移植研究会(幹事) 、日本臨床外科学会 、日本周産期新生児医学会 、日本内視鏡外科学会 、日本救急医学会 、日本内視鏡学会
【資格】日本医師会認定産業医 、日本医師会認定健康スポーツ医 、日本体育協会公認スポーツドクター 、日本小児外科学会認定医 、日本外科学会認定医 、日本小児外科学会専門医 、日本小児外科学会指導医 、日本外科学会専門医

主な著書(編集・共著含む)

『(029)自律神経を変える「たった1ミリ」の極意』(2014年4月ポプラ新書 こ 2-1)amazonでみる⇒
『「怒らない体」のつくり方――自律神経を整えるイライラ解消プログラム』(2014年3月 祥伝社)amazonでみる⇒
『うまくいく人は、なぜ「自律神経」を意識しているのか? 体幹を鍛え、「軸」をつくりだす「1日30秒」セル・エクササイズ』(2014年2月イースト・プレス)amazonでみる⇒
『自律神経を整える「あきらめる」健康法 (角川oneテーマ21)』(2013年8月 角川書店)amazonでみる⇒
『その神経(バランス)じゃ調子わるくもなりますよ』(2013年8月 青春出版社)amazonでみる⇒
『超一流の人の「健康」の極意(一般書)』(2013年2月ポプラ社)amazonでみる⇒
『自律神経を整える。ストレスに勝つ! (「これ」だけ聴けば副交感神経が3分でアップする!)』(2013年2月 世界文化社)amazonでみる⇒
『腸が健康になれば面白いほど人生がうまくいく読む便秘外来』(2013年1月 集英社)amazonでみる⇒
『「これ」だけ意識すればきれいになる。』(2012年3月 幻冬舎)amazonでみる⇒
『みだれない生き方─意識するだけで結果に愛される27のヒント』(2012年 東洋経済新聞社)amazonでみる⇒
『ゆっくり生きれば、遠くまでいける~副交感神経で「最高の人生」を手に入れる』(2012年 大和書房)amazonでみる⇒
『便秘・ダイエット・不眠・ストレスに効く! ! セル・エクササイズ (学研ヒットムック)』(2012年 学研マーケディング)amazonでみる⇒
『なぜ、「これ」は健康にいいのか』(2011年サンマーク出版)amazonでみる⇒
『便活ダイエット』(2011年ワニブックス)amazonでみる⇒
ほか多数

予防に心がけたいこと

腸内環境を整える。

費用のめやす

保険診療範囲内