ドクターズガイド

大磯直毅 医師 (おおいそなおき)

大磯直毅 (おおいそなおき) 医師

近畿大学医学部附属病院(大阪府)10病院のクチコミ
皮膚科
准教授

専門

円形脱毛症などの脱毛症、尋常性白斑などの色素異常症、アトピー性皮膚炎や接触皮膚炎などのアレルギー性皮膚疾患、遺伝性皮膚疾患、皮膚悪性腫瘍

医師の紹介

円形脱毛症など脱毛症全般のエキスパートとして、その治療と研究に従事している。初診時に症状、発症期間や家族歴、既往歴などを細かくチェックする。他の自己免疫疾患の併発の有無を適切に精査している。発症初期の急性期は進行を止める治療を優先し、長期にわたる慢性期には発毛を促す治療法がメイン。紫外線治療、内服療法、外用療法、感作源を塗って発毛を促す免疫療法など、最新の装置を備えた同院で最先端の治療を行っている。

診療内容

当科は川田暁主任教授をはじめ、17名のスタッフが在籍している。そのうち日本皮膚科学会皮膚科専門医は10名であり、専門性の高い治療を行っている(2012年10月現在)。
当科はアトピー性皮膚炎、乾癬、薬剤アレルギー、接触皮膚炎(かぶれ)、自己免疫性水疱症(天疱瘡、類天疱瘡)、太田母斑、異所性蒙古斑、ポートワイン血管腫、莓状血管腫などのアザ、皮膚悪性腫瘍(メラノーマ、有棘細胞がん、基底細胞がん、悪性リンパ腫)、膠原病(強皮症など)、日光黒子(老人斑)・肝斑・雀卵斑(シミ・ソバカス)、光線過敏症、足爪白癬(みずむし)、ざ瘡(にきび)、お年寄りにみられる皮膚病(そう痒症、乾皮症)、尋常性白斑、円形脱毛症、角化異常疾患(魚鱗癬)などを広く診療する。
当科の特色・特徴として下記の項目がある。各種のレーザー照射装置を完備し、スイッチルビーレーザー・色素レーザー・炭酸ガスレーザーなどによる治療を行っている。光老化皮膚にみられるシミに対してレーザーを含む光治療を行い良好な効果を得ている。尋常性白斑に対して光線療法、外用療法、カモフラージュ、ミニグラフトによる植皮術などを行っている。アトピー性皮膚炎に対して紫外線治療、抗原回避のための生活指導を行っており、寛解状態の維持をめざして教育入院プログラムも行っている。乾癬に対して紫外線治療、外用療法、内服療法、生物学的製剤を用いた治療を行っている。
大磯医師はその中でもとくに円形脱毛症の治療も積極的に取り組んでいる。円形脱毛症の原因ははっきりしておらず、一種の自己免疫疾患と考えられている。免疫細胞が自分の毛器官を攻撃することで、毛器官が弱って発毛できなくなると推測されている。日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドライン(2010年度版)に準拠して診療している。初診時に円形脱毛症の発症期間と罹患部位、家族歴、既往歴の確認と、併発しやすい疾患に罹患しているかどうかをチェックしている。発症初期の急性期は、脱毛症の進行を止める治療を優先する。長期間にわたる慢性期は、脱毛症の発毛を促す治療法が中心となる。外用療法として、副腎皮質ステロイド、塩化カルプロニウムなどがある。紫外線治療としては安全性の高いUVB波長のみを照射するNB-UVBやエキシマライト照射療法、直線偏光近赤外線照射療法などがある。ほかにも感作源を塗って発毛を促進させるSADBE療法や液体窒素冷凍療法なども実施している。また免疫のバランスを整える目的で漢方薬を内服する場合もある。

診療を受けるには

初診外来は、水曜・金曜9:00~14:00と第2・4土曜9:00~11:00。紹介状が望ましい。紹介状がない場合は同9:00~11:30、診療費以外に別途5,400円必要。

累積症例数または患者数

710名(直近5年間:円形脱毛症)

年間症例数

160名(直近1年間:円形脱毛症)

医師のプロフィール

経歴
1984年4月~1987年3月 大阪府立茨木高等学校
1988年4月~1994年3月 大阪市立大学医学部
1994年5月~1996年4月 大阪市立大学医学部皮膚科 研修医
1996年5月~1997年3月 池田回生病院皮膚科 医員
1997年4月~2001年3月 大阪市立大学大学院医学研究科 大学院生
2001年4月~2001年4月 大阪市立大学医学部 前期研究員
2001年5月~2003年5月 Postdoctorate, Human Medical Genetics Program, University of Colorado Health Sciences Center
2003年6月~2004年3月 済生会富田林病院皮膚科 副医長
2004年4月~2005年6月 済生会富田林病院皮膚科 医長
2005年7月~2012年3月 近畿大学医学部皮膚科 講師
2012年4月~近畿大学医学部皮膚科 准教授
所属学会・認定・資格

日本皮膚科学会、日本研究皮膚科学会:評議員、日本色素細胞学会:評議員、日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会:評議員、日本乾癬学会、日本アレルギー学会、日本皮膚悪性腫瘍学会、日本美容皮膚科学会、日本人類遺伝学会、American Academy of Dermatology, American Society of Human Genetics
  
日本皮膚科学会皮膚科専門医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、臨床遺伝専門医

予防に心がけたいこと

「患者さんには適度な運動、十分な睡眠、適切な食生活を心がけ、精神的に緊張した状態にならないように注意してもらうことで、脱毛症の予防に努めてもらっています」(大磯医師)

費用のめやす

保険診療の範囲内で検査・治療を行っている。