ドクターズガイド

寺井千尋 医師 (てらいちひろ)

寺井千尋 (てらいちひろ) 医師

自治医科大学附属 さいたま医療センター(埼玉県)12病院のクチコミ
リウマチ膠原病科
科長、教授

専門

リウマチ性疾患、膠原病、痛風、アミロイドーシス

医師の紹介

東京大学、虎ノ門病院で腎臓病、膠原病の研修後、東京女子医科大学膠原病リウマチ痛風センターにてリウマチ学の診療と研究に従事。1988年より3年間米国スクリプス研究所およびUCSDでプリン代謝の研究。帰国後、東京女子医大で講師、助教授の後、2008年より自治医科大学さいたま医療センターリウマチ膠原病科教授としてリウマチ診療の研究を続けながら、臨床現場の第一線で活躍している。同センターは地域の中核病院として、さまざまな症例が集まり、高レベルの診療を行っている。

診療内容

「痛風治療にこられる患者さんの多くは、痛風発作による急性関節炎の激痛を発症されている場合が多いのだが、当センターの場合は他のクリニックや病院からの紹介状が必要なため発作時にすぐ受診というわけにはいかない。「これまで通院していても、痛風発作や尿酸値がうまくコントロールできずにお困りの方は、紹介状をもって受診してください」と寺井医師は言う。
高尿酸血症の病態を分析し、合併症の有無などを検討した後、食事療法の指導や薬物療法を行っている。「痛風発作を繰り返すような患者さんの場合は、薬物療法はほぼ必須でしょう。薬物療法は痛風治療ガイドラインに準じて行います」(寺井医師)
当センターは地域の中核病院・急性期病院であり、難治例に対応しますが、痛風発作が落ち着き、尿酸値が安定してコントロールできるようになりましたら、かかりつけの先生にその後の治療をお願いすることになっている。

診療を受けるには

初診は医師の紹介状が必要なため痛風発作発生時などの受診には注意が必要。初診外来は、毎週月曜、火曜、水曜のみ(寺井医師は月曜、水曜)。受付時間 午前8:30~11:00

累積症例数または患者数

500人以上(膠原病・リウマチ性疾患すべてを含めれば、受診患者数は800人程度)

年間症例数

外来患者 2011年実績:新来患者数:約500名/年、再来患者数:7,000名/年
新入院患者 2011年実績:約100名/年 平均在院日数26日

医師のプロフィール

経歴
1978年 東京大学医学部 卒業
1980年 東京大学医学部附属病院第三内科、虎の門病院腎センターを経て
1986年 東京女子医科大学リウマチ痛風センター講師
1988年 米国スクリプス研究所、UCSD postdoctoral fellow
1991年 東京女子医科大学リウマチ痛風センター講師
1997年 東京女子医科大学膠原病リウマチ痛風センター助教授
2008年 自治医科大学附属さいたま医療センター 総合医学1 (リウマチ膠原病科) 教授
所属学会・認定・資格

日本内科学会、日本リウマチ学会、日本痛風・核酸代謝学会、日本腎臓学会、日本臨床免疫学会、日本炎症学会、日本人類遺伝学会

主な著書(編集・共著含む)

今日の臨床サポート「痛風(痛風発作/痛風関節炎)」医療関係(治療の教科書Web版)(2017年エルゼビア・ジャパン)
明日の友223号夏 健康特集「寺井千尋.急に関節が痛む 痛風と偽痛風」(2016年 婦人の友社)
最新医学別冊 診断と治療のABC「高尿酸血症・痛風」(2015年 最新医学社)
明日の友202号早春 健康特集「寺井千尋.関節リウマチ」(2013年 婦人の友社)
『感染症/アレルギー・免疫/膠原病(新体系看護学全書 成人看護学9)』(2012年メヂカルフレンド社)amazonでみる⇒ 
『疾病の成り立ちと回復の促進〈7〉感染症、アレルギー・免疫疾患、膠原病と類縁疾患、骨・関節・筋疾患 (新体系看護学) 』(2003年メヂカルフレンド社)amazonでみる⇒ 
『関節リウマチのある患者の看護相談室』(2003年 医歯薬出版)amazonでみる⇒ 

予防に心がけたいこと

尿酸の元となるプリン体の大量な摂取を控える事が大切です。ただし、摂取厳禁という訳ではなく、あくまでも過剰な摂取を控える程度です。過剰のビールなどのアルコールは尿酸の上昇を招きますから、ビールなら中ビン1本までなどの節制が必要です。痛風の患者さんは、肥満、糖尿病、高血圧、高脂血症などのメタボリック症候群を合併していることが多く、肥満の解消がもっとも重要な点です。また、尿路結石の合併も増えるため、1日2リットル程度の水分を補給するように心がけましょう。

費用のめやす

合併症がなければ、一般の採血検査、尿検査、胸部レントゲン、心電図程度の検査で十分。合併症によっては、検査項目が増えますが、不必要な過大な検査は行わない。