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大槻泰介 医師 (おおつきたいすけ)

大槻泰介 (おおつきたいすけ) 医師

てんかん病院ベーテル(宮城県)
院長

専門

てんかん

医師の紹介

大槻泰介医師は、乳幼児・小児から成人までの難治性てんかんの外科治療の名手。外科治療の目的は、脳腫瘍、瘢痕脳、皮質形成異常、海馬硬化など、てんかんの原因となる病変を見つけ、取り除くことで完治をめざす。しかし、てんかんの原因病変を見つけることは必ずしも容易ではなく、詳細な発作症状の聴取と先端的な検査で初めて明らかになることも多い。大槻医師は20年間で約500例の手術を行い、優れた治療実績を誇る。厚労省の研究班を通じ全国の「てんかん診療ネットワーク」を整備、全国どこでも治療が行われるよう活動を行う。
日本で初めての民間のてんかん専門病院ベーテルの院長に着任。有数の精密MRIと設備により、きめ細やかで適切な診断を行っている。

診療内容

てんかんは1,000人あたり5~10人と言われ、決して珍しい病気ではないが、手術で治療可能な場合があることは意外に知られていない。てんかん発作は、大脳皮質の神経細胞が突発的で異常な電気的興奮を起こすことにより起こる症状。MRIやPETなどの画像診断技術の進歩に伴い、脳にてんかん発作を引き起こす病変が見つかるケースが増えている。
原因となる病変があるものを「症候性てんかん」、病変を伴わないものを「特発性てんかん」と区別している。手術の対象は「症候性てんかん」であり、手術の成功率も高い。そのほかの場合は、抗てんかん薬を用いる。
「てんかん患者は、薬や社会生活上の制約の影響を受け、神経心理学的障害が蓄積される傾向があります」(大槻医師)
近年、小児においては、難治てんかんによって引き起こされた発達障害が、早期の外科治療によって発作が消失し、回復する可能性があることが知られている。つまり、難治てんかんの治療に際しては手術を選択することが重要。そのための早期発見と早期治療が課題となっている。一方で、専門医とされる神経内科医でも、手術は危険で効果が小さいと思いこんでいる場合が多く、手術の選択肢が示されていいない場合もあるという。
しかし画像診断の進歩で、てんかんの原因となる病変が正確に特定されやすくなった。このため手術の成績は飛躍的に向上しているという。
「手術で治るてんかんもあります。これまでは難しいとされた場所も手術ができるようになりましたし、後遺症も減っています」(大槻医師)
常に手術の正しい知識と有効性の理解を訴えている。

診療を受けるには

完全予約制。TEL:0223-24-1211。平日:9:00~16:00、土曜日:9:00~12:00。

医師のプロフィール

経歴
1979年3月 東北大学医学部 卒業
1985年3月 東北大学医学部大学院 修了
1986年1月 国立療養所宮城病院脳神経外科医長
1990年4月 東北大学医学部脳神経外科非常勤講師
1998年9月 (財)広南会広南病院脳神経外科副部長
1998年11月 国立精神・神経センター武蔵病院手術部長
2002年4月 国立精神・神経医療研究センター病院脳神経外科診療部部長、同 てんかんセンター長
2016年1月 てんかん病院ベーテル 院長
所属学会・認定・資格

日本てんかん学会(専門医、評議員)、日本脳神経外科学会(専門医)、米国てんかん学会、米国脳神経外科学会、日本てんかん外科学会(世話人、2005年度会長)、日本定位・機能神経外科学会(理事)、日本ニューロモデュレーション学会(理事)

主な著書(編集・共著含む)

『てんかんが怖くなくなる本』(2016年 法研)amazonでみる⇒
『Hemispherotomy and multilobar surgery、Pediatric Epilepsy Surgery』(2016年 John Libbey Eurotext)
『稀少難治てんかん診療マニュアル―疾患の特徴と診断のポイント―』(2013年 診断と治療社)amazonでみる⇒
『Epilepsy surgery and neuropsychiatry、 Neuropsychiatry issues in epilepsy』(2010年 Johon Libbey)
『難治性てんかんの外科治療』(2007年 診断と治療社)amazonでみる⇒
『わが国のてんかん外科の現状、カレントテラピィー、vol25』(2007年)
『小児のてんかん外科治療(特集大きく変わりつつある治療法)(小児内科)』(2007年)
『脳神経外科学大系10(定位・機能神経外科) てんかんの病型分類と手術適応』(2005年 中山書店)amazonでみる⇒
『痴呆の画像診断 13C-MRS -痴呆性疾患への応用-』(2004年 永井書店)amazonでみる⇒
など多数