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奥山眞紀子 医師 (おくやままきこ)

奥山眞紀子 (おくやままきこ) 医師

国立成育医療研究センター病院(東京都)88病院のクチコミ
副院長 こころの診療部
部長

専門

小児精神保健、子どものトラウマ、子どもの調節障害、子ども虐待、PTSD(心的外傷後ストレス障害)

医師の紹介

奥山眞紀子医師は、子どもの心に関わる分野を専門とし、トラウマ、発達障害、不登校などのほか、虐待を受けた子どもたちの治療経験も豊富で、子どもの心をテーマにした著書も数多く執筆している。1995年に起きた阪神淡路大震災後には子どもたちへの心のケアの大切さを訴え、正しいPTSD(心的外傷後ストレス障害)の知識を広めるのに貢献した。それは2011年の東日本大震災の際にも大いに役立ち、直接・間接的に多くの子供たちを救った。厚生労働省社会保障審議会児童部会専門委員等の役職も歴任している。

診療内容

PTSD(心的外傷後ストレス障害)は、ひじょうに強い恐怖体験をした後に起きてくる障害で、1995年の阪神淡路大震災や2011年の東日本大震災後にも話題になった。また、戦争体験をした人たちがPTSDを起こすことも知られている。
「こうした障害は、実は子どもが不安から自分を守るための当たり前の反応なのです」
多くの子どもたちを治療し、阪神淡路大震災後にもPTSDについての認識を広めようと尽力した奥山医師は言う。
「大切なのはその反応をいかに減らし、いかに障害が長期化しないような環境作りをしていくかというところにあります。子どもにとって不安など、自分の気持ちを表現するのはどこかといえば、その多くは遊びの場です。ですから、できるだけ早く安心して遊ぶことのできる場を確保することが重要なポイントになります」
奥山医師は震災後に神戸の町も訪れ、支援者や被災者から体験を聞く機会を得た。
「それぞれの人に考えも及ばないような出来事があり、震災が与えた恐怖とストレスは想像以上のものがあるとわかりました。もちろん、子どもたちも例外ではありません。多くの子どもたちが心に傷を負いました。その時、私のような心の問題を扱う専門家の責任は大きいと感じました」
その経験は2011年に起きた東日本大震災の時にも活かされ、早い段階から長期に渡って子どもたちの心のケアをしていかなくては……という動きにつながった。
子どもの心に関わる問題はPTSDだけではなく、トラウマ、引きこもり、不登校などさまざまである。中でも虐待を受けた子供の問題は大きく、奥山医師が関わることも多い。
そのため少しでも子供への虐待を減らそうと、全国を飛び回り実情を訴えたり、子育て支援コミュニティなどで講演をおこなったり、精力的な活動をしている。世相の不安がさらに心の問題を複雑化しているような昨今、健全な子育てを支援する奥山医師への期待は大きい。

診療を受けるには

奥山医師は現在、初診の診療は行っていない。

医師のプロフィール

経歴
1979年3月 東京慈恵会医科大学 卒業
1983年3月 東京慈恵会医科大学博士課程修了
1984年4月 埼玉県立小児医療センター神経科医員
1986年3月 ボストンタフツ大学附属ニューイングランド・メディカルセンター小児精神科
1989年10月 埼玉県立小児医療センター附属大宮小児保健センター保健指導部医長
1998年4月 埼玉県立小児医療センター保健発達部・精神科
2002年3月 国立成育医療センターこころの診療部部長
所属学会・認定・資格

日本小児科学会、日本小児精神神経学会、日本虐待防止学会、日本トラウマティックストレス学会、American Academy of Child and Adolescent Psychiatry、Intrenational Society for Child Abuse and Neglect、International Society for Traumatic Stress Studiesなど

予防に心がけたいこと

PTSDの予防で最も大切なのは安心感の回復です。子どもにとっては保護者もしくは信頼している大人が近くにいて守ってあげることが安心感につながります。小さい子どもの場合、怖かった体験を思い出させるような刺激があった時には、抱くなどスキンシップをとって、「大丈夫、守るからね」と伝えることが必要です。
少し大きくなったお子さんは自分の体や心の変化に気づき、不安や緊張に対してリラクセーションなどを用いることができるようになることも意味があります。
なお、子どもにとって、遊びは最も大切な回復を助ける行動です。ただ、一時的に自分や他人に攻撃性が高くなる時期もあるため、子どもの遊びには大人が見守ってあげることが必要です。

費用のめやす

基本的には保険診療である。

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